豪雨の前に〜ヒョンな展開〜 16.9/19

<2>三浦半島各所 続き

  
さらにうろうろすると、崖の縁にえらく清楚な感じのクサフジを発見。
色が薄いので別の種類かなとも思ったけど、クサフジでいいんだよね?


さて、「この上!」とO氏が指差すあたりをみあげると、
なんと自生のソナレマツムシソウがあるじゃないですか!
かなり興奮しましたが、相手はかなりの角度の崖の上。え、どうしろと?

  
でも、こんじょうでなんとか登って、緊張で足をつりそうになりながら
なんとか撮影にも成功。いやぁ、いまや自生株ってかなり貴重品じゃないかな?

  
花は終わりかけでしたが、見やすい位置にある株(左)もあったので
こちらもなんとか近づいてアップ(右)でも撮影。いやぁ、眼福じゃい。

  
どきどきしながらなんとか地面に帰還すると、かわいいソナレムグラ(左)を発見。
ワダンの葉(右)も広がってきていました。なんかキャベツ風で美味そうじゃ。

  
さらに歩いていくとムラサキウニ?(左)も発見。裏返すと誰かが食べた後でした(笑
先ほどよりさらに大きなオキナガレガニ(右)も発見。結構立派なサイズになんのね。

  
アミメハギ(左)やら、ショウサイフグ?(右)やら、魚も発見。
荒れた直後にきたら、すっごい面白い状況になってたんだろうなぁ〜

  
ここでO氏が発見されたのは、ゴバンノアシの実!
こんなものが流れ着いているなんて、ホンマにビックら仰天です。
今回はよっぽどいい感じの潮が吹き寄せたんですなぁ〜

  
なんかおおきなフグ類(左)もありました。お名前お調べ中。
これまた面白い感じのクモガニ類?(右)も歩いていたりします。

  
さて、お次の場所に攻め込もうと車を止めると、すぐよこの低木に
アオスジアゲハの幼虫が弱齢(左)から終齢(右)まで大量についてたり。

  
さらにハマゴウの葉上にはイソカネタタキ(左)もご登場。
干潟を歩いていくと、一面にコアマモ(右)があって驚いたりします。

  
O氏がオサガニ(左)を捕獲してくれましたが、これがもぐり始めるとマジ早い。
コメツキガニ(右)も大量にチョコチョコしていたりします。

  
ハマゴウの葉をひっぱってみると、ハマオモトヨトウらしき蛹(左)を発見。
葉をよく見ると、もぞもぞと大量の幼虫(右)がもぐっていたりもします、

  
さて、ここの狙いは珍らしめの直翅類、ということで気合を入れて歩きますが
キタテハ(左)なんか既に睡眠モードな感じでちょっと期待薄。
葦原の奥ではキタフナムシ(右)が大量に出てきてくれたりもしたんですけどね。

  
驚いたのは、すんげぇ勢いで咲き誇っていたハリギリ。
こんなきれいだっけ?こんな時期だっけ?といろいろ悩みましたが、
どうやらハリギリであってる雰囲気。面白いもんだなぁ。

  
なんか病気にかかっているらしき雰囲気のママコノシリヌグイ(左)も発見。
ついでなのでアオスジアゲハの幼虫の正面顔(右)なんか撮ってみたり。

  
さて、さらに場所を変えると、ハマアザミ?(左)がいい感じに咲いてました。
落ちてた網でビーティングすると、O氏がすぐにヒナカマキリ(右)を発見。

  
葉上に乗せると案外おとなしくしてるもんでバシバシ撮影してみたり。
いやぁ、やっぱミニサイズでちょこんとした体系で可愛いなぁ♪

  
ウシカメムシの幼虫(左)も登場しましたが、このころから強い雨が。
悔しいのでしばらく歩くとオオキンカメムシ(右)に逢えたりもしましたが、その後も
雨のやみそうな雰囲気はないのでこの日の挑戦はここで終幕とすることに。

  
しかし、まだ若干時間があったので、思い切って都内を突っ切って某昆虫館へ。
今しか見れない某蝶を狙っての所業でしたが、なんとか閉館少し前に
飛び込めたものの、大きな手違いが(+_+)
すでに館の外が真っ暗に近いくらいの豪雨だったので、昆虫館の中も
蝶の活性がビックリするくらい落ちててなんもいないんです。
かろうじてクロアゲハ(左)と、タテハモドキ(右)がいたくらいで…

  
それでもしつこくうろうろしていると、ふわりと小さな影が飛びました。
いたっ!一時期だけ放し飼い展示しているというツシマウラボシシジミです!
うれしかったけど、すんげぇボッロボロの個体。いる場所もめちゃくちゃ暗くて(+_+)

  
諦めて帰ろうとしたら、採卵中のツシマウラボシシジミも展示されていたので
ケースの中の個体を数枚撮影。とりあえずの成果に安堵しながら帰路に着いたのでした。

というわけで、〆はいまいちでしたがいろいろ面白い1日でした。
最初の漂流物三昧に加えて、まさかのウミアメンボはテンションあがりましたね〜
いままで何度となく、波打ち際で探し続けたものとの遭遇!
しかし、まさかの極小サイズで、ありゃ普通に探してたんじゃ見つかんない(^^;
いつか大量漂着の現場とか遭遇してみたいもんで。
その後の危険な場所のソナレマツムシソウもなかなか感動だったし、
そのほかのオマケもなかなか豪華で楽しい限り。
おまけのツシマウラボシシジミは、大移動した甲斐があったかは微妙だけど、
一応ケースの中ながら♀が撮れて♂♀写真が揃ったということで一安堵。
しかし、たくさんの方々のご協力で飼育下での増殖はかなりうまくいってるご様子。
いつかまた自然下で合える日が来ることを楽しみにしております☆
んで、この日はこの後おとなしく自宅に帰ったのですが、
前日のムチャ登山の疲れとかでわかりやすくカゼをひいてしまい
その後しばらくヘロヘロになってしまったのでした。
皆様季節の変わり目どぞお気をつけて(←若干違う気がする)


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