突発的薩摩旅B〜余分なオマケ〜 11.11/19

この日は、オマケのもう1日。今回は代休足して3連休だったんです。
本来は、鹿児島で徹底的に粘るという計画だったのですが
鳥方面は初日の空降りっぷりから再挑戦する気がどうにも起きず、
ヤゴ方面も前日のあまりの無成果っぷりで気が抜けて
すべての計画を放り出して思いつきだけで山口まで戻って
全然別のチャレンジをしてみることに。
まぁ、こういう展開でいいことがあったためしはないわけですが
この日は「全国的行楽日和」を根拠にしての挑戦だったのに
昼過ぎからはものすごい曇天&冬日で、まぁご想像の通り
さぁっぱりしまらないオチとなったのでした。とほほのほ(-_-;

<1>山口県各所

  
というわけで、早朝からやってきたのは久しぶりの渓流沿い。
道中で、なんか大満開のミセバヤを発見。咲いてるころは見事だろうナァ。

  
早くもハンノキの花芽(左)が膨らみ始めた沢沿いを歩くと、さっそく
お久しぶりのコウライアイサ(右)を発見!健在に嬉しくなりましたが、まだ日が差して
なくてものすごく暗く、川霧もわき始めてSS1/6秒とかの状況で
こんなピンの抜けたのが1枚撮れただけ。とほほのほ。
#珍鳥情報ではありますが、滞在期間も長く既にかなり著名になって
#いるので、今回は自粛なしの完全版でアップさせていただきます。

  
彼はすぐさまドブラコと泳ぎ去ってしまったので、あたりをウロウロと探していると、
濃さを増す川霧の中にオシドリの群れが登場してビックリ仰天。

  
頑張ってペアショット(左)を狙ったり、羽ばたき(右)を撮ったりもしましたが
ここもまたISOあげてもSS1/10秒とかの状態で……ああ、歯がゆい!

  
その後もうろうろすると、コウライアイサ君には何度も逢えましたが、
彼はなんかひたすらノンストップで泳ぐばかりで、もう本気でどうにもこうにも。

  
しかし、粘っていると、薄暗い場所ではありましたが、しばしのんびり
してくれたもので、とりあえずムチャクチャに乱写するとなんとかこんなショットもGET☆

  
でも、その後も彼はひたすら暗い場所を選ぶように泳ぎ続け(左)て、
あげくに遠くて薄暗い場所でのんびり休憩(右)しはじめちゃったんです。
しばらく粘りましたが、さっぱり動かないので諦めて移動開始。

  
山の方へ移動していくと、真っ赤な実をたっぷりつけたタマミズキ(左)が
あったり、同じく真っ赤なイイギリ(右)があったりして嬉しくなります。」

  
渓流沿いを歩くと、ここでもいい感じに真っ赤な実をつけた樹があちこちに
ありました。え〜と、カナメモチ(左)と……右はなんだっけかなぁ?

  
かわいらしい感じの実をつけたミヤマウズラ(左)なんぞ見つけたりしながら歩くと、
これまた赤く色づいて見事なヤマホロシ(右)も発見。こいつもオミゴト!

  
けっこう驚いたのは、沢沿いに結構な群落になっていたサツマイナモリ。
こんな場所にあるなんて知らなかったのでかなり狂喜乱舞しつつバシバシ撮影。

  
アップで見ると、やっぱり地味ながらも面白い風情の花ですよね。
しかし早いといっても早春のイメージがあったけど、12月から咲いてるもんなんだナァ。

  
これもある意味オミゴトだったのは、ずらりと並んだキッコウハグマの実。
薄暗くてイイ感じに撮れませんでしたが、ここに日が差し込んだらきれいだろうなぁ。

  
さて、かろうじて日が差し込んでいる斜面をみると、そこにはヒメアカネが何匹か
飛び交っていてちょっとびっくり。渓流沿いにヒメアカネというのも意外だし
この寒空の中でまだ頑張ってるというのもビックリじゃ。

  
あたりには、妙に小さな花をつけたツボスミレ(左)があったり、
1花だけ咲き残ったホソバコンギク(右)があったりします。

  
こちらも見事に色づいたフユイチゴ(左)も発見。きれいやナァ。
秋口に感動させてくれたヤシャゼンマイ(右)はもののみごとに枯れていたけど。

  
結構ビックリしたのは、1花だけ狂い咲きしていたキシツツジ。
いやいや、最近やたらめったら寒いんですが、なんで間違えて咲いたんだい?

  
白い綿毛をたっぷりつけたセンニンソウ(左)もなかなか見事でしたし、
種類はよくわかりませんでしたが、ピンク色に色づいた樹(右)も発見。

  
これも見事な赤い実をたっぷりつけていたタラヨウ(左)にも逢えました。
フキバッタ類(右)もいましたが、これはなんて種類かナァ?

  
そうこうするうちに、陽だまりにフワリとウラギンシジミ(左)がご登場。
見ているほどにふわりと開翅(右)も見せてくれてちょっと期待が沸いたりとか。

  
待つほどに、高いこずえに怪しい影(左)が登場!めちゃくちゃ興奮しましたが
ようやく降りてきてくれたのはムラサキシジミ(右)。ありゃりゃ。
その後も粘りましたが、結局ルーミスはご登場いただけなかったのでした。

  
その後、さらに雲が厚くなったので諦めて引き上げようとすると、道端に
すっかり実になったホソバコンギクをいくつも発見。これはまた可憐じゃナァ。

  
たくさんの実をつけたナガバノコウヤボウキ(左)もあちこちにありましたし、
ホソアシナガバチ類らしき古巣(右)も見つかったりしました。

  
ものすごく綺麗な赤い実をたっぷりつけているヤマホロシにも再遭遇。
鮮やかな色に感激しましたが、その後も雲は厚いままでなにの成果もないまま
しまならない3連休の挑戦は幕引きとなったのでした。

というわけで、なんともいえず中途半端な〆でした。
まぁ、この時期のルーミスなんてかなり天気がばっちりでないと厳しいのだから
あんだけ雲が多くなった時点で空振り確定だったんだけど
な〜〜んかここのところヒット率確実に低くなってるよなぁ(^^;
それでもいくつかのささやかなオマケが嬉しかったから
まぁよしとしとかなきゃ、ですけどね(笑
というわけで、せっかくの代休絡み3連休も低調だったわけですが、
その後もなんやかんやと所用が混みあって、ワタシとしては珍しいくらい
野外挑戦の少なくない1月となりそうな雰囲気。
ワタシは野外にも出ずに家でのんびりしてると調子悪くなるなぁと
改めて実感している次第。来年はイイトシになりますように(笑


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