おもいつき九州旅@〜熊本のんびり〜 15.1/24

この週末は、かなり発作的な九州巡り旅をやってきました。
2週間前の関東旅の後、ムチャな行程での疲労に起因するもののようですが
古い虫歯の跡が一気に化膿して高熱を出すという荒業をやらかして、
しばらくの間は相当に調子が悪い状況が続いていたのですが、
それがようやく快方に向かってきたので、遠出願望がむくむく膨らんで(笑
というわけで、いくつか狙いのものも含めての南九州巡りとしたのですが
初日のこの日は熊本の水田地帯でなぜかモズ巡りと、それに加えて
後で聞けば無謀なだけの宿敵探しという不思議なあわせ技に。
当たりもハズレもありましたが、なかなか楽しい展開となったのでした☆

<1>熊本県某所

  
さて、まずは朝のんびりと水田地帯をうろうろしてみると、
なんと初手からホシムクドリの10羽くらいの群れを発見。アップで撮る前に逃げられたけど。
一昔前はけっこうな珍品だった気がするのに、最近ありがたみが薄まってるなぁ。

  
水路脇で悠然とたたずんでいたダイサギ(左)もなかなかいい雰囲気。
海辺に近いからか、この真冬なのにぱらぱらとハマダイコン(右)が咲いてたりいます。

  
驚いたのは、車窓すぐ側のド至近距離に登場したホシムクドリの群れ。これPowershotです。
よくみると冬羽の強い個体(左)から、夏羽気味の個体(右)まで範囲がありますね。

  
ついでにこれも至近距離にヒヨドリ(左)がいたのでパチリ。ひそかに可愛い鳥ですよね。
などとおもっていたら、お久しぶりの謎モズ(右)が登場したのでちょっと興奮。

  
その後はひょいと電線に止まってポーズとっては、そのまま藪に消える繰り返しで、
結局撮れたのは空抜けの電線ショットだけ。でも嬉しいねぇ。
ちなみに以前はオリイモズじゃないか、という話でしたが、各方面の検討の結果、
アカモズ系の雑種ということに落ち着いたような噂。ま、可愛いからいいんだけどね。

  
その後、他の鳥屋さんとお逢いして、四方山話しながらポイントにたたずんでいると、
ふいに目の前に噂のオオモズがご登場!嬉しかったけど前の枝がジャマ!

  
などと思っていると、さらにゴジャゴジャしたところ(左)に入ってから、
そのままヒュンと飛び立ってあっけなくロスト。なんか愛想悪いナァ。
近くでは、こちらは妙に愛想のよいジョウビタキ(右)がPowershotで撮れる距離にいました。

  
しょうがないので探索範囲を広げてウロウロすると、再び謎モズ(左)がご登場。
魚網を干しているあたりではド至近距離にハクセキレイ(右)が出てきたりします。

  
同じ場所にイソシギもチョロチョロしてました。こちらもPowershotノートリで。
なかなかこんなに真横で見るチャンスはないですよねぇ。面白い。

  
面白かったのは、少し離れたところではイソシギが堆肥か何かにかぶせてあるビニール袋に
執着してるナァと思ったら、何度もそこにあたまをつっこんでハエを取ってたんです。
たしかに寒さしのぎなのか大量のハエがいて実に効率よさそうな感じ。アタマいいナァ♪

  
水の溜まった田んぼには、ズグロカモメがのんびりしていました。
こいつはいつもちょこまか飛ぶばかりなので、好機とばかりにバシバシ撮影☆

  
さらにうろうろしていると、これまたすぐ側といいたくなるような
至近距離に今度はチョウゲンボウが登場します。う〜ん、いろいろ濃いナァ。

  
でも、オオモズ君はあれっきり帰ってこないので、諦めて転戦することにすると、
移動中に木の上で大騒ぎしているミヤマガラスの群れに遭遇。

  
んで、お次にやってきたのはいつも空振りする例の河口。
潮のタイミングを間違えたようで、既にけっこう干潟が広がってしまっている中、
うろうろするとツクシガモがすごい数いてこれまたビックリ。

  
近くの樹にはニュウナイスズメの群れがいい感じに集まっていました。
しかし、肝心のカモメははるか遠くだった上に、狙いのヤツは不在なのでさらに転戦。

  
お次の場所でもセグロカモメ類の群れ(左)には会えましたが、その中に
モンゴルカモメっぽいの(右)もいるナァ、とかじっくり見始めたあたりで、なにが起きたのか
全てのカモメが渦を巻くように飛び立って、上空をグワングワンと回ったあげく
どこかに消えちまったんです。なんちゅうか、そりゃないぜベイベ。

  
崩壊した柱?にとまっているミサゴ(左)がなんとも面白い風情だったりもしました。
諦めて引き上げようと思うと、潮溜まりの中にスナイソギンチャク?(右)を発見。

  
なんかおもしろげなもの(左)もあったので、思わず手を突っ込んで引っこ抜くと
それは立派なリシケタイラギ(右)だったのでした。おおこりゃお久しぶり。

  
色鮮やかなマヒトデ(左)もいくつも転がっていて驚いていると、
足元をふわりふわりとカミクラゲ(右)が何匹も泳いでいったりもします。

  
せっかくなのでカッコいいところを撮ろうと頑張りますが、やつらは浅瀬にぶつかると
なんか萎縮したような感じ(左)になっちゃったり、時にはそのままなぜか
立て泳ぎ(右)に切り替えやがったりして、なかなかいい感じには撮れず。

  
ミナミエラコでいいのかな、なんかおもしろげなエラコ類もあちこちに顔を出してました。
このあたりはじっくりと干潟の生きもの狙いしてもすごく面白い成果がありそう。

  
なんか見慣れないミミズハゼ類(左)も見れましたが、そのあたりでタイムアップ。
悠然と沈む夕陽(右)を眺めてこの日の挑戦は幕としたのでした。

というわけで、あれこれのんびり楽しめた1日でした。
最初場所ではとりあえずのターゲットだったオオモズは愛想悪かったけど
きっちり見れたし、なんやかんやと面白いおまけがついてきたし、
お次の場所でも本命の某カモメは今回も空振りだったけど
意外にも干潟系の生きものでけっこう遊べたし、
なんやかんやとけっこう充実した展開で楽しかったですね。
やっぱりフラフラと南九州まで足を伸ばした甲斐があったというものです♪
ちなみに空振りしたカモメの方は本当に縁がないなぁと苦笑いしてたら、
なんと今年は十数年ぶりに飛来していなかったとか。そんなこともあるんだ。
そりゃ頑張って端から端まで見ても見つからんわけだ(^▽^;
来シーズンは再び飛来してくれることを今から祈るばかりですな☆


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