謎な小笠原旅A〜不穏な予感アリ〜 18.4/30
  
<3>小笠原・母島各所 つづき

  
さて、気合を入れてさらにうろうろすると、ツルワダン(左)やらムニンテンツキ(右)やらは
意外なくらいアチコチで見つかりますが、期待の某種は現れる雰囲気すらなくって…

  
シマヒゲシバ(左)もパラパラ混じってました。こちらは外来種なのね。
なんか中途半端に齧られたかんじのタコノキ(右)も発見。ネズミさんだよね多分。

  
ひょこっと咲いていたオオハマボッス(左)と、その見事な枯れ穂(右)を
堪能したあたりで、ちょいと期待薄なのでこの日の挑戦は終幕とすることに(^^;

  
オカヤドカリ類(左)もひょっこりご登場。場所を変えようと移動していると、
意外にも結構咲いているムニンヒメツバキ(右)なんかにも逢えたりしました。

  
さて、趣向を変えて集落近くの沢を歩いていくと、ひょっこりとオガサワラヒヨドリ(左)が
ご登場。近づけなかったけど、オオバン(右)もいました。ここらにもいるのかキミは。

  
探し始めると、あっさりとアオモンイトトンボ♂(左)、♀(右)とも発見。
期待していたプチ固有種は見つからなかったけど、やっぱ時期が早すぎたかな?

  
沢の中をのぞき込むと、ヤマトヌマエビ(左)に続いて、
テナガエビ類(右)を発見。こいつはなんて種類になるんだろ?

  
ヤマトヌマエビはかなりの数の群れがいたので四苦八苦しながらバシバシと撮影。
期待していた固有系のヌマエビ類はこの場所では見つけられませんでした。

  
引き上げようとすると、遠かったけどキセキレイ(左)を発見。コイツも渡りするんだね。
集落内にはツバメ(右)も多数いました。こいつらはどこまで渡っていくんだろ。

  
私も撮れ、とばかりに目の前に出てきたイソヒヨドリ♀(左)やら、
尾羽が2本くらいしかないボロッボロの♂(右)やらを撮ったあたりで
この日の日中のトライアルはタイムアップ。とりあえず飯食って英気を養うことに(笑

  
さて、この日も懲りずに夜回りしてみると、ホオグロヤモリ(左)やら、
よく分からん地味系の蛾(右)やらに逢えたりはするものの、成果はイマイチ。

  
ウスオビクチバ (左)はえらく高い位置にとまっていました。
クモヘリカメムシ類(右)もいましたが、これは本土と同じ種類なのかな?

  
ツマキリヨトウ類(左)もいました。ミナミツマキリヨトウとは模様が違うような…
クサカゲロウ類(右)もパラパラと見つかります。種類なんてわかんねぇよな。

  
意外なところで大型のトガリサザナミシロアオシャク?(左)も見つかりました。
これって固有種だったのね、もっとマジメに撮っとけばよかった…
うろうろしていると、漁港で島太鼓の練習(右)が開かれていて、
同宿の人が数名混じっていたので、しばらくのんびり見学してみたりとか。

  
海岸に行ってみると、なんとアオウミガメが上陸中。
ちょうど上陸してきたとこの個体(左)と、せっせと穴を掘っている個体(右)がいて
フラッシュは焚けないので、真っ暗な中をISO6400でムリヤリ撮影してみいたり。
なんとか雰囲気の伝わるモンが撮れるんやなぁ、というのは意外な成果でした。

  
小雨が降ってきたので戻りつつ港を除くと、悠然と泳ぐネムリブカ(左)に続いて
なんか怪しい物体(右)がライトに浮かび上がったじゃないですか!

  
それはなんとも優雅な感じに泳いでいる怪しいヤカラじゃないですか。
これが噂の「スパニッシュダンサー」、ミカドウミウシなのかな?

  
せっかくなのでもう1枚(左)貼っとこう。面白い雰囲気ですよね〜
ついでに近くにいたコアシダカグモ(右)を撮ってこの日の〆括りとしたのでした。

というわけで、なかなか面白い展開の1日となりました。
早朝トライアルのシマウツボはホンキでメチャクチャ感動しましたし、
その後も天候に祟られた割には濃い目の内容だった気が。
なんといっても、完全予想外なタイミングと場所のオガサワラセセリは
サプライズ過ぎて、見つけた時の完全パニックになった思考回路が笑えました。
「あれ、セセリがいる。てことはオガサワラセセリか。あ、模様もあってるな。
てことはオガサワラセセリがいるってことか。てことは、えと、つまりどういうこと?」
というような阿呆な考えがたっぷり5秒くらい頭の中をぐるんぐるんまわりましたからね(笑
おかげでTさんたちに撮ってもらえなかったのが本当に残念な限り(+_+)
まぁ、その後もまさかのオガサワラカワラヒワなんてびっくりもありましたし、
夜はアオウミガメの産卵をムリヤリ激写+ミカドウミウシのサプライズセットもあったし。
でも、タイトルにも入れましたが、途中で少し不思議な展開がいくつかあって、
な〜んかいやな予感がしたのが、あとあとで深い意味をもってくることになったり、
よく考えるとこの旅の方向性を示すような展開の1日でもあったのでした(-_-;


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