大興奮の渓流〜ヤボ用の前に〜 14.4/19

この日は、前々から期待していた案件に挑んできました。
先週も空振ってきたムカシトンボですが、今回は超玄人である
黄昏あきつ日記」のTakaさんにご一緒いただいての再挑戦。
時期的にもいいタイミングということで期待は膨らみまくり♪
午後からちょいとヤボ用があったのでそれまでの
時限挑戦でしたが、Takaさんのすごすぎる眼力のおかげで、
もう大満足のすばらしい成果に小躍り。
最後に夕刻の不思議な追加もあわせてお届けいたします(^-^)

<1>播磨地方各所

  
というわけでワクワクしながら訪れた渓流では、しばらく歩くとサツマイナモリ(左)を発見。
予想以上にアチコチでスギタニルリシジミ(右)も舞い飛んでいます。

  
先週は伸び始めたばかりだったムロウテンナンショウ(左)はもうあちこちで花盛り。
沢の中で木漏れ日に浮かぶタチツボスミレ(右)なんかもなかなかいい感じですが、
意外にも本命のムカシトンボはなかなか見つかりません。羽化殻もないしまだ早いのか?

  
などと言っていると、Takaさんが「いました!」
駆け寄ると、岩影のすごい暗い場所にぶら下がっているムカシトンボがいるじゃないですか!
ようやく逢えた羽化個体にめちゃくちゃ感激しつつバシバシと撮影☆
すでにきっちりと色づいている個体で、昨日羽化したまま、日影だから
飛び立つのが遅くなってしまった個体なんだろう、とのことでしたが
こんな場所の個体を良く見つけたなぁと、相変わらずの眼力にホンキで感嘆(>_<)。

  
せっかくなので顔のアップ(左)なんかも撮って見ました面白い表情じゃ。
ひとしきり撮影してから動こうとすると、再びTakaさんが「イボタガがいる!」
え?と思うと、樹の陰に隠れたイボタガ(右)が!!
昼間のイボタガなんて、予想だにしない出会いにホンキでビックラ仰天(@o@)

  
面白かったのは、手を近づけるとバサッと威嚇するように羽を広げる(左)んですね。
結構おとなしかったので、そのまま日なた(右)でもさつえいしてみたり。

  
岩の上(左)において撮影してみたり、ついでなのでせっかくのチャンスと
顔のアップ(右)も狙ってみたり、バシバシと撮りまくり。
某氏が「目の回りそうな模様やね」とコメントくれましたが、なんともいえぬ和風美が
ホンキで素晴らしいですよね。羽化したてみたいでピカピカだし最高(>_<)!

  
さらに登っていくと、1花だけ咲いたヒメレンゲ(左)も発見。
サワハコベ(右)も少しだけ咲き始めていました。

  
更に登っていくと、スギタニルリシジミ(左)は次々と登場するも、
既に気温が高かったからか、ご開帳は全くナシ。次の機会かナァ。
ビックラこいたのは、熱心に吸水している個体(右)を撮っていてふと気付くと、
その取り付いているのがテンの死骸だったこと。掲載は自粛しておきましょう(笑

  
さらに探索を続けると、Takaさんが羽化中の個体を発見してくれました!感激!
これがセオリーと違ってかなり低い位置だったのでビックリ。自分じゃ絶対見つからんかったわ。
ちょうどニョロ〜ッと出てきているところでしたが、毎度思うことではありますが
殻の大きさと、中から出てきたものの大きさが妙に納得いかんとこありますよね(^^;

  
さらにうろうろすると、花をつけ始めたオチフジ(左)に遭遇。うん、いい色合いだ。
イチリンソウ(右)も咲き始めてましたが木漏れ日の中の白い花って撮りにくい!

  
意外なくらい花盛りのままのヤブツバキ(左)もなかなか見事でした。
こちらは旬を過ぎたらしくヒョロヒョロになってるコチャルメルソウ(右)もちょいと愉快。

  
しばらくして戻ってみると、さきほどのこたいはちょうどおなかを抜き出して伸ばし始めたあたり。
このまま無事に羽化が成功することを祈りつつ、下山することに。

  
さらに探しながら降りてみると、Takaさんが目ざとく羽化殻を2つ発見。
でもそれ以外の羽化個体も見つからず、ちょうど出始めなんですね、ということで
とりあえずこの場の挑戦は終了し、所用方面に向かうことに。
あとで考えてみると、この挑戦の中で私が自力で見つけたものって皆無じゃん(^▽^;
いやはや、全てはTakaさんの眼力の賜物です。本当にありがとうございましたm(_ _)m

  
さて、所用への移動途中に少し時間が余ったので前から気になっていた場所に立ち寄ると、
大満開のアケビ(左)やら、ムベ(右)やらを発見。こりゃ見ごたえがあるね。

  
大きなため池の真ん中を悠然と泳ぐアオダイショウ(左)も見かけました。すげぇ泳ぎ上手なのね。
まわりには、地味ながら大満開でお見事なエノキ(右)なんぞが目に付きます。

  
うろちょろしていると、えらく至近距離にアカハラが御登場!
これ、デジスコじゃなくてPowershot+テレコンなんです。こりゃ面白い。

  
岩陰から近づくと、さらにド至近距離(左)でも撮れましたが、直後に
カラスが大騒ぎしながら通り過ぎていったのでチャンスは終了。
その後もえらく近くい距離のヤマガラ(右)なんてチャンスもあったのですが、
そのあたりでわかりやすくタイムアップで、所用方面に急ぐことに。

  
その後の所用はきわめてさっくりと終わってしまったので(謎)、
おもいついて日も暮れかけている渓流に再訪してみると、例の個体はきっちりと翅を
伸ばして、精悍な雰囲気になっていました。薄暗くて苦労したけどバシバシ撮影。

  
予想通りの成果に小躍りしつつ、スキップしながら下山していると、
途中で道端からギャギャギャギャッというようなヘンテコな声。ちょっとまねしてみると、
藪の中から飛び出してきたのは、なんとアナグマじゃないですか!
1枚撮るとすぐに隠れましたが、再度マネすると、すごいイキオイで近づいてきたので、
慌てて1枚だけシャッターを切って遁走してきたり。結構強暴だとも聞くし(^_^;
しかし、完全予想外の面白いオチに大笑いしての〆となったのでした♪

というわけで、短時間トライアルながら非常に楽しめた1日でした。
まぁ、今回は本当に100%Takaさんのおかげです。ホンマありがとうございました!
全然自力発見できなかったのが悔しいのですが、細かいコツを
丁寧に教えていただいたので、次回は自力で見つけてやるゾッと(>_<)
ヤッパリこの場所は訪れる度に新発見があっていい場所ですよね。
我が地元である播磨地方の底力はいつも感心するばかりです。
あと、夕刻のバカ挑戦に、近距離のアナグマのオマケは本当に面白かった♪
やっぱり、野外挑戦の成果は、挑戦数におおむね比例するわけで
バカなトライでも重ねることって重要だなと再認識次第。
ちなみに本日の所用たる、成果が回数に全く正比例しない方の案件は
予想通りの展開で周囲の御叱咤を大量受理中な現在値だったりとか。
ここ、分かる人だけ大笑いしていただければ幸いです(^▽^;)


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