予定変調GWA〜与那国到着〜 12.4/29
  
<3>与那国島各所 続き

  
さて、流れ沿いを歩いていくと、ヨツモンミゾアシノミハムシ(左)を発見。
近くには、なんか面白げな実をたっぷりつけた樹(右)があったけど、こいつはなぁに?

  
歩いていくと、さっそくアカスジベッコウトンボ(左)がご登場するも、期待して
いたようなトンボ類はさっぱり登場せず。天気が悪いからかナァ。
派手なスタイルのドクガ系幼虫(右)も見つかりました。

  
ここで、かなりビックリな出会いがありました。
いきなり足元の藪から飛び出してすぐ近くの岩場をバタバタ歩き始めたのは…
な、なんと憧れのキンバトじゃないですかぁ!
かなり感激しましたが、数枚バシバシ撮ったところで彼はドボンと水に飛び込み、そのまま
アップアップと流され始めたんです。なにしとんねんオマエ!
んで、慌てて飛び降りてレスキューしたのですが、持ち上げた瞬間、
手の間からボトボトッと鮮血が……
どうやら猫か何かにやられたらしく、腹面に大きな傷があったのですが、
それでも地面にそっと置くと、そのままバタバタと林の中に消えていきました。
う〜〜ん、なんとか回復してくれることを祈るばかりで。

  
さて、場所を変えてうろうろすると、クマタケゲットウに飛来したアカアシセジロクマバチ(左)
を発見。メチャクチャ敏感でこれ1枚だけしか撮らせてくれなかったけど。
近くにはヤブキリ系の幼虫(右)がいましたが。この島にいるのってなになるのかなぁ。

  
さらに場所を買えて湿地を歩くと、一面のミミモチシダ(左)があってちょいとビックリ。
特徴的な胞子葉(右)もすぐに見つかりましたが、この場所ではそれ以上の出会いなし。

  
さらに転戦してきたのは、「日本最西端の地」。
おお〜っと思いましたが、ちょうどなんかイベントをやっていたらしくてすごい人手なので
花に来ていたルリタテハ(右)を撮ったくらいで早々にギブアップ。

  
さらに場所を変えると、ここでは初手からお久しぶりのヒメアサギマダラ(左)が登場!
近くではぺったりと開翅してくれるリュウキュウアサギマダラ(右)にも逢えました。

  
ここでもあちこちでアサギマダラ(左)が飛んでいるのでじっくり見ていきますが
見つかるのは普通のアサギばかり。その中に、えらく翅が丸っこくて色が黒っぽい個体(右)
も見つかったので興奮しましたが…調べるとこれもただアサギみたいですねぇ。

  
周辺をウロウロすると、ヨナグニモリバッタ(左)を発見。ここでもオオケマイマイ類(右)が
いましたが、この島のはえらく毛がまばらなんですね。中途ハンパでおもろいなぁ。

  
なんか独特な色合いのハチ類(左)にも遭遇しました。なにもの?
あたりではテングチョウ(右)もたくさんいて、思わず紫色のがいないか探したり(笑

  
さらに歩いていくと、こちらもえらくお久しぶりのリュウキュウムラサキ(左)に遭遇。
ちょいとボロ目の個体でしたが、ぱっかり開翅(右)も見せてくれて嬉しい限り☆

  
モクタチバナかな?、なんかおもしろげな樹の花(左)もいましたが、なぜか虫は皆無。
近くには、これも独特な雰囲気の実をつけた植物(右)がありましたが、さてこいつは?

  
ここでも、やっぱりミヤコキンカメムシ(左)はすべからく愛を語らっていました。
大満開のヤンバルアワブキ(右)もありましたが、ここにも意外にも蝶は皆無。なんでやねん。


そうこうするうちに、日暮れ時になってきたので、大急ぎで今回お世話になる
民宿さきはら荘」へ直行。こちら、シンプルな外見ですが、メシはえらいこと美味いし、
宿の人はいい人ばかりだし、洗濯機も自由に使えるし、おまけに安いし、
なかなかオススメの宿でした。与那国旅をご検討の方はオススメですぞ♪

  
さて、荷物も置いたので晩飯までに宿の周りをうろうろすると、海岸沿いに
モンパノキ(左)が大量にある場所を発見。よくみると蛾の幼虫(右)が何匹もいて、
こんなの食うやつがいるんだナァと、結構ビックリしてみたり。

  
そうしてると、ふわりとオキナワモンシロモドキ(左)が飛んだので、もしかして
さっきのはこいつの幼虫かも。あたりにはピンクの可愛いハマボッス(右)もありました。

  
水辺を歩くと、カエルウオ?(左)がいたり、緑色のイシガニの仲間(右)がいたり、
けっこう面白い発見が続きますが、もうすでに日も暮れて暗いもので撮影は大難行。

  
砂浜にはあちこちにハマボッス(左)があって感激しましたが、街中に入ると
空き地一面に絨毯のごとく咲いている場所(右)まであって呆気にとられたりとか。
だれかが種蒔いて育ててるんだか、それとも単純に強い種類ってだけなのか…

  
さて、晩飯後、もしかして生き残りのヨナグニサンはいないか〜、と走り回りますが、
よさげなライトのある海岸では、飛び交っている蛾の99%がシロスジヒトリモドキ(左)。
残り1%がキイロヒトリモドキ(右)といった感じで、初手から疲れてみたりとか。

  
その後もあちこち探し回りますが、上記2種以外にはクロスジヒトリ(左)1匹だけ。
路面をノシノシ歩くヤエヤマイシガメ(右)に逢えたのが嬉しかったくらいで、
予想外の成果の薄さに、思わずビール呑んで早めに寝たのでした(笑

というわけで、なかなか興奮する与那国初日でした。
狙いの土着種2種は、上陸2時間くらいで両制覇ですから嬉しい限り。
それ以外のオマケも結構面白いものが付いてきたし、
一応島内をざくっとめぐって土地勘も分かってきましたし、
天気も悪かったのにこの濃さだから、回復すれば賑やかになりそうな感じ。
このまま残りの日数で、まだ見ぬトンボ系や、蝶&鳥の迷いモノを探しまくりまくろうと
一人こっそり気合を入れつつ、とりあえずは
「え〜と、誠に申し上げにくいですが、あのあとすぐ両方とも見れました」
などと、皆様方にご報告のメールを入れてみたりとか。
これが予想もしない展開につながるとは思いもしない、そんな夜だったのでした(謎


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