嵐の屋久島旅B〜ヘロヘロの終幕〜 18.8/14

この日は、怒涛の屋久島旅第3日目。
あっというまに最終日というような次第なのですが、
前編をご覧になった方はご存知のようにもう満身創痍状態(-_-;
そのため、早朝起きた時、この日のキャッチコピーを
『探求より生還』
と明確に定め、とりあえず無事の帰還を最大の目標とすることに(笑
すると、案外すんなりと下山しちゃって時間が余ったりしましたし、
その間にいくつかは嬉しい出会いもあったものの、
予想通りの機材トラブルや、予想もしない負傷もあり
本当にヘロヘロフラフラ状態での引き上げと相成ったのでした(^^;

<1>屋久島各所

  
というわけで、この日はまだ薄暗いAM4時から動き始めました。
理由は2つ、『とっとと山を下ってしまいたいから』と、『寝れなかったから』(笑
下りなのにハードコースで、こりゃ登ってくる側だと死にそうだな、と思いつつ急ぐと
薄明るくなった頃に新高塚小屋(左)に到着。やっぱり昨晩は満員だったそうで。
その後、屋久杉(右)にもお逢いできましたが、ものすごい濃霧の中で感激も薄め…

  
いい感じに咲いているサンショウソウ(左)にも遭遇。
ウィルソン杉(右)も見れたけど、中に入ってハートマークを探そうって気にはなれず(-.-;

  
沢沿いでは、これも憧れのヤクシマスミレを発見!
でもかなり暗い上にズブ濡れでわかりやすいショットは撮れず、
また他の場所でも逢えるかなと思いきや、これっきり二度と逢えなかったのでした…

  
さらにうすくらい場所でヤクシマアリドオシラン(左)を何箇所か見つつ下っていくと、
ようやくトロッコ道(右)に到着。おお、意外に早かったやん♪♪

  
一息ついて見渡すと、あたりにはチャボシライトソウが多数。
残念ながら花の残っている株は皆無でしたが、いつか花も見たいもので。

  
オオゴカヨウオウレン(左)もパラパラとありました。
よくわからんスミレ(右)にも遭遇。ヤクシマタチツボスミレ?
んで、このあたりで、すっごい数の登山者が次々とやってきてビックリ。
さすが人気コース、タイミングによっては渋滞する感じですなこりゃ。

  
ヤクシマミヤマスミレ(左)はあちこちにありましたが狂い咲きは皆無。
アジサイの類(右)もあったけど、これはなにもんだろ?

  
ちょいと意外なあたりでは、ヘッカリンドウもパラパラとありました。
花芽は着き始めていましたが、残念ながらまだ花には早いようで。

  
これもまたイイ雰囲気の巨大な杉(左)もありました。うっかり名前を忘れたけど。
その後もヘロヘロと歩いていくと、シュスラン(右)をひょっこり発見。

  
せっかくなので別の角度(左)や、花のドアップ(右)も撮影。
そういえば屋久島って野生欄の宝庫なんですよね。他のランも探してみたい。

  
クチベニタケ(左)も次々と登場。コケの中で胞子を噴出している株(右)もありました。
こいつがあるあたりは面白げな腐生植物があるイメージがあるので
頑張って探してみましたが、残念ながらヘロヘロの目では何も見つけられず。

  
延々と歩いていくと、可愛く並んだヤクシマアリドオシラン(左)に遭遇。
少し離れた場所にアマクザギ(右)もあったけど、霧がすごくて。

  
渓流の中には、あちこちにサツキの大株(左)が。花の頃見事なんだろうなぁ。
タップリ実をつけたヤマグルマ(右)なんかもご登場。

  
ヤクシマカラスザンショウ(左)もありました。
その後も、杉林の中を通り抜けるトロッコ道(右)を延々と歩いていくことに。
写真にすると実に悠然とした雰囲気ですが、いつまでもゴールが見えん(^^;

  
実をたっぷりつけたアブラギリ(左)もありました。
可愛らしい赤いキノコ(右)も発見。お名前わかんなかったけど。

  
クチベニタケはやたらとたくさんある一角がありました。
lこいつは必ず薄暗い場所にあるから可愛らしく撮りにくいよなぁ…

  
しかし、途中の休憩所でヘバッてる途中で、もんのすごい豪雨(左)になったんです!
あまりのイキオイにしばらく呆然と立ち尽くすことに。神様、まだいぢめ足りないッスか(T_T)
ようやく小雨になった頃に歩き出すと、実をつけたホソバタブ(右)を発見。

  
やがてこんな感じの渓谷(左)を何度か横切ることに。晴れてたら雄大だろうなぁ。
道端にはノリウツギ(右)も何度かご登場。晴れてたら虫方面も楽しめそうな感じやん。

  
道端にひょっこりとサワガニがご登場。これはもしや、ということで
素早いのを必死に追い掛け回してなんとか撮りましたが、残念ながらこれは
ヤクシマサワガニではなく普通のサワガニだったご様子。

  
そうこうするうちに、道端の岩場にモウセンゴケ(左)が告ぎつ後登場。
ものすごい群生している場所(右)もあって、なかなかお見応えがありました。

  
良く見ると、ムラサキミミカキグサ(左)も混じっていたのが少々ビックリ。
ホタルイとかの仲間かな?繊細な湿生植物(右)も見つかります。


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