八ヶ岳徘徊〜不思議な密度の日〜 14.7/19

この日は、実に発作的な展開の1日でした。
さほど深い意味もなく、「八ヶ岳のミヤマシロを見よう!」とO氏を誘って
うろうろするという、ただそれだけの深い意図のない
展開だったのですが、“おっきく雨マーク”の予報どおり
早朝に集合したときには寒くて震えるという笑ってしまう皮切り
だったのに、案外と天気もよくなって、あれこれ
欲張ってうろつくと、意外なくらい面白い出会いが続いて
結果的にかなり濃密な1日になったりして。
最後のバカ特攻でもまさかの成果があったりして、
不思議に成果が多かったので、珍しく3頁ものでお送りしますゾ♪

<1>八ヶ岳山麓各所

  
というわけで、早朝にO氏と合流してうろつき始めたわけですが、
これが笑っちゃうくらい寒くて、あわてて手荷物を探って上着を着込む始末。
こりゃどうにもならんな、とは思いつつも、この2人だと諦め悪く歩くわけで(笑
ウロウロすると、イブキジャコウソウ(左)や、シロバナヘビイチゴの実(右)やらを発見。

  
ほどなくヒロハノヘビノボラズ(左)の群生する場所にもたどり着きましたが、
寒空の下、虫といえばなぜか愛を交わしているベニボタル類(右)がいた程度。

  
バイカウツギ(左)もいい感じに咲いていて、晴れていたらここに、という雰囲気満開。
実になったナツトウダイ(右)がアチコチにあったのも少々意外でした。

  
なんか面白げな地衣類(左)も多数。なんともいえないいい造形してますなぁ。
あたりにはイグチ類(右)がありましたが、これは食べれないとのお見立てでしたっけ?
#こいつはハナイグチだそうです。そうなると一応食べれるんですね。

  
意外だったのは、ミヤマイボタ(左)はまだ咲きはじめだったこと。
さらにうろうろすると、オオヤマフスマ(右)なんかもところどころに群生しています。

  
林の中では、マルバイチヤクソウ(左)もいくつか咲いていました。
そして、少し離れた場所にはいい感じに咲いていシャクナゲ類(右)を発見!

  
近づいてみると、白い花(左)と、ピンクの花(右)と両方がありました。
図鑑を見るとハクサンシャクナゲでいいのかな?高山地帯でしか見てなかったけど…

  
あたりにはなんともかわいらしいクルマユリ(左)も1つだけ咲いていました。
シロキクラゲの類かな?なんかおもしろげなキノコ類(右)も発見。

  
そうこうするうちに、すっと薄日が差すと、ギンボシヒョウモン(左)がご登場。
先ほどまではまったくいなかったアキアカネ(右)も沸くように登場して驚きます。

  
道端にはなんかおもしろげなセリ系植物(左)がありましたがお名前はやっぱり不明。
ちょっとした崖地にはお久しぶりのイワオウギ(右)なんかも見つかりました。

  
それ以上の成果はないので明手目場所を変えようとすると、道端に
ふわりとアイノミドリシジミ(左)登場。高いし遠いしどうにもならなかったけど。
あたりにはマタタビの実(右)もかわいらしく咲いています。

  
ふいにすぐ近くにビンズイ(左)が登場してびっくりもしました。
道端ではO氏がクモキリソウ(右)を見つけてくれたのでバシバシと撮影♪

  
咲き始めのイケマの花(左)なんぞ見ていると、あたりには赤色の鮮やかな
ジュウジナガカメムシ(右)も発見。ぶっといと思ったら♀なのね。

  
シモツケの花(左)南下を見ていると、花上に小さなカミキリ類(右)を発見。
O氏の見立てではオヤマヒメハナカミキリかな、らしいけど…わからんなぁ(^^;

  
咲きかけのウメガサソウ(左)もありましたが、しゃがむと顔にアブが大量に止まるので…
あたりには、さらにクモキリソウ(右)も登場。嬉しくなるねぇ。

  
ふと気づくと、近くでビンズイの幼鳥(左)が鳴いていたりもしました。
イブキジャコウソウの上には、どかんとミドリヒョウモン(右)なんかもご登場。

  
さらに、お久しぶりのウラジャノメもご登場。少々暗くて難儀しましたが、
やっぱこういうの出てくれると盛り上がるよね、ってことでそのイキオイで別の谷へ。

  
歩いていくと、咲き始めのエゾスズラン(左)もありました。
あたりにはクサフジ(右)も紫色のかわいい花をたわわにつけています。

  
小さな崖地には、イワキンバイ(左)やら、キリンソウ(右)やら
独特な花もありました。時期を変えて再訪しても面白そうな場所だなあ。

  
ささやかに咲いているシナノキ(左)の花を引っ張ってみると、
シロトラカミキリ(右)が何匹かついていたりもしました。

  
ヤマタツナミソウ(左)もパラパラと咲いていました。フウロ系の花(右)が
咲いていたので喜んだらゲンノショウコだったので逆にびっくりというオチも(笑


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