発作につき遠出@〜イキナリ房総〜 14.1/25
  
<2>関東某所 つづき

  
さて、お次にやってきたのは海沿いの小さな林。さすがに団地だなということで、
あちこちにコモチシダ(左)がしげり、崖にはスイレン(右)が満開でした。

  
うろつくと、小さな蛾(左)が飛んで出ましたが、お名前はさっぱり分からず。
上空春かをオオタカ(右)が飛んだりもしましたが、テレコンつける間もなくて…

  
歩いていくと、道端に大満開に咲いているカミヤツデを発見。
真冬にこいつを見ると、なんか妙に嬉しくなりますよね。

  
さて、うろうろしてやってきたのはこんな感じの崖地(左)。
そこらで枯れた竹をポキポキ折ってみますが、何度もアリの巣(右)が出てきて
ヘコむ程度でそれ以上の成果なし。ってか、ここらからすげぇ強風になって
ちょっとした嵐状態で、やる気がかなりうせたってのもありますが(^^;

  
ビックラこいたのは、けっこうあちこちで咲いていたイソギク。
もう2月も近いあたりですが、やっぱり房総は南国なんやねぇ。

  
さらにド肝をぬかれたのは、なんと野菊も咲いていたんです。
葉が厚ぼったいからハマコンギクでいいんでしょうね。ビックリだナァ。

  
ヤマユリの実(左)なんかもあちこちにありました。やっぱりカメラ向けちゃうね。
ハマダイコン(右)も数箇所でパラパラと咲いていたりしますが、
この後で恥ずかしながら力一杯道に迷い、しばらく右往左往するハメに…
さらに気合が抜けたので虫方面の挑戦はここで終了。
朝っぱらの浜に戻ってみましたが、波はさらに荒くなり、海鳥は全部かなり遠くに
なってしまっていて、シャッターすら切らずに終了というオチに(^^;

  
その後、ついでだからとフユシャク見学に立ち寄ってみると、
初手で登場したのはボロッボロのナミスジフユエダシャク(左)。
シロフフユエダシャク(右)も多数出ていて、季節の移ろいを感じます。

  
おおっと思ったのは、いきなり見つかったヨスジノコメキリガ。
フユシャクの季節に一回り大きなキリガ類って、なんか得した気がしますね。

  
見慣れたウスバフユシャク(左)がべたべたついている壁を見ていくと、
クロバネフユシャク(右)を数匹発見。うん、季節はやっぱり変わってるナァ。

  
ウスモンフユシャク(左)も何匹か残っていました。
シロフフユエダシャク(右)はけっこう出ているようであちこちで発見。

  
クロチャマダラキリガとかかな?超地味系のキリガ(左)もいました。
ふと見ると、トイレの墨にはクモ類(右)の姿も。冬でも活動してんだナァ。

  
さて、林の中をうろうろすると、ウスバフユシャク♀(左)がべたべたとまってました。
一回り小さいの(右)がいたけど、シロフフユエダシャクかな?

  
んで、すぐさま交尾中のウスバフユシャク(左)を発見。
あたりには♀(右)が何匹もいて、なんかちょっとした宴って感じでした。

  
その後も意外なくらいあちこちで交尾中のウスバフユシャク(左)を発見。
紋の薄い個体(右)もいました。撮影時はウスモンフユシャクだと思ってたんだけど…

  
シロフフユエダシャク(左)も交尾中のものを見つけましたが、♂が羽化不全かな?
羽化直後で翅を伸ばしているらしきウスバフユシャク(右)もいました。

  
その後もしばらくウロウロして、ウスバフユシャク(左)やらクロバネフユシャク(右)やら
を堪能。やっぱ冬の夜はこれがなきゃいけませんナァ。

  
引き上げようとすると別の場所でもウスバフユシャク♀(左)を発見。
寒くて動けないのかえらくおとなしいアリグモ(右)もみつけて、大満足の〆となりました。

というわけで、けっこうあれこれと楽しめた1日でした。
機材的限界はありましたが、一応狙いの鳥は無事に見れましたし、
昼間の昆虫方面はかなり空振りだったけど、
その分夜にフユシャクで楽しめたし、もう充分かな。
やっぱり房総あたりもアレコレと面白いものが多いナァと
あらためて実感したのでした。空振りした虫方面は再挑戦するぞ!
あと、やっぱり思いっきり遠出すると、気持ちがリフレッシュできるねぇ♪
ちなみにこの翌日は、当初はおとなしく途中まで戻っておこうかなという
比較的穏便な計画をたててはいたのですが
ちょっと調子づいてきたので、このままのイキオイでドンと行ったれ!
と、いきなりそのまま北関東方面に失踪する自分がいたのでした。
うん、久しぶりにこういう思いつきのままドカンってのもいいですよねぇ(>_<)!


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