大移動珍鳥巡り〜贅沢な日〜12.10/13

ここ日は、なんか不思議な展開となった1日でした。
本来は一気に九州ムリヤリ遠征でも組んでやろうと企んでいたのですが、
ちょいと空模様が怪しいなぁと思っていたところに、いきなりの超大珍鳥情報が到来。
そりゃまぁ行くっきゃねぇや、ということですぐさま特攻してきたような次第。
ついでにとちぃとした企みも実行しましたがさっぱり成果なく
そうこうするうちに、さらにスンゴイ情報が入ってきたので、一気に
とんぼ返りしてそちらに挑戦という、移動時間が大部分を占める展開に。
結果は首尾よく大珍品連続撃破という嬉しい展開となったのでした♪
#片方はすぐに抜け、片方は新聞・TVで紹介されたようなので公開版にします(笑

<1>北陸地方某所

  
というわけで、まだ朝日も差さないうちにやってきたるはとある水田地帯。
うろうろしていると、怪しい影(左)が舞いました。こ、これは、ということで大慌てで
降りたと思しき地帯に直行すると、そこにはアオサギに寄り添うように可愛い鳥(右)。
よっしゃ、噂に聞いていたアネハヅルとの感涙の出会いの瞬間だったのです♪

  
予想以上に小さくて可愛らしいキュ〜トな鶴で、のんびりしてくれたので、
もうバシバシ撮影しまくり♪いやぁ、ぶっとい眉毛?や長い髭みたいなのがサイコーやね。

  
のんびりしていると、案外と警戒心も薄いようで、結構近づいてきてくれました。
かなり薄暗い中、SSも上がらずブレブレ増産でしたが、可愛いショットも撮れました。

  
某掲示板に張れそうな正面顔ショット(左)も1枚ばかり掲載してみたり(笑
しかし、何度見てもキリッとした美しさのある鳥ですね。
あ、そうそう、こいつで国内産ツル類はとりあえず制覇なんですよ〜。

  
ポリポリと頭掻きするところ(左)も見れました。そうこうするうちに、さ〜っと朝日が
差し込み始めて(右)さらにいい雰囲気になりましたが、やがて前触れもなくバサッと
飛び去ってしまってそのままロスト。まぁ、探せばまだ見れそうだったけど、
かなりの時間のんびり撮れたし、まぁいいや、と転戦することに♪

  
お次のポイントへの移動途中には、海の中に面白い建造物(左)を発見。
これは、「ボラ待ち櫓」といって、網を仕掛けていて、泳いできたボラの群れをすくいとる
もんなんだそうですが、ムダに仰々しくてすごいですねぇ・・・
その後は、目星をつけていた面白げな湿地帯(右)でしばし奮闘してみるも、
期待していたような水生昆虫はさっぱり。むむ、難しいもんだ。

  
あたりには、すでに真っ赤に色づいたカエデ類(左)やら、桜の類(右)やらが
いつの間にやら深まった秋を実感させてくれましたが、それ以上の成果は期待できそうに
ないもので、ちょうど舞い込んできた、もう1件の超大型珍鳥情報に飛びつくことにして
そのまま夜中通ってきたをひた走ってとんぼ返りすることに(笑

<2>阪神間某所

  
んで、やってきたるは阪神間のとある河原。すでに夕方近かったのでドキドキしつつでしたが
到着した場所ではずらりと並んだ大人数の鳥屋さんの前に、「目の前じゃん」
といいたくなる距離に可愛い小さな影。この日の大珍品その2、イナバヒタキ君です!

  
これがまた何を考えてんだか、さっぱり警戒心ナシ。
じっと見てると、ぐんぐんと、デジスコだとはみ出す距離まで来るんです。
いやはや、大珍鳥だというのに、なんすかそのサービスッぷりは☆

  
人は気にならないのに、上を飛ぶカラスは気になるようで、見上げポーズ(左)もGET。
オンブバッタを捕まえて食べるシーン(右)まで見せてくれたりもしました。

  
ちょっと羽をふくらませたポーズ(左)や、ついでだからこちらも某掲示板風の
正面顔ショット(右)なんかも掲載。次に逢えるの多分うん十年後だしね。

  
彼は何度も石の上でポーズ(左)をとってくれたので、少しヒキ気味にして飛び出しを
撮ろうと頑張りましたが、存外に素早くて、こんなの(右)が撮れただけ。
せっかくだから識別点の尾羽も撮ろうと思ったんですが、デジスコじゃ厳しいねぇ。

  
日が暮れ始めたので引き上げようとすると、あたりにはあちこちにマメアサガオ(左)が
すでに花を閉じた状態で、銀色の穂を揺らすオギ(右)なども実にいい感じ。

  
ふと、ツチイナゴ(左)と目が合ったりもしました。小さな水辺には、なんか面白そうな
植物(右)がごっちゃりありましたが、これってなんだっけ?

  
ふいに天空高くでゲチゲチとモズが高鳴きをしてくれたりもして、
さらに秋な気分を痛感しつつ車に戻り、しばし仮眠をとることに・・・

  
夜には、前々から気になっていたポイントを巡って、あわよくば大物秋蛾をと
狙ってみましたが、ガムシ(左)やら、ハヤシノウマオイ(右)がいたくらい。

  
ようやく大物が出たと思ったら、フクラスズメ(左)だったりしました。
これまた面白げなデザインの地味系シャクガ(右)もいましたが、お名前は調査中。

  
ついでにと移動中のSAも何箇所か巡りましたが、クスサン(左)がいたり、
ウスキツバメエダシャク(右)がいたりした程度で、最後まで大物続きとはいかず、でした。
まぁ、こんだけ大物見た後だから、贅沢言ったらバチ当たりますな(笑

ということで、なんとも贅沢な展開の1日でした。
もっとも、実働時間より、移動時間の方がはるかに長いという展開でしたが、
まさかの大珍品連続制覇というのはスゴすぎますよね。
鳥方面もライフリストがちょっとずつですが、積み重なってきている気がします。
(まだまだしょぼい数字ですので実数載せるのはやめときますけど・・・)
あと、実は最近、「秋の珍鳥はアタラない」というジンクスがあるんじゃないかという
予感があったものの、それを打ち破れたのは大成果。
このまま調子に乗って、来年くらいには離島方面攻めてみようかなぁとも思いつつ、
ハマっちゃうのが怖いのと、「島流し」が怖いので躊躇中。
でも、まだまだいわゆる「離島的普通種」に未見種が多いんですよねぇ…
まぁ、本土で普通に見れるやつらをきっちり撮ってからにしろという気もすごくしますが(笑
ちなみに今年は冬鳥もイキオイいいみたいで、なにか大ヒットが来そうな予感。
そろそろ虫もシーズンオフだし、昨年以上にあちこち飛び回るぞっと♪


次へ⇒

topへ⇒