いつもの川で〜新春ウォーク参戦〜 16.1/16

この日は、毎年恒例の「鶴見川流域ネットワーキング」主催の、
"鶴見川新春ウォーク"に、今年も参加してまいりました。
休日の都合で今年は久しぶりに下流側に参加となったので、
今までと同じように、Eさんと一緒に冬鳥調査も実施することに。
今回も最初から最後まで、ほとんどの時間ウォーキングの行列とは別行動の
完全放し飼いだったので、これってイベントに参加したって言えるのかな?
という状態でしたが、いくつか嬉しい出会いもありつつ
最後までのんびりと楽しみながら完歩することもできたもので、
野外活動にも少しだけ自信がもてた、そんな1日となったのでした☆

<1>鶴見川下流部

  
さて、とりあえず朝っぱらから気合を入れて集合地点に到着したら、
うっかりスタッフ集合時間についちゃったもんで(笑)、しばらく周辺をウロウロ。
すると、ヒドリガモの群れ(左)やら、かわいいコガモ♀(右)やらを発見。

  
さて、Eさんと合流し、雄大な富士山(左)なんぞ眺めつつ歩き始めると、
イキナリすぐ近くをハイタカ(右)が横切って少しビックらこいたりとか。

  
川面には大量のオナガガモ(左)が、熱心に求愛していたりしました。
不思議なポーズをとっているユリカモメ(右)も発見。なにやってんの?

  
オオバン(左)は相変わらず増えていて、陸上にいる個体も多かったんですが、
驚いたのは群が歩き回っていたあたりを見てみると、草刈したように
おもいっきり草の先端が食いまくられて(右)いてかなりビックリ。こりゃすごい。

  
少し降りていくと、オカヨシガモも何度か御登場してくれたのでちと興奮。
昔はかなりの珍品だったんだけど、今回は何度か見ることができました。増えたのかな?

  
驚いたのは、この光景(左)。いまだに正体不明だけどこいつはなにもん?
さらに歩いていくと、タヒバリの群れ(右)なんかも見ることができました。

  
さて、そうこうするうちにお久しぶりの鶴見川流域センター(左)に到着。
館内の水槽いろいろと工夫した展示(右)も増えていて実にいい感じでした。

  
とりあえず感動したあたりでは、ヨウジウオ(左)とか、
かわいらしいカムルチーの幼魚(右)なんてのは実にいい雰囲気で。

  
コトヒキ(左)も活発に泳ぎ回っていました。えらく色の鮮やかなヨシノボリ類(右)も
展示されてましたが、ここら分類がややこしくなったんですよね(^_^;
分布域的にはクロダハゼのエリアだけど、図鑑によると小型な種類なはずなので別物?
ヨシノボリ類は本当にややこしくて少し嫌いです、はい(笑

  
キンブナらしきフナ類(左)もいました。室内でフラッシュ使わないと撮れないなぁ…
ご立派なサイズのカマツカ(右)もなんともいい雰囲気でした。

  
上流域で採れたというムギツク(左)も展示されててビックリ。こんなのもいるのね。
こちらも最近分かれたヒガシシマドジョウ(右)もいたのでパチリ。

  
さて、参加者より一足先に歩きはじめると、カラスとノスリのバトル(左)に遭遇。
意外なくらい上流側でキンクロハジロ&ホシハジロの混群(右)に逢えたりもします。

  
対岸にコガモの大きな群れ(左)がのんびり寝ていたりもしました。
びっくりしたのは、水中に巨大なオレンジ色の魚影(右)がいたので近くの釣師に
きいたら、これがソウギョとのこと。え、アルビノのソウギョなんているんだ!
さらにビックリしたのはその釣師が水草をつけたフライでそいつを釣ろうとしてたこと(+_+)!

  
さてさて、お昼の休憩ポイントでは、この日も地元市民団体による暖かいすいとんの
サービス(左)が。寒い中歩いてきた見に、このサービスは毎度ながら嬉しいですよね☆
K先生の予想以上にお元気な姿も拝見することができて一安堵した後で
またぞろ一足先に再び歩き始めると、すぐに近くにモズ(右)が御登場。

  
のんびりとご休憩中のカワウ(左)もいたので1枚パチリ。
結構近くをちょこまか歩き回っているイソシギ(右)なんかにも遭遇します。

  
岸辺にヒドリガモとオオバンの混群(左)がお食事しているシーンも。
オオバン(右)は今回かなりの数がいました。10年前は大珍品だったのになぁ…

  
至近距離でも堂々としているヒドリガモ(左)なんかとって遊んでいると、
ここでもオカヨシガモ(右)が1匹だけ混じってました。このエリアで見るのは初かも?

  
さらに下っていくと、川の中に小さな砂浜ができている箇所があって、
ユリカモメ(左)がごっちょり。セグロカモメ(右)も混じってましたけど。

  
感動するくらい全面的にサビ色のボロ船(左)が通ったりもしました。こいつは逆にスゲェ。
ちょいと距離はありましたが、このあたりでは珍品、カンムリカイツブリ(右)も見つかったり。

  
河口に近づくにつれ、だんだん夕陽が傾いてくる(左)頃に、電線上に
大量のユリカモメ(右)が集結しているシーンにも遭遇。今からねぐらに帰るのかな?

  
オオセグロカモメ(左)もいました。現場ではセグロかな?っていっちゃったけどやっぱ濃いですな。
見下ろす位置でのんびりしているキンクロハジロ(右)なんかにも遭遇。

  
河口干潟まで到着すると、これもここでは珍品、ハジロカイツブリ(左)が御登場。
最後にこれも恒例の地元市民団体による美味なる鶴見川鍋のサービス(右)
があったので、舌鼓をうちながら冷えた体をジンワリと暖めて、
久しぶりの新春ウォークのうれしい〆括りとなったのでした。

というわけで、今年もやっぱり楽しい一日でした。
冬鳥調査方面も今回はそこそこ成果があって、猛禽も何度か出たし
そこそこレアモノのカンムリカイツブリやハジロカイツブリやら、
撮影し損ねちゃったけど、真っ赤なベニマシコも登場しましたし大満足。
流域センターではサプライズな魚にもあれこれ逢えちゃったし、
久しぶりに歩く川辺の景色は、あちこち変わっていて驚いたし、
そのなかでも変わらないものたちとの出会いも嬉しかったし、
いろんな方々に新年しょっぱなのご挨拶もできたし、
K先生の御健在っぷりも堪能できたし、成果多数かな?
そしてなにより個人的には嬉しかったのは、年末から苦しめられてた
ヒドい腰痛の中でも20km歩けるということが実証できたことですかね(^▽^;
Eさんと「そういう話題するトシになったんだよなぁ」としみじみ語りながらの
ウォーキングになったわけですが、それもまたよしということで…
それにしても、毎回参加するたびごとに必ず面白い発見のあるこのイベント。
お近くの方は、是非是非一度ご参加されることをオススメしますぞ☆


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