いつもの場所で〜鶴見川源流祭2013〜 13.5/12
  
<3>小山田緑地周辺

  
さらに今回びっくりしたのは、鶴見川河口の生麦干潟の生きもの調査で捕まった
多種多様な汽水域の生物が展示されていたこと。こりゃすごい。
まずは、マコガレイ?(左)&マゴチ(右)という平べったいあたりから。

  
かなり感激したのは、本当に久しぶりにみるエドハゼ(左)。
模様が鮮やかで面白いウキゴリの幼魚(右)もふわふわと泳いでいました。

  
そして、ヒナハゼ(左)まで展示されていたのでビックリ仰天。いるんですねぇ。
かわいいマメコブシガニ(右)もいたので、正面ショットを一枚パチリ。

  
クロダイの幼魚?(左)も泳いでいました。ひれが黄色くないからクロダイでいいのかな?
ボラの稚魚(右)は大量に群れ泳いでいて、なかなか壮観な感じです。

  
スジハゼ(左)もいました。これはいわゆるスジハゼAでいいのかな?
ミミズハゼ類(右)も明らかに複数種っぽいのが混じって展示されていてちょっと興奮。

  
ついでなので、エアポンプを止めたところで、マゴチ(左)&マコガレイ?(右)を
真上からショットも狙ってみたり。やっぱ面白いねぇ。
しかし、同地は整備前にしか魚採りに行ってないので、一度機会を見つけて
再訪しなきゃならんなぁ、などとしみじみと考えたりしたのでした。

  
その後、ふたたびちょろちょろと周辺を見て回るとトカゲ類のこども(左)を発見。
そういえば最近分類が変わって、東日本のは「ヒガシトカゲ」になったんですよね。
ということは、これはそっちに相当するってことか。何が違うんだろう…
木影には、かわいらしいハンショウヅルの花(右)も1つだけ咲き残っていました。

  
湿地では大量のシオヤトンボ(左)がぶんぶんと舞い飛んでいます。
そういえば何気に久しぶりのコチャバネセセリ(右)も発見。

  
ここの名物、コケリンドウは、例年以上にものすごい群落で咲き誇っていました。
逆に、ついでに期待していたフデリンドウはどうやらすでに終わったようで見つからず。


そうこうするうちに、今年もにぎやかに鶴見川源流祭がスタート!
今年は例年とちょっと会場構成が違っていたのですが、真夏日のような日差しの下、
いつもの面々+大量のお客さんで、本当に大賑わいでした♪

  
しばらく楽しんだあとで周辺をウロウロすると、今年はキンラン(左)はすっかりおわりかけ。
ミヤマナルコユリ(右)はあちこちにちょうど大満開で咲いていました。

  
ヤブレガサ(左)も花芽をひょろひょろと伸ばしてきていました。アワブキ(右)も
咲きかけな感じだったり、あれやこれやと面白い発見が続くのはやっぱりさすが。

  
さて、賑やかに進行していく源流祭ですが、今年のクライマックスの一つは、いつもの
「マッカチ・カニカニ音頭」。今年は手作りウチワに加えて、ザリガニの着ぐるみが登場し、
ものすごいアグレッシブな動きで、オイシイところをぜんぶ持って行きました。ずるいぞ(笑

  
さて、さらに周辺をウロウロみていくと、草地の中にヤセウツボ(左)をいくつも発見。
ひげの面白いヒゲブトハナムグリ(右)も1匹だけ見つかりました。

  
咲きかけのヤマウコギ(左)やら、満開のミズキ(右)やらを見ていると、
梢をす〜っとアカボシゴマダラの春型が横切ってびっくりという一幕も。
ツマグロヒョウモンも何度か飛んでましたし、南方系は確実に定着していますねぇ。

  
ちょこっと赤みのあるアオオサムシ(左)もご登場。
4歳児のカメハメ波でふっとぶ某編集長(右)という大変素敵なショットもGET成功♪

  
最後に朝っぱらの谷戸に戻ると、ムカシヤンマは羽化殻(左)を残して無事に
飛び立っていました。あたりを頑張って探すともう1つ羽化殻(右)を発見。
とりあえず複数個体が今年も無事に羽化したということに一安堵。
永続を祈って、この日の野外探索の〆としたのでした。

〜おまけ〜

  
おまけは、飼育中のゼフの幼虫。まずは、蛹化直前らしく、全身が真っ赤に
変色してきたウスイロオナガシジミ。まるで別モンみたいだなぁ。

  
小さかったウラジロミドリシジミも終齢になって堂々とした雰囲気に。
無事に成虫になてくれる日が今からとても楽しみです♪

というわけで、今年もやっぱり思い切り楽しめた一日でした。
遠距離日帰りでも、やっぱりこのイベントだけは欠かすわけにはいきませぬ。
懐かしい面々と、懐かしい自然に挨拶し、
そして歩き回れば必ず毎年いくつかのビックリにも逢えるんですから♪
そんなこと思いつつ、この日も懇親会で散々呑んだくれ、
和光大学・かわ道楽の学生たちが、さらに増殖してるのみならず、
初代からの怪しいDNAを面々と引き継いでいるらしいという圧倒的な事実に
妙に安堵すると同時に、「平均年齢を引き上げる側」である事実を痛感し、
そしてやっぱりいつもどおり全力で暴走するK教授を観察して、
よしよしこれで今年も来た甲斐があったと深く満足して帰路に着いたのでした(笑
来年もヒョロッと顔出すと思いますので、どうぞみなさん、ヨロシクです♪
ちなみに、今回の会場、小山田緑地を初めとした鶴見川の源流部では
毎月様々なイベントが開催されています⇒鶴見川源流ネットワークのページを参照♪
かなりオススメですので、是非是非、一度遊びに行ってみて下さいませ(>_<)!


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