突発的対馬旅A〜放浪な日〜 12.9/23
  
<2>対馬各所 続き

  
さて、昨日衝撃の出逢いが逢ったあたりをウロウロしますが、林の中にフユイチゴの類が
咲いてるのを見つけた程度で、ここでもやっぱりウラボシ君のお姿はナシ。
厳しいと思っていたけど、やっぱり相当個体数は少ないんですねぇ…

  
ビックラこいたのは、クモの巣にかかっていたアムールカナヘビ。なにがどうなったら
この高さで引っかかることができるもんだか想像がつかんなぁ(笑

  
林の中には、オオシマカラスヨトウ?(左)も隠れていました。
あたりにはハヤシノウマオイ?(右)もいましたが♀じゃ区別つかんのよね。

  
ここでもマユタテアカネ(左)は相変わらず優先種。他のアカネ類はほとんど
見ないねぇ、といっているとふいにリスアカネ(右)が俺もいるぞと登場してくれたり。
図鑑にはオナガとかタイリクアキが土着マークだったので期待していたのに…

  
ここでもキタキチョウ(左)が御登場。これはさっきのと違ってノーマルなスタイルだね。
薄暗い林の中にはヒキオコシ(右)なんかも見つかりました。

  
ボロッボロながらギンリョウソウ(左)も発見。まだこんな状態で残っているんですね。
メチャクチャ位場所でしたが、ツシマシリアゲ(右)も御登場されました。

  
ちょっと以外だったのは、きれいに咲いていたトラノオスズカケ。
対馬にもあると思っていなかったので驚きましたが、かわいい花ですよねぇ♪
しかし、その後もしばらく探せど、やっぱりツシマウラボシは登場されず。
どうする?と散々悩んだ挙句、いっそのことほぼ幻に近いといわれている
タイワンモンシロを探そうか、と思いっきり大移動することに。

  
やってきたるは海岸端。歩き始めると、崖上にダンギク(左)が咲いていたり、不思議な場所に
メハジキ(右)がさいていたり、なかなか面白そうな雰囲気。

  
それでは、とウロウロしますが、テングチョウ(左)やら、ルリシジミ(右)やらといった
あたりは見つかるものの、あとはこれといってめぼしい種類も見つからず。むむむ。

  
ハマゴウ(左)咲き誇る海岸にも足を運んでみると、
大満開のアカテツ(右)が目に付いたりします。うん、なかなかイイ雰囲気。

  
ソナレムグラ(左)など見つつ歩くと、岩場には期待通りのタイゴトメ(右)はありましたが、
クロツバメシジミはなぜか登場されず。いそうな雰囲気だったのになぁ。

  
しつこくウロウロすると、手近な位置にいい感じに咲き誇るダンギクを発見。
これまたなかなかお見事なので、見惚れてみたりとか。

  
しつこくウロウロしていると、白っぽい蝶が飛んだので大興奮したら、モンキチョウ(左)
だったりという一幕も。う〜ん、さすがに今や年2〜3匹といわれるだけ強敵ですなぁ…
近くにはかわいらしいヒヨドリジョウゴ(右)も咲いていました。

  
一足先に船で帰るTODさん&Ashさんを見送った後、一寸野虫さんと残り僅かな時間で
面白そうな沢沿いを歩き回ると、クロコノマチョウ(左)やら、クチキムシ類(右)が
登場しますが、期待したような対馬特産系は全く見つからず。

  
さらに場所を変えてウロウロしますが、チュウガタコガネグモ(左)やら、
クズの葉上にいるかわいいチビタマムシ類(右)がいた程度で、それ以上の成果ナシ。
宿題たくさん残っちゃったかもな、というエンディングでした。

というわけで、あれこれと成果はあって楽しめましたが、
ちょこっとばかり中途半端な展開の1日でした。
最初に書いたように、空き時間なんて想定していなかったのが一番の敗因。
いい予感はしていたものの、現実的な予想としては、最終日の
それも残り時間ギリギリになってから1匹登場、慌てて数枚撮ったら飛んでっちゃったけど
それでもなんとか大願成就、よかったよかった、というのが脳内シナリオだったので、
出撃して2時間以内に見つかるなんて逆に想定外だったし(笑
しかし、この日も散々探して、やっぱり相当に個体数は少ないんだなぁということを痛感。
昔の有名産地はシカの食害で食草がなくなっている、というのは聞いてましたが
今回探索したエリアというのは食草はまだふんだんに残っていましたし
薄暗い林が増えているとはいえ、いかにもな感じの林道もあちこちにあったし、
あるとしたら個々の個体群の孤立化とかが原因かなぁと想像中。
いずれにせよ非常に厳しすぎる状況ですが、島ではヤマネコ以外の野生生物の
保護はあまり積極的ではない様子なのがさらに気がかりです。
ここで改めて書いておきますが、ツシマウラボシシジミは市指定の天然記念物で
採集禁止ですので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

まぁ今の状況で探しにいく勇気のある人は行ってご覧よ、という気もしますが(笑
(当然ながらポイント情報はマル秘ですが、私も次行っても逢える気が全くしません)
それはさておき、特産の甲虫類やら直翅類などはかなり見残しが出ましたし
夜行の船を使えば、関西からはそんなに遠くないということも分かっちゃいましたので、
またぞろ季節を変えてあれこれ挑戦しに行ってみたいと思います♪


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