昆虫館スタート〜春雨の狭間に〜 15.4/4&5

この週末は、今年度の佐用町昆虫館のスタート、ってことで
最近サボりっぱなしだったので、罪滅ぼしも兼ねてお手伝いに行くことに。
両日とも天気予報はあいにくの雨マークで、なんとも期待薄な雰囲気
満載だったのですが、それでもそこそこ天気の隙間もあり、
賑やかな家族連れも何組も遊びに来てくれてお子様方のパワーをいただけたし、
「虫開き」も含めていろんな方々に御挨拶することができたし、
生きもの方面についても相変わらずイロイロと面白い出会い続きで
新しい発見も続いたしだったし、となかなか充実した展開になって、
やっぱりここは底力のある場所だなぁとつくづく思う、そんな2日間でした。

<1>4/4 佐用町昆虫館周辺

  
まず、昆虫館に向かう前に途中のカタクリ群生地に立ち寄ってみることに。
すると、カタクリはすっかり盛りを越した感じでしおれた花だらけの状態だったので、
なんとかきれいな株をえらんでバシバシ激写。1週間前くらいがドンピシャかな?

  
イチリンソウ(左)もパラパラ咲いていましたし、かわいらしいジロボウエンゴサク(右)も
群生していたり、ささやかな成果に気を良くして、昆虫館に急ぎます。

  
さて、佐用町昆虫館(左)に到着。やはり山奥だけあってだいぶ気温が違うナァ。
水槽をのぞきこむと、主がごとき巨大なドンコ(右)は今年も健在。むぅ、迫力じゃ。

  
展示モノでは、迫力のあるオオクワガタ(左)やら、レアモノのヒメオオクワガタ(右)、そして
コクワやノコギリといったクワガタ類もズラリと取り揃えてあって、お子様方を待っていたりします。

  
展示の中に、尻尾が2又になっているニホントカゲというこれまた珍品があったので、
お客さんのいない間に外でバシバシと撮影してみたり。こりゃ面白い。

  
尻尾のアップ(左)も掲載。一度自切した後の再生中にミスがあったのかな?
あたりにはコウヤミズキ(右)なんかも大満開に咲いていたりしました。

  
そうこうするうちに、Sさんがギフチョウ(左)を連れて来館されましたのでバシバシ撮影。
いやぁ〜、今年初のギフチョウにここで逢えるとは思ってなかったぞっと。
しばらくすると、近くの河原からアイヌハンミョウ(右)も捕まえてきていただきました♪

  
さらにうろうろすると、ニワトコ(左)もかわいらしく咲き誇っていますし、
ヤマザクラ(右)も実にいい雰囲気。やっぱりソメイヨシノよりも風情がありますよね。

  
そうこうするうちに元気なお子様方が来館されたので、一緒に館の周りを
うろうろすると、かわいいアリグモ(左)やら、カマドウマ類(右)やらを発見。

  
もそもそと動くアサギマダラの幼虫(左)も見つけて頂きました。こりゃまた可愛い。
地味ながらフッキソウ(右)もかわいらしい花をつけています。

  
セントウソウの大群落(左)もありました。この規模の純群落は初めて見る気がする。
こちらも珍品、ヒロハハナヤリ(右)もいい雰囲気に葉を広げていました。

  
ひっそりとレンプクソウ(左)も咲いていました。これも良く見んと分からん花ですよねぇ。
そうこうするうちに、来館者がベニヒラタムシ(右)を見つけてくれたのでバシバシと撮影。

  
いやぁ、なんともいえない面構え(左)でいいですねぇ。実は初撮影なんですよねぇ。
何よりびっくりしたのは、真横から撮った時の薄さ(右)。うわぁ、ウソくせぇ。

  
なんか小型ながら面白そうなハチ(左)も登場。ビンから出して撮ろうとしたら逃げたけど。
毛むくじゃらが可愛らしいコマルハナバチ(右)もふらふらと登場してくれたりします。

  
少し晴れ間が出たので、館の周りをうろうろすると、すんげぇ大満開のコショウノキ(左)を発見。
これまた満開のミツマタ(右)にも逢えましたが、虫はほとんど登場せず残念。

  
でも、草地ではカヤヒバリの幼虫(左)がパラパラと登場しました。成虫の時期に再訪しよっと。
あとは力一杯プロポーズ中のイモリ(右)なんかも見れたり、ささやかな発見続きとなったのでした☆

<2>4/5 佐用町昆虫館周辺

  
翌日は生憎の大雨でしたが、オープニングセレモニーの「むし開き」(左)が開催されました。
んで、今年もお約束の美味なるトン汁(右)もふるまわれたので大興奮☆

  
ギフチョウ(左)は余りの寒さに、ぶら下がったままでした。まぁそうだわな。
館の周りをうろうろすると、ハリママイマイ(右)がうろちょろしています。

  
ふと見ると、水槽の中でタガメがギンヤンマのヤゴを捕獲してたりもしました。
こんなのも捕らえるんですねぇ。う〜ん、生で見るとやっぱ迫力がありますナァ。

  
突発的大掃除の中で、古いアルコール付けの標本が出てきたら、昆虫館の近隣エリアで
採れたというモモンガ(左)やら、カワネズミ(右)やらもいたので、アルコールの入れ替えも
トライしてみましたが、シロウトが作業してもいい結果にならないね、という結末に(ToT)

  
その後は再びかなりの雨になってきたので、館内でのんびりしていたのですが、
ちょっと外に出てみると、小さなマイマイ類を食べているコウガイビルの仲間(左)を発見!
こいつらの口って、先端のへらじゃなくて、おなかの真ん中くらいにあるんですよね。
つついたら驚いて落ち(右)ましたが、おなかがぷっくり膨れててビックリ。

  
ちょいと驚いたのは、石垣を闊歩していたハリママイマイ(左)。
こいつ、誰かに踏まれて大破した後で、自力で復活してんですね。すげぇなぁ。
その後は謎の科学的実験(右)をして遊んだりして夕刻まで過ごしたのでした。
(解説しておくと、湿気てピンク色になったシリカゲルを加熱して青く戻してるという画です)

というわけで、なんとも不思議な楽しめ方をした週末でした。
ちなみに、写真の方は、これ以外にステキな御家族連れのキュートな写真も
大量に撮っているんですが、悩んだあげく掲載は見送ってみたり。
そのあたりは佐用町昆虫館のブログにも少し載ってるのでそちらでお楽しみを☆
しかし、雨の中で、しかも館の周りからほとんど離れなかったのに
あれこれと発見が続いたのだから、本当に効率がいいハナシですよねぇ。
いやはや、やっぱり本当に面白いエリアだわ。

最後にいつもどおり宣伝を。
佐用町昆虫館は4月〜10月の土・日・祝日にオープンしています。
(詳細は佐用町昆虫館の公式サイトをチェック!)

館の中の展示は、また面白い新ネタが増えていますし、館の周辺はやっぱり
魅惑的な生きものとの濃い出会いが期待できちゃうエリアなのは間違いなし。
今年こそはマジメにお手伝いしなきゃと思っているので、時々顔出すつもりですし、
来訪時に私がいれば、マル秘ポイントもこっそりご案内しますよン☆
てなわけで、ぜひぜひ皆様、遊びに来てくださいませね(^-^)♪


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