春満開〜素敵な出逢いに〜 13.4/13
  
<3>広島県各所 続き

  
さて、浅瀬を移動していくと、パラパラとアマモ(左)がありました。ちょっと驚いたのは、
コアマモの群落(右)が一部茶色く変色していたこと。なにがあったん?

  
ハバノリとスジメかな?細長い海藻類(左)が岩から釣り下がっていたりしました。
近くには 紅藻類になるのか、分岐の細かい海藻類(右)もありましたが、
海藻もなんか図鑑を見てもイマイチぴんときませんねぇ。難しいもんだ。

  
ん潮溜まりを見ると、ゴマフダマ(左)が転がっていたりもしました。
ユビナガホンヤドカリ(右)がポーズをとっていたのでそちらもパチリ。 

  
ビックリしたのは、砂の中から突き出ていた不思議な物体。小型ながら
不思議なカガヤキがあって、なんとも可愛らしかったのですが、ケヤリムシ類?

  
岩場を見ていくと、ウノアシガイ?(左)やら、ヨメガカサガイ(右)やら
いろんな貝がついていました。多分じっくり見るとかなりの種類があるんだろうなぁ。

  
カバノリ?(左)もあちこちについていました。これはなんか美味そうだなぁ。
砂地では、ゴカイ類(右)がニョロニョロと触手を出していたりもします。

  
さてさて、ちょいとふるいを取り出してみると、初手からいきなりコブシガニ類が登場。
なんか色が地味だけど、これもツノナカコブシの範疇なのかな。

  
毛むくじゃらのケブカガニ?(左)も取れました。
ホシムシ類かな?なんか奇妙奇天烈な物体(右)も見つかったりします。 

  
んなんかえらくながいゴカイがとれたなぁ、と思ってよくよく見たら
ひっくり返っているクモヒトデの仲間(左)だったりするというサプライズもありました。
しばらくすると表側(右)をご披露くれましたが、ムダに長い足駄ナァ。

  
なんか実に面白げな貝殻もいくつか発見しましたが、ここらへんは
図鑑を見てもよくわからなかったり。もっとわかりやすい図館ないのかナァ。
#左はおそらくキヌタアゲマキ、右はムギガイの仲間だそうです。

  
小型のアカニシ(左)も見つかりました。ちょっとビックリしたのは、
ふと砂浜を見ていてみつけた謎の物体(右)。1枚撮ったあとで掘り返して
みたんですが、なにも出てこなかったんだけど、これってなにもの?

  
そうこうするうちに、お久しぶりのキヌタレガイ(左)が登場したのでちょっと興奮。
ビックリしたのは、こいつは、足を出したと思ったら、ものすごい勢いで泳ぎまくった
あげくに、いきおいよく砂に潜る(右)んですねぇ。活動的だナァ。

  
腕が大きなモヅミヨコエビ(左)もいました。最初はまさかウデだと思わずに
寄生貝かな?とつつきまわちゃったりしましたが、こんなヨコエビもいるんですねぇ。
撮影していると、目の前の砂の中から、ニョロニョロと長い糞が
噴出してきたので、そこをちょいと掘ると、これまた謎の物件(右)が御登場。
スジホシムシ系かなぁと思いますが、この手も調べようがないもんなぁ。とほほ。

  
これまたおもしろげなゴカイ類(左)も登場しました。
そして、一番謎だったのは、これまた砂の中から登場した異形物体(右)。
正体はさぁっぱり想像がつきませんが、イソギンチャク類とか?

  
調子に乗ってさらに頑張ると、これまたきれいなツノナカコブシが登場
もっと深い場所にいる種類だと思ってたけど、案外浅瀬に沢山いるものなのね。

  
さらにビックリは続きました。砂浜をみると、ゴロゴロと転がっていたのは、バラフマテ。
これ、掘り出したんじゃなくて、自分で表に出てきてたんですよね。
ちなみに、貝殻に身が入りきってないじゃん、と思ったのは次の不思議な展開に続きます。

  
薄暗くなるまで粘ると、ウネイトカケギリ(左)も何匹か御登場。
死殻でしたが、シゲヤスイトカケギリ(右)も見つかったりしました。

  
最後におおっと思ったのは、こちらの謎なカニ。最初は珍品アリアケヤワラガニ
かと思いましたが、調べると別物みたいで。ピンノ系かナァ。
んで、この日もナメクジウオは見つからず〆だったのでした。コツがわからんなぁ…
#これはメナシピンノで、なおかつ足についてるのは大珍品の寄生性2枚貝
#ガンヅキなんだそうです!しまったぁ、現地で気付いていたらなぁ…
***

〜おまけ〜

  
おまけは、なんか変な棒かと思って持ち帰ったら、自宅で開いたケヤリムシ類(左)。
ビックリしたのは、1匹だけ持ち帰ったバラフマテ(右)は、なんか前後のオマケ部分を
自切してふつうのスタイルになったんです。ということは、この部分はナニモノ?

  
キヌタレガイは、独特の軟体部を撮るべくかなり粘りましたが、
これがなかなか難物で、こんなのが撮れた程度。なかなか軟体部を出さないのに、
出し始めるとゴソゴソ動いては勢いよく動いたりするんですよねぇ。難しい。

ということで、アレコレ楽しい展開となった1日でした。
ギフチョウの方は、春一番だし逢えればいいナァ、程度のつもりでしたが
予想外の「瀬戸内カット」バッチリに加えて、”強奪”そのまんまという感じの
交尾の一部始終が見れたので、もう万々歳ですね。
ご案内いただきました、TODさん&Ashさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m
とりあえず、春の虫方面トライアルのスタートとしては最上の滑り出しですね。
その後のアナグマもビックリでしたし、
なにげなく立ち寄った干潟方面も、あれやこれやとたっぷり楽しめて
最後まで思いっきり楽しめたのも嬉しい限り。
ナメクジウオはまた宿題として残ってしまったけど、また季節を変えて
イロイロ探しに行くのも面白そうだし、ここも要再挑戦ですね。
さてさて、ここから虫も花も本格シーズン到来。また力一杯頑張るぞ♪


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