沖縄旅in台風A〜野山での予想外〜  17.10/22

この日は無謀な沖縄旅第2日目。
本来はいろいろ構想もあったものの、台風の襲来もあって
直前のプラニングではなかったはずの2日目。
そのため今回はレンタカーもなく、いける範囲も限られているので
再び干潟三昧と思っていたんですが、台風の高潮で干潟が全くないという(笑
ということで、苦し紛れにモノレールで行ける範囲の公園を歩いてみたら、
台風の残した強風と、時折再来する大雨の中、
稼働時間も短めの挑戦だった割りにいろいろ面白い成果があった上に
後で気づいて超仰天というスペシャルサプライズまでついてきて
なんとも不可思議な展開となったりしたのでした(笑

<1>沖縄本島某所

  
さて、雨上がりの公園を歩き始めると、オキナワウスカワマイマイ(左)が
次々登場。やたら美味そうなアラゲキクラゲ(右)もありました。

  
日が差してるあたりには、ハラボソトンボ(左)に続いて
オオシオカラトンボ(右)がふわりと登場。近くに池とかなさそうだけどね〜

  
薄暗い一角にはオキナワヤマタニシ(左)もやたらと歩いていました。
オキナワウスカワマイマイ(右)は本当に多くてそこら中にいるもんで踏みかけてドキドキ。

  
ふと大き目のシジミチョウ類(左)が飛んだりしました。おや?と思ったけど
強風で揺れまくって遠目のワンショットしか撮れず、
しかも狙ってる間に何匹も同じ種類がまわりをブンブンと飛ぶので
まぁ気のせいだろう、と思ったのが後々の超展開につながるわけで…
歩いていくと、葉裏に隠れているオキナワビロードセセリ(右)も見つかりました。

  
ちょっと暗かったですが、オオタニワタリ(左)もあちこちにありましたし、
名前のわからないシダ類とのコラボ(右)もなかなか見応えのある雰囲気だったり。

  
ぽっかり開けた場所では、ルリウラナミシジミ(左)が飛び交ってましたが
強風で揺れまくるので、目の前にとまった個体を撮るのに散々苦労するハメに。
先ほどの怪しげなシジミチョウ(右)も目の前に止まった時に数ショットだけ撮れたんですが、
ここで再びしばし悩むも、すぐに周りを5〜6匹同じ種類が飛び交って、
「うむ、あいつがんな数いるわきゃねぇからオジロシジミあたりだろう」
と、めちゃくちゃイージーに結論付けたんですが…
帰ってきて調べたら、まさかのウスアオオナガウラナミシジミじゃないですか!
この日は合計数十匹見てると思うんですが、一次的に発生してたのかな?

  
歩いていくと、リュウキュウミスジ(左)も上のほうをチョロチョロしてました。
何度見ても可愛いパステルカラーのアオミオカタニシ(右)もご登場。

  
ウスバキトンボ(左)が休憩していたのでそっと1枚パチリ。
すごく小さなコイナゴ幼虫(右)もけっこうあちこちで見れました。

  
ウスアオオナガウラナミシジミ(左)は低い位置に一度だけ止まってくれたのでバシバシ撮影。
アオミオカタニシ(右)もなんか面白い雰囲気に歩き回ってるところを撮れました。

  
草むらの中にコイナゴがけっこう多いエリアもあったのですが
これがかなり敏感ですぐに逃げちゃって撮影しにくかったり。しかしホンマにミニサイズやな。

  
ウスアオオナガウラナミシジミは周りをフラフラ飛んで、時折V字開翅(左)なんかも
披露してくれましたが、強風で撮りにくくて撮影チャンスはごく僅か。
全開シーン(右)も見れたんですけど、大きく欠けてる個体でした。
なかなか撮らせてくれなかったのもあるけど、この時登場したのは
けっこう大きく破損してるのが多かったんであまり真剣に追いかけなかった
というのもあるんですよねぇ。む〜、悔やまれるわぁ(+_+)

  
歩いていくと、あちこちにアフリカマイマイがわらわらと大群生。
コイツらはいるところには本当にむちゃくちゃいますよね。
巨大エスカルゴとして食用にしてみてもいい気もするような。勇気が要りますが。

  
なぜか案内表示のアクリル板の裏に隠れているコアシダカグモ(左)もいました。
植栽でしたが、コウシュンカズラ (右)も実にいい感じの花をつけていたり。

  
歩いていくと、クロマダラソテツシジミが飛び交ってるエリアがあって、
吸蜜シーン(左)やら翅表(右)やらが撮れました。やっぱ沖縄だと多いナァ。

  
ルリウラナミシジミ(左)は何度も登場しましたが、撮影機会はなかなか少なめ。
リュウキュウミスジ(右)もふわりと至近距離に登場してくれたりしました。

  
ひょろりとアオカナヘビ(左)もご登場。これは配色がいい感じの個体やね。
せっかくなので凛々しいお顔のドアップ(右)も狙っておきました。

  
チブサトゲグモ(左)もいましたが、強風で揺れるのでロクに撮れず。
ヒメイチモンジセセリ?(右)もひょっこりと登場してくれました。

  
ウスアオオナガウラナミシジは、ちょっと角度がイマイチでしたが、
翅裏(左)、翅表(右)と連続して撮影させてくれたりという嬉しいシーンもありました。

  
でも、手近にいたえらく恩レジの鮮やかなカメムシ類幼虫(左)やら、リュウキュウコスミレ?(右)
やらを撮っていたら、さっきまで晴れてたのに、いきなりバサッと大雨が到来(T_T)
結構ズブ濡れになったので、早めのて集としたのでしたとさ。

というわけで、なんか不思議な展開の1日でした。
本来の予定とは全く違うストーリーではありましたが、
本当に思いつきだけであるいたわりには濃密な成果で嬉しい限り。
この日はなんといっても、帰宅後にビックリのウスアオオナガウラナミシジミ
が最大&スペシャルサプライズな成果で、かつ悔しいポイントですね。
現地で見たシジミチョウは本種とルリウラ、クロマダラソテツの3種で
ヘタすると本種が一番多かったですから、そりゃまさかと思うじゃないですか(笑
台風21号が運んできたという可能性もありますが、明らかに新鮮すぎる個体も
いましたから、やっぱ一時的な発生があったのかな?と夢想中…
まぁ現場で確信を持っていたとしても、ほとんど撮影チャンスはなかったし、
初撮影のウスアオオナガをがっちり撮れただけラッキーだったと思うべきかな。
考えてみれば、予定通り昨晩の便が飛んでいたらこの日の挑戦はないし、
本来の計画通り干潟めぐりしてたるか、いつものようにレンタカーを確保してたら
間違いなくこの場所には来てないし、かなりのミラクルが重なっての遭遇ですよね。
まぁいずれにせよ、近いうちに沖縄本島にはリベンジしたいですなぁ(>_<)!


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