飛来モノ狙い〜泥まみれ旅〜12.11/4

この日は、前回味をしめた飛来アカネに再挑戦してきました。
ひょんなことから再びトンボ熱にちょっぴり火がついたもので、時期的には遅いけど
万が一のマンシュウアカネと、いくつかのヤゴに挑戦という次第。
土曜が所用で動けなかったので、日曜はフルで頑張るぞとばかり気合を入れて
早朝からアレコレ頑張ってはみましたが、一定の成果はあれども
大目標はヒットせず、おまけに久々にハデに泥まみれになっちまう始末で
夜まで粘るつもりが早めの撤収といういまいちしまりのない結末に(^^;
それでも久々の胴長遊びでかなり楽しめた1日でした。
おまけ編にはひょんなことから面白い経験をしましたのでそちらも追加ですよん☆

<1>但馬〜京都北部各地

  
というわけで、まずは薄暗いうちから湿地でヤゴ採りに挑戦。
すると、ゴソゴソと本当に佃煮にするぐらい大量のマルガタゲンゴロウ(左)が採れてビックリ。
混じってコシマゲンゴロウ(右)なんかも取れたので、ついでに撮ってみたりとか。。  

  
オオコオイムシ(左)も見つかりました。ヤゴの方はといえば、シオカラ・ギンヤンマなどに
混じって、小さなハラビロトンボ(右)も1匹だけ御登場。  

  
オオイトトンボ(左)もゴジャゴジャと大量に取れました。それに混じって小さな
イトトンボ類(右)が採れたので"おっしゃ!"と思ったら、キイトトンボの極小個体だったりとか。

  
でも、粘っていると、尾鰓の尖ったモートンイトトンボのヤゴも数匹だけ無事GET。
ついでに採れるかなぁと期待したハッチョウトンボは空振りでしたけど、まずはよかった♪  

  
調子に乗って転戦してきたのはとある汽水域。いきなり初手から大きなウグイ(左)が
網に入ってビックラこいたりしましたが、しばらく粘れどヌマチチブ(右)なんかが採れたくらい。

  
でっかいヤマトシジミ(左)やら、ホトトギスガイ?(右)が網に入ったりもしましたが
肝心のヤゴが入りそうな環境がなかなか見つかりません。。  

  
ビリンゴ(左)はわらわらと大量に採れましたし、久しぶりのシマイサキ(右)が
とても嬉しかったりもしましたが、ようやく見つけたそれっぽい場所はすんごい泥深く、
しばらく粘れどもまったく成果なく、ヘバっただけですごすご退散。むむぅ。  

  
ちょうどいい時間帯になったので、前回も訪れた水田地帯に転戦。
歩き始めると実をつけたサネカズラ(左)やら、シロヨメナ(右)やらが目に付きます。

  
いわゆるベッコウシリアゲ(左)も登場しました。なぜか土色のまま緑色の葉上に鎮座している
アマガエル(右)もいましたが、それってムダに目立ってないか?  

  
さて、水田地帯を歩くと、あちこちで交尾中のアキアカネ(左)が御登場。
ミゾソバの花にはホシホウジャク(右)が賑やかに飛びまわっていたりします。  

  
妙にすすけた色合いのアキアカネ(左)にドキッとしながら歩くと、わりと早々に
オナガアカネ(右)も御登場。まずは逢えたことに一安堵。  

  
かわいい感じのキカシグサ(左)もあちこちにありました。真っ赤な実をつけたまま立ち枯れた
サルトリイバラ(右)なんかはそのままリースに使えそうな面白い按配。。  

  
低い位置に止まっているオナガアカネ(左)なんか撮りながらふと横をみると、
なんと産卵中のオナガアカネ(右)を発見。慌てて連写しましたが、ちょうど分厚い雲が
かかってしまい、ブレボケのどうしようもないのが数枚撮れただけ。

  
しかも、何を思ったのか彼女はホンの10秒くらいで産卵を終えて、ちょこちょこ休憩しつつ
飛び回るんです。粘ればどこかでもう一度産卵するだろう、ということでかなりしつこく
追いかけましたが、途中で強い風と共にあっけなくロスト。とほほ。

