霧の広島で〜涙な無風日〜 12.6/24

ここの日は、散々悩んだ挙句、思い切った移動をしてきました。
お久しぶりの広島西部でゼフ狙いです
狙いはズバり、どうにも縁のないメスアカミドリシジミと、
おまけで見れるゼフと、憧れの某蛾という3点セット。
ついでに周辺のトンボも花も、という贅沢な思考回路でしたが、
それが災いしたのか、天気予報はそれほど悪くないはずが
どうにもすっきりしない天気になり、かつ
狙いのものはほとんど見れないという大空振りっぷり。
あまり欲かいちゃいけないなぁ、と反省した1日だったのでした(^^;

<1>広島県西部

  
というわけで、相当気合を入れて薄暗いうちから動きますが、狙いの山の上では
すんばらしい濃霧(左)。おまけに風もかなり強く、どうにもならん感じで…
諦めつつ周辺を見てるとおもしろげなテンナンショウ類(右)がありましたが、お名前は?

  
久しぶりにいい感じに咲いているエビガライチゴ(左)も見つかりましたし、
こちらも大満開のナガボノナツハゼ(右)もありましたが、待てど暮らせど霧は晴れず…

  
諦めて移動しようとすると、道端からふわりと大きな猛禽類が飛び立ちました。
あわてて窓からデジカメを向けると…おお、なんとそれはハチクマじゃないですか!
ものすごく暗かったので、ブレブレしか撮れませんでしたが、
実は今まで天空高く飛ぶ姿しか見たことがなかったので、かなり感涙。

  
悔しいので周辺をうろうろすると、いい感じに咲き誇ったサワフタギ(左)や
ミヤマガマズミ?(右)なんかも見つけることができました。

  
気になったのは、湿地で見つけたこちらの樹。メギにしちゃ大柄なんで、
オオバメギかと思って撮りまくりましたが、後で調べると分布的にはオオバメギは
このあたりにはないんですね。すると、こでもメギの範疇?

  
えらく鮮やかなルリタテハ(左)もご登場されました。
面白かったのは、路上の水溜りの上に大量に下がっていたモリアオガエルの卵(右)。
いや、孵化したあと、確実にあっというまに飽和状態ですが、いいんですか?

  
諦めて移動しようとすると、遠かったですが、ノウサギ(左)も登場。
いい感じに咲いているササユリ(右)なんかも見つかります。

  
移動中にビックリしたのは、ごくふつうの水路脇に咲いていたバイケイソウ(左)。
深山幽谷に咲く花だと思っていましたが、こんなとこにもあるのね。
んで、移動した場所では、さっそくオオイトトンボ(右)を多数発見。

  
歩いてくと、すぐにタベサナエが何匹も御登場されました。
ここはコサナエも混生しますが、これはタベの方でいいんですよね?

  
意外にも地面でのんびりしているヨツボシトンボ(左)も発見。そんなこともあるのね。
池の中ではアサザ(右)も今を盛りと咲き誇っていました。

  
交尾中のオオイトトンボ(左)なんぞ見つつのんびり歩いていくと、
お久しぶりのモートンイトトンボ(右)にも遭遇。

  
あたりにはまだ未熟な個体も、♂(左)、♀(右)とも多数見れました。
今年はなんやかんやでまだ逢えていなかったので、嬉しくなりますね。

  
さらに歩いていくと、再びタベサナエ(左)に続いて、こちらはかなり
お久しぶりのヒロシマサナエ(右)にも遭遇。そいえばOさん、いつ来ます〜?

  
周辺には実にいい雰囲気のテンナンショウ類(左)が咲き誇っていました。種類は…
コアジサイ(右)も、見惚れるがごとき大満開状態のものが散在しています。

  
さらにうろうろすると、湿地の中には、トキソウの大群落もありました。
淡いピンクの鴇色に見惚れつつ、命名者の感性の素晴らしさを感じてみたり。

  
ちょいとボロながらゴイシシジミ(左)も発見。林の中にはオオナルコユリ(右)も
ありましたが、久しぶりの出会いを楽しみにしていた某花はなぜか見つからず…

  
コチャバネセセリ(左)ものんびりひなたぼっこしていました。結構ビックリしたのは
まだまだ元気に多数飛び交っていたシオヤトンボ(右)。うむ、季節は遅めかな?


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