真夏の海岸で〜ちょいの間三浦巡り〜 15.8/22

この日は、ちょこっとだけの挑戦となりました。
東京出張+所用のついでに、久しぶりのOさんと合流して、三浦半島で
ちょっとおもしろそうな直翅系なんか探そう、という企みです。
といっても、到着が2時を大きく過ぎていたので、
メインは久しぶりのOさんとのユルユルな会話という魂胆で
のんびり面白そうな場所を、ということでしたが
午前中の所用時は小雨も降っていたのであんまり不安視してなかったら
予想外にも三浦半島は朝からのド真夏日ということで
海べりを歩いてもあまりの暑さにヘキエキという展開に(^^;
それでもあちこち遊ぶと、案外いろんな出逢いがあって楽しめた1日でした(^-^)

<1>三浦半島各所  

  
とりあえずOさんと合流して面白そうな海岸に突撃すると、いきなり初手から
ハマオモトヨトウの幼虫を複数発見。たしか昔はかなりの大珍品だったはずなのに、
今は結構増えてるんですね。しかし相変わらずスゴイ配色だナァ。

  
よく見ると近くに蛹(左)もありました。持ち帰ってみたけど無事羽化するかなぁ?
あとは歩き始めるとふわりとナミアゲハ(右)が御登場。

  
なんかおもしろげな物体(左)も発見。Oさんによるとトビイロハゴロモだそうで。
しかし葦原を歩き始めても超強烈な日差し(右)がガンガンで速攻ヘタりそうに…

  
葦原の中にひっそり潜む、モンキクロノメイガ(左)も見つかりました。
あたりにはアイアシ(右)の穂もたくさんあって、面白そうな雰囲気です。

  
トウオオバコ(左)の群落もありました。やっぱでかくて壮観ですね。
いい感じに咲き誇っているガガイモ(右)も発見。

  
浜辺でフナムシ(左)を追っかけたりしたあとで、
地面の穴ぼこの中に潜んでいるアシハラガニ(右)なんかも発見。

  
メハジキ(左)も少しだけ咲いてました。この花好きなんですよね。
ナガコガネグモの巣には♂(右)も隠れてたりします。

  
場所を変えようとすると、波しぶきの飛ぶ磯にキアシシギ(左)が立っていたりもしました。
お次に移動してきた場所では、大満開のハマカンゾウ(右)を発見。

  
岩場にはソナレムグラ(左)も結構咲いてました。
ボタンボウフウ(右)もパラパラと咲いていたりもします。

  
あたりに咲き誇っていたのは、ハマエンドウと思いきや、ヒロハクサフジという。
これは写真を撮ろうと思わなかったら気付かないくらいに紛らわしいですな(笑

  
岩礁地帯では孤高な感じのアオサギ(左)も発見。
堂々とした雰囲気のイワガニ(右)もちょこまかと歩いていたりもします。

  
ここでもフナムシ(左)に逢いましたが、ここのは妙に色鮮やかな気が。
あと意外だったのは、潮溜まりの中に潜って隠れている個体(右)が結構いたこと。

  
波の打ちつけるとこには、ベッコウカサガイだっけな?大柄な貝(左)が多数。
一つGETしようと思ったんだけど、波がすごすぎたもんで断念。
んで、ヘロヘロになりながら歩くほどに、ようやくシロヘリハンミョウ(右)が登場!

  
これがまた強烈に敏感でなかなか近づかせてもらえなかったんですが、
なんとか粘ってドアップも数枚GET。よく見ると波しぶきで化粧してるんですね☆

  
なんせ、遠景がこんな感じ(左)でしたから。波しぶきで景色が白じんでるっていうね(笑
周辺の林の探索に変更すると、羽化直後のハヤシノウマオイ?(右)を発見。

  
クマゼミの羽化殻(左)は結構ありました。成虫もいたけど撮りそこね。
エビヅルのつる上にはコスズメ幼虫(右)もいたけど、本命はやっぱり御不在。

  
さらに粘ると、なかなかイイ風貌のコクワガタ(左)も御登場。
交尾中のヒラタグンバイウンカ(右)も落ちてきたりしましたが……

  
少し場所を変えると、ここでもハマオモトヨトウの幼虫(左)を発見。その後もしばらく粘れど
特に大きな成果もないまま、雄大な夕暮れ(右)を見て幕引きとしたのでした。

というわけで、短時間ながらあれこれ楽しめた1日でした。
といっても本命の直翅類はさっぱり。やっぱりあれこれと手強いですナァ…
でも、ド真夏日&超荒れ模様という不思議な海岸線で、
意外な出逢いが結構あったんだからやっぱり面白いもんで。
三浦半島は他にも面白い場所がたくさんあるし、季節も変えつつ、
やっぱり何度も挑戦し続けなきゃいけないですよね☆
空振りし続けている系の直翅類もそのうち絶対に出会ってやるぞ(>_<)!
ちなみにこの後はO氏と晩飯食いながら、来年の壮大な皮算用をして、
北から南へと相変わらずな夢多き話をぶち上げたり、
明日の発作的な動きに対するいろいろなアドバイスを頂戴したりしたあとで、
これまた発作的に大移動してレンタカー屋に飛び込んだのでした(笑
さてはて翌日はどんなバカな手に出るのか、これまた乞うご期待で☆


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