  
林縁を歩くと、いい感じに満開のコウヤボウキ(左)を発見。えらいこと花付のいい
キクバボクチ(右)の大株なんかにも逢うことができました。  

  
面白いなぁと思ったのは、途中で交尾していたキチョウ(左)。これは夏型と秋型になるのかな?
模様が違いすぎて別種みたいですね。ちょうど日が差してきたので逆光で撮ったらイイカンジ♪
あたりにはボロボロのオオウラギンスジヒョウモン(右)も登場しました。  

  
さらに別の場所でも交尾中のキチョウ(左)を発見。ちょうど相対するポーズでかわいいなぁと
思いながら反対側(右)をみると蛹殻を発見。羽化直後につかまったのね。

  
その後もは、じっくり周辺を探し回りますが、アキアカネ(左)がやたらめったら多いだけで
やはりマンシュウはさっぱり見つからず。まぁ時期的には遅すぎますしね。
あとはオオアオイトトンボ(右)やらノシメトンボやらが登場するくらい。。  

  
再び水田の中を歩くと、オナガアカネは何度も登場しました。やっぱりそこそこの数が
飛来したみたいですね。産卵もしていたし、来春に頑張ればヤゴが採れないかなぁ…  

  
などとスケールの大きな皮算用をしていると、上空を大きな魚を持ったミサゴ(左)が横断。
ノビタキ(右)もまだ数羽滞在していましたが、テレコンなしでここまで近づける大物ッぷりでした。  

  
その後、転戦してきたポイントは、以前同様に飛来アカネの撮れた場所。
道端に咲くユウガギク(左)なんぞ眺めつつ、いそいそと歩き回ってみましたが、
ここでは水田地帯にアカネ類は少なく、日のあたる草地に大漁のアキアカネ(右)が
舞うばかりで珍し系の混じり物は見つからず。むむ、難しいもんだ。 
その後、朝っぱらの空振りを挽回すべく某汽水域に再挑戦してみましたが、
ちょっと奥の方を攻めようとしたところで、両足がガポッと泥にはまり、もがけど動けぬ状態に。
右足を引っこ抜くと左足が沈み、左足を引っこ抜くと右足が沈む、一人シーソー状態(^^;
にっちもさっちも行かず、両腕を泥まみれにし、胴長の中にも泥水をザバザバ流入させながら
なんとか脱出に成功し、ヘロヘロになりながら帰路についたのでした(笑

〜おまけ〜

  
帰宅後の水槽から、かわいらしいビリンゴ(左)と、シマイサキ(右)。
 久しぶりの日淡は汽水用小物水槽から再起動中です。また今冬はちょっとがんばろっと☆

  
んで、おまけそのAは、こんなすばらしき光景。これはちょいと説明要ですね。
実は勤務先で昼休みに散歩していると、いつも親切にしていただいているさんが
軽トラで横を通られて、いきなり「おい、カニ要るか?」
取り出した箱には大量の大きなモクズガニがうごめいていて、思わず「欲しいです」と
即答しつつ、どうやっておすそ分け分を持って帰ろうかな、と考えていると、さんは豪気に
箱ごとどさっと私に渡してくれて、軽やかに走り去ったのでした(笑
というわけで、どでかいモクズガニを10匹近く豪快に茹で上げたのがこちら。すっげぇでしょ?

  
ばさっと甲羅をあけると、大量のミソ(左)が詰まっていてもう狂喜乱舞。せっせ身をほじると
こんなすばらしい光景(右)ができあがり、この後数日はカニ三昧を満喫できたのでした♪  

ということで、最後のオチはイマイチでしたがそこそこ楽しめた1日でした。
いやぁ、しかし、あやうく行方不明約1名にならなくて本当によかったわぁ(笑
しかし、帰りがけの車内の泥臭いことったら、もう壮絶でした(ToT)
狙いの某ヤゴについては、後で調べるとちょっと探し方がまずかったっぽいので
この日挑戦し損ねた夜の部とあわせて、またトライしようと思います。
ちなみに冒頭にも書いたように、最近ヒョンなことからトンボ熱が再発しつつあり
この冬は難物系ヤゴを攻めてやろうと意気込んでおりますので乞うご期待。
あと、オマケ編のモクズガニもなかなかビックリでした。
さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m
こんなに旨いとなると、今後はヤゴ採りのついでに大きいのが網に入ったら
持ち帰って美味しくいただかなきゃいけないですかね(^-^)!
なんかあれこれ楽しみが増えた感じですんで、この冬も全力疾走頑張るぞっと♪


次へ⇒

topへ⇒