阿波国五目巡り〜曇天に楽しむ〜 14.11/2
  
<2>徳島県某所 つづき

  
んで、その後またぞろ大移動して、面白そうな場所をご案内いただくことに。
なんかよさげなアザミ類(左)が大満開で、ホシホウジャク(右)が大量に集まっています。

  
ふと気付くと、これまた嬉しいベニイカリモンガ(左)も飛来してました。1枚しか撮れなかったけど。
あたりのハナミョウガには、この辺りが北限というクロセセリの幼虫(右)も見つかります。


  
面白かったのは、数株だけですがナンバンギセル(左)が咲いていたこと。
こいつらススキのイメージが強すぎますが、そういえばミョウガ系にも付くんだっけ。
ごちゃっと大量の実が林立しているシーン(右)にも遭遇。花の時期は見事だったろうナァ。

  
などと遊んでいると、「クロセセリいました!」の声。
あわてて駆け寄ると、ちょいとボロでしたが枝上で日光浴しててくれて嬉しくなったりとか♪

  
あたりにはヒキオコシ(左)もパラパラと咲いていました。
ふわりとアサギマダラ(右)が登場するシーンも。ちょっと淡色で可愛い個体ですね。

  
ノコンギク(左)の咲き誇る草地をウロウロしていると、狙いの蝶がいるとの声。
あわてて駆け寄ると、サツマシジミ(右)がいて、初手から半開で鮮やかな翅表をご披露☆

  
チャノキでは、イシガケチョウ(左)が吸蜜していて、これはこれで面白い雰囲気。
あたりにはラッキョウの花畑(右)なんかもあって、なんか嬉しくなります。

  
などと思っていると、そのラッキョウにサツマシジミ♀(左)が飛来。
花上で半開翅(右)も披露してくれたのでした。これまた嬉しいぞっと。

  
葉上で交尾中のキバネシリアゲ(左)も発見。これ、♂が♀にプレゼントした餌を
食べてて、それを横からハエがちょっかいかけているという構図なんですナ。
あとはフワリフワリと大柄なクロコノマチョウ(右)なんかも登場されました。

  
その後、ハマアザミ(左)の咲く海岸沿いを少し歩いた後で、
ツマグロキチョウが大量にいるポイントにご案内していただくと、
既に時間が遅かったからか、あちこちで睡眠体勢の個体(右)を発見。

  
面白いことに1枚の枯れ葉に2匹というシーン(左)も。
そんな状態でも、まだ元気に吸密している個体(右)もいたりします。

  
あたりをうろうろすると、ヤクシマルリシジミもご登場。
先ほどの場所で撮影し損ねてたので嬉しくなりますが、ちょこまか動くので撮影は難航…

  
ウラナミシジミ(左)はすでにすっかりと睡眠体勢でした。
あとは、草むらの中で並んで眠るツマグロキチョウ(右)なんぞ見た後で、
皆さんとお別れして、一人でさらにちょいと転戦することに。

  
んで、やってきたるはお久しぶりのヤッコソウの産地。
ちょうど時期的にいいんじゃないかな、と思ってたらドンピシャで嬉しくなったり。
今までまだ咲いてないか、終わりかけかしか見てないので、こいつはラッキーだぞっと♪

  
葯帯のついた雄花状態の株(左)も、それが取れた雌花状態の株(右)も
たくさんありました。結構べたべたとアリが付いているのも面白い感じ。

  
かわいらしく並んだ小群落もパラパラ発見。面白い風情じゃナァ。
この花を見てやっこさんを連想した昔の人は、すごいステキな感性を持ってるナァと感心♪

  
嬉しかったので、雄花(左)、雌花(右)とももう1枚追加。うん、可愛い。
寄生植物って奇天烈でなかなかいいですよね。他の種類も探しに行きたくなるナァ。

  
その後、更に転戦して海岸沿いの草むらを攻めてみると、カネタタキが
♂(左)、♀(右)ともに大量に登場。面白そうな感じなのですが、
これがなぜかえらいこと強風が吹き荒れてて実に粘りにくい状況に…

  
それでも粘っていると、なんと狙いのアシジマカネタタキがご登場!
♀だったのですが、なんちゅうか思った以上にわかりやすく体型が違って、
がっしり太短い感じで、いろもビシッと赤黒いんですねぇ。
ということは、今まで見つけてたのはカネタタキの色の濃い個体だったのか…

  
更に粘るともう1匹アシジマカネタタキ(左)が登場しましたがこちらも♀。
イソカネタタキ(右)もいくつか登場したものの1匹しか撮り損ねちまった(^^:
というあたりですっかり日没となりこの日の挑戦は終幕となったのでした。

というわけで、あれこれと結構濃密な1日でした。
肝心の渓谷ではぼ〜っと曇天を見上げては、雲の中にうっすらと
浮かび上がる太陽を見つけて一喜一憂する感じでしたが
それでも豪華メンバーであれこれと蝶談義するのは楽しかったです♪
その後のご案内もなんとも豪華な内容で、
かわいらしいサツマシジミも、お久しぶりのクロセセリも嬉しかったし、
べたべた状態のツマグロキチョウはなかなか興奮しましたし♪
ご一緒いただきました皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
その前後の花めぐりと直翅系めぐりもなかなか濃い成果で
あれこれやっぱまとめて挑戦することは尊いなとあらためて実感。
ようやく逢えたアシジマカネタタキは♀ばかりだったし、
また来シーズンも、今度はばっちり晴れ上がった渓谷とセットで
あれこれまとめて再挑戦としゃれ込まなきゃいけませんナァ(^-^)/


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