予定変調GWE〜与那国もう一杯〜 12.5/3
  
<2>与那国島各所 続き

  
さて、沢沿いを歩くと、大柄なイトトンボ(左)が飛び出してびっくりという一幕もありましたが、
これはどうやらえらく大きなアオモンイトンボだったようで、ぬか喜び。
あたりには、そこここにアカスジベッコウトンボ(右)が舞い飛んでいます。

  
薄暗い沢をのぼっていくと、ほどなくちょっとしたプール状のよどみを発見。そして、
もしかしてとワクワクしながらのぞくと、やっぱりそこには憧れのトゲアシアメンボが!

  
日本だと与那国だけという珍品に出会えた喜びに感激しながらバシバシ撮りますが、まぁ薄暗い…
しかし、体の赤いライン、脚の白いワンポイント。やはり「日本最美麗種」といわれるだけのことはある。

  
あたりには、トゲアシアメンボらしい幼虫(左)もいましたが、明らかに別種のアメンボ類(右)もいました。
こんな場所にいるのってナニモノなんでしょうねぇ。ヤスマツアメンボとかに似てる気もしますが…

  
とりあえず大満足してさらにうろうろすると、案外と手前の水路沿いでもトゲアシアメンボ(左)を発見。
どちらにせよ、一切日の差し込まない、流れのゆる〜い場所が好きな感じでした。
んで、肝心のトンボはといえば、アカナガイトトンボ(右)だけはいくらでも出現するんですけどねぇ…

  
なんか面白そうな雰囲気のナス系植物(左)もありました。お名前調査中。
ここでびっくらこいたのは、沢の中にコロリと憧れのノブオオオアオコメツキの胸部(右)が
転がっていたこと。出現期は夏ですから、昨年のものの遺骸なわけですが、
それでも色あせぬこの光沢。ああ、いつの日か生きてるものにもお会いしたい♪

  
あたりでは、未熟でいい色合いなアカスジベッコウトンボ(左)も見つかりましたが、
そんな未熟なアカスジを貪り食っているハラボソトンボ(右)も発見。南無南無。

  
このあたりでもシマキツネノボタン(左)はアチコチに咲いていました。
あぜ道には、コハンミョウ(右)も発見。こいつだけは結構いるんだよナァ。

  
ふと気付くと、モサモサお食事中の大きなシモフリスズメの幼虫(左)に遭遇したりもしました。
あたりには、なんか一風独特な感じのシダ類(右)が豊産してましたが、なにもんだろ?

  
諦めて水田地帯まで出てくると、葉裏に、いかにもただいま羽化したてでござい、
と言いたげなリュウキュウムラサキ(左)を発見。数枚撮るとフワッと飛んで、
翅表(右)もご披露いただきましたが、なんともいえないベルベット調ですなぁ。

  
フト気付くと、頭上すぐ近くにヤエヤマシロガシラが御登場。
かしましくギャ〜ギャ〜騒いでくれたので、これ幸いとバシバシ撮影☆

  
あたりには、意外にもヒメキトンボがパラパラと飛んでいました。相変わらず警戒心が強い…
なぜか水路でおぼれていたタイワンクツワムシ(右)なんかも発見。

  
周辺には、よくみると超地味な花をつけている植物(左)がありました。なにもの?
さらに場所を変えると、ボロボロでしたが、ホウライカガミ(右)も見つかります。

  
この場所では見つかるのはひたすらアカスジベッコウトンボ(左)。やっとイトトンボが
いてドキッとしたら、未熟なアオモンイトトンボ(右)ですから、どうにもこうにも。

  
諦めてさらに移動していると、道中に、与那国名物「長命草」(左)の畑がありました。
ほほぅ、と思っていたんですが、これが実はボタンボウフウの別名と後で知ってビックリ。
食えるモノという目線で見たことなかったけど、今度採ってきてみようかなぁ…
なぜか真昼間からのんびり闊歩しているヤエヤマイシガメ(右)にも逢えました。

  
ふわふわとアオモンイトトンボ(左)も御登場。アオ系統ではあるんだけどナァ…
あたりにはパラパラとシマツユクサ(右)も咲き誇っていました。

  
さらに移動すると、山道にはあちこちでノボタン(左)が今を盛りとばかりに咲きまくっています。
海岸沿いには薄ピンクのハマボッス(右)も群生していて、なんともイイカンジ。

  
さて、さらに転戦してきた沢沿いでは、なぜか不思議な藻類(左)を発見。
水辺にはアメンボ類(右)も泳いでいましたが、この島のはアマミアメンボなのか?

  
んで、この沢沿いには大量のオキナワオオミズスマシが浮いてましたので
嬉しくなってバシバシと連写。巨大なスイカの種、みたいなフォルムが独特ですよね。

  
薄暗い沢の中では、ふいにオオトモエ(左)が飛び出したり、小さなトンネルから
フクラスズメ(右)が出てきたりしましたが、沢自体はすぐに伏流になってしまってNG。
この島は、石灰岩地が多いからか沢がすぐに潜ってしまって、なかなかたぐりにくい…

  
それ以上は成果がないので山頂ポイントを再訪すると、、上空をふわりとハヤブサ(左)が
横切ったりしましたが、やはり出てくるのはシロミスジ(右)ばかり。

  
ヨナグニキノボリトカゲ(左)がヒョイと顔を出したりしましたが、しばらく粘って
ようやく登場したシジミはアマミウラナミシジミ(右)。むむ、やっぱもうイナイのかナァ…


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