大移動的突撃〜超大ポカに泣く〜 13.2/10
  
<2>関東地方某所 続き

  
さて、粘っているとさらに潮が引いてきて、ウミサボテンはほとんど寝た状態に。
潮の流れもあってユラユラとさらに撮りにくい状態になります(ToT) 

  
ホソウミエラ類のあるあたりも、さらに浅くなってきて実にイイ感じになりました。
なんか見てると、太めのと細めのと2種類くらいのあるのかも?という気もしますね。

  
少しだけ波が収まった瞬間を狙って直立しているウミサボテン(左)を狙ってみます。
いろいろ工夫して、先端部のどアップ(右)も撮影してみましたが、おもろいよなぁ。 

  
しつこく歩き回って、ホソウミエラ類(左)やら、ウミサボテン(右)やらを
撮影しますが、やはりなかなかいい感じには撮れずに四苦八苦。
後で考えれば、箱メガネみたいなものを準備してくればよかったんだよなぁ… 

  
波が強くなってきたのであきらめて周辺をうろうろすると、大きなケフサイソガニ(左)発見。
砂浜にはスナヒトデ?(右)も転がっていましたが、期待していたような磯魚は見つからず。

  
しょうがないので、再びウミサボテン(左)なんぞをひたすらバシバシと撮影することに。
砂底から直接エラを出している、真っ白なケヤリムシ類?(右)もいましたが、お名前は?

  
しかし、潮が再度満ち始めたころから、さらに波が高まってくると同時に、
水の透明度がグングン下がっていくのに気付きました。どうも、波が高くて泥が巻き上がるのか?
あとは時間的なものもあるのかもしれませんが、触手をあまり出していない個体(左)が
目立つようになり、そもそもウミサボテン自体の数が明らかに少なくなってきた感じ。
時間がたつほどに透明度はグングン下がって、ホソウミエラ(右)なんてこんな感じ。

  
やがて、どんなに頑張ってもこんな写真(左)しか撮れなってきたのでGIVE UP。
岩場に転戦するとムラサキハナギンチャク(右)もありましたが、近づくとすぐに泥が巻き上がって、
そのまま波にもまれていつまでも消えないので、最初にこんなのが1枚撮れただけ…
最後の方は、風が強くなって、漁船の漁具かなんかがカランカランぶつかる音が
静かな入り江に、延々とひびきまくっていましたしねぇ。
こりゃダメだ、ということで諦めて、そのままの勢いでもう1箇所回ってみることに♪。

  
んで、これまたえっちら山越えてやってきたるはとある公園。ここはフユシャクが楽しいよ、
と某氏に教えてもらっていたので、ついでに見ておこう、という魂胆でしたが、
歩き始めるまでもなく、車を止めた横の電話ボックスに、いきなりクロテンフユシャク(左)発見。
近くには、ハイイロフユハマキ(右)もいました。旧名フユシャクモドキですね。おもろいなぁ。

  
シロフフユエダシャク(左)も飛び出したので、撮影しながらふと横を見ると、
そこにフユシャクの♀(右)が鎮座していて初手から仰天。小さな翅が残っているすたいるで
…図鑑見てもいまいちわかりにくいのですが、ヒロバフフユエダシャクの♀かな?

  
近くの樹をよく見ると、完全保護色のフユシャクが隠れていました。
シロフフユエダシャク(左)と、シモフリトゲエダシャク(右)ですが、これクイズにできるよね。 

  
調子に乗ってさらに探索範囲を広げると、下翅を広げたクロテンフユシャク(左)なんぞ発見。
シロフフユエダシャク(右)もあちこちにぺたぺたとついていたりします。

  
壁沿いでバタバタと暴れていたのは、お初に見るヒロバフユエダシャク。
全然落ち着かなかったので、しばらく粘れどこの2枚しか撮れませんでしたけど…

  
林の中の小さな外灯のまわりをよくよく見ると、いきなりクロテンフユシャク (左)と、
シロフフユエダシャク(右)の2種の交尾が見れたので、ちょいとビックリという一幕も。

  
見ているうちに交尾が解けたので、♀のアップもバシバシと撮影。まずは
クロテンフユシャクからですが、無翅型だからすごいスタイルですよねぇ。 

  
んで、シロフフユエダシャク。こちらは申し訳程度の小さな翅がありました。
ここまで小さけりゃ要らんじゃないか、とも思いますが、進化上の深い意味があるのかしら?

  
さらに別の場所でも、交尾中のシロフフユエダシャク(左)を発見!
調子に乗ってさらに遠くまで足を延ばすと、ヒロバフユエダシャク(右)にも再会できました。

  
あたりには、クロテンフユシャク(左)が、もうベタベタといくらでもついている状態。
トイレに立ち寄ると、こちらでも大柄なシモフリトゲエダシャク(右)が見つかります。

  
んで、なんとトイレの壁にベタリとついていたのは、シモフリトゲエダシャク♀。
予想外の出会いにビックリしましたが、♂は灯りに惹かれて飛んでくるんでしょうけど、
アナタはえっちら歩いてくるしかないのに、こんなところまでご苦労さんだねぇ(^^;

  
この頃にはさすがに夜明け数時間前になり、ヤバイと思いつつ引き上げようとすると、
再びフユシャク類の♀を発見。翅が2つとも大きいから、おそらくヒロバフユエダシャク♀かな。

  
さらに、なんと電話ボックスの内側にシロフフユエダシャク♀を発見。こんなとこに?
というわけで、最後までビックリ続きの夜となったのでした。

というわけで、途中の超大ポカはホンキで泣けましたが、それ以降の夜の部は
あれこれと予想以上に成果たっぷりに楽しめた1日でした。
とりあえず、ドタキャンでご迷惑かけた皆様、本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m
それにしてもこの夜のディープさったらすごいですよね。
ダイビングで潜るんじゃない状態で、ウミサボテンやらウミエラやらって
見たことある人ってかなり限られるんじゃないですか?
まぁ、冬の夜中の干潟を胴長はいて歩いた人も少ないでしょうけど(笑
しかし、いると聞いて行ったのに、見れた瞬間のビックリ感がスザマジったのは
すごく印象的でした。いやぁ、ホンキで眼福眼福。
ちょっと波風強かったのには参りましたが、次回は箱メガネ持参で再挑戦かな?
その後のフユシャク三昧の公園ももうアドレナリンでまくりでした。
よく考えたら、フユシャク4種、全て♂♀見れたんですからすごいですよね。
そんなこんなで、遊びすぎたこの夜はレンタカーに戻った時点でなんとすでにAM5時。
寒空の下、寝袋もないのにそのまま即爆睡できる状態だったのでした(笑


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