日本西端28Hトライ@〜嵐に涙して〜 13.4/6
  
<3>与那国島周辺 続き

  
さらにろう路すると、シギチの大群(左)を発見。こりゃなかなか賑やかだなぁ。
タカブシギ&コアオアシギ(右)がメインでしたが、いろいろ混じっている感じだぞ。

  
ということで、まず嬉しかったのは、オオメダイチドリ。いや、普通種なんですが
縁がなくてほとんど撮影したことがなかったんですねぇ。

  
撮影しているとオオメダイの群れの中央に怪しい影を発見。
これがなんと夏羽のキリアイなのでビックリしましたが、これがチョロチョロと物陰に隠れるので、
こんなのが撮れただけ。オマケに何に驚いたのか群れごと一気に飛んじゃうし。

  
んで、さらに暗くなってきたので、情報収集も兼ねて、アヤミハビル館(左)を来訪。
すると、スタッフとして働いていらっしゃったのが、昨年GWにお世話になったMさんでビックリ☆
ヨナグニシュウダ(右)なんぞ撮影しつつ、蝶談義やトンボ談義を楽しみましたが、
「そうそう、ヨナグニサン見たいんですけど、どのあたりがねらい目ですかね?」と聞くと
「あ〜、ここに幼虫いるけど、成虫はもう終わりで……まだどこかいるかなぁ。」
「え゙!去年のGWもぎりぎり遅いって言われて見れなかったんで、今回半月前に来たんですよ!」
「いやぁ、それが今年は発生が半月くらい早かったんだよねぇ」
な ん じゃ そ り ゃ (@_@)!!
こちらが早く来た分、先回りしてるってのはどういうイヤガラセなんざましょ、いやマジで。

  
失意に沈みながら展示を見ていくと、シナスッポン(左)なんかに続いて、
憧れのヒメフチトリゲンゴロウ(右)も展示されていたのでちょいと興奮。

  
さらに感激したのは、憧れのエサキタイコウチ(左)と、マダラアシミズカマキリ(右)。
これは嬉しい余禄でしたねぇ。次回はここらも狙いたいモンで。

  
さて、気を取り直して海岸沿いを歩いてみることにすると、
すぐにシママンネングサ(左)やらヤエヤマスズコウジュ(右)やらが見つかりますが
海岸沿いはさらに強烈な風で、歩いていてフラフラする程度。あぶねぇなぁ(^^;

  
などと思いつつ、目星をつけた崖を見ると、そこには憧れのヨナグニイソノギクが!
メチャクチャ感激しましたが、強烈な風が吹き荒れる中、崖を登るのはかなりドキドキ。

  
花のアップも撮ろうと頑張りますが、常に強烈な風が吹き止まない上に、ばかみたく暗いので、
数十枚連写しても、全部ブレブレとかも普通でしたから、かなり粘ってこの程度。

  
ドキドキしながら崖を登ると、さらにいい感じの群落が次々と登場するので
がんばって撮影してみますが、もうどうにもならんのでGIVE UP。とほほのほ。

  
なんかえらく淡色のアザミ類(左)もありました。これもイリオモテアザミなの?
ちなみに海を見ると、日本海か!って感じの荒波(右)。そして時折強烈な波しぶき。

  
さて、完全にうすら暗い中、先ほどの水田に戻ると、セイタカシギ(左)や
シマアジ(右)を発見。しかし、車の外に出ると強風でどうにもならんので車中から撮る
わけですが、それでも車が風で揺れてブレまくるという状態で(笑
しょうがないので、ここらからかなりISOを上げた粗々ショットで無理やり撮ってます。

  
さらに場所を変えると、衝撃の光景がありました。これ、すごくないですか?
ちょうど風のあたらないエリアの、舗装路上に大量に集まっているツバメです。もうビックリ。
暗くてロクに撮れませんでしたが、頑張ってバシバシと撮影。

  
さらに、よくよく見ると、風除けということで、コンクリ壁にも大量のツバメが。
最初はアマツバメ類かと思いましたが、全部普通のツバメなんですよねぇ。いやはや。

  
んで、同様の理由で大量のサギ類(左)も集まっていました。コサギ(右)が一番多く
珍品混じっていないかと粘りましたが、期待していたあたりは登場せず。

  
アマサギ(左)も大量にいました。アオアシシギ(右)なんかも混じっていたり、じっくり
探すと面白そうでしたが、いかんせん暗すぎてよくわかんない状態で。

  
よくみると、ダイサギもチュウダイサギ(左)&オオダイサギ(右)が並んでいたりとか
ささやかな成果はありましたが、この後はかなりの豪雨になっちまいやがってギブアップ。
んで、軽い夕食の後、与那国ホンダでまた楽しい蝶談義に混ぜてもらって
憂さを晴らしたりしたのでした。ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました♪

  
んで、その後はかなり遅くまでウロウロとひたすら山の中をさすらってみましたが、
やはりヨナグニサンは登場せず、ってかまともに探せないくらいの大嵐。
散々粘って、シロスジヒトリモドキ(左)と、リュウキュウフトスジエダシャク(右)が見つかっただけで…
ヘロヘロくたくたになって泥のように沈み込んで寝る、という幕引きでしたとサ。

というわけで、ささやかな成果は多数ありましたが、
全体的に「神様もうちょっとなんちゅうかお手柔らかにしてぇな」って1日でした(笑
”全国的荒天”とは聞いていましたが、まさか与那国まで”全国”の範疇とは
思ってなかったので、案外天気もつんじゃねぇかなという期待を持ってたんですがねぇ。
まぁ、日ごろの行いがここに繋がったということでしょうか。しくしく(ToT)
圧巻は、こいつは余裕だろうと思っていたヨナグニサンの
「半月早く来てみた→半月早く発生していた」というトんでもエピソードですね(^^;
まぁ、それでも、昨年探し続けたアオナガイトトンボが、探索開始数歩目で
見れるというラッキーや、ささやかながら鳥方面の成果もありましたので
”成果皆無”ではないというのがささやかな救いでしょうか。
ちなみに、与那国ホンダさんで蝶談義に花を咲かせていた時、
翌日の天気予報を見ると9時から晴れマークが並んでおり、これは期待できるかも、という
声が上がったのですが、「でも気温がえらく低いですね、風は収まらないってこと?」
「まぁ、そもそも与那国の天気予報が当たったためしはないんですけどね」
などというご意見も出て、不安感満点の〆となったのでした。さてどう出ますか(^-^)


次⇒

topへ⇒