| ＜２＞徳島県某所 続き |
さて、その後も懲りずにウロウロしていると、ふわりとテングチョウ(左)が御登場。
そして、さらにボロッボロでしたが、ヒサマツミドリシジミ♀(右)も再登場します。
ここまでくると大破といいたくなる状態。触覚も片方短いし…
ちょこちょこ歩いてはピョンと飛ぶといったような動き方でなかなかマトモには
撮れませんでしたが、また粘ってバシバシと撮影。
しかし、この頃から雲が多くなってきて不穏な空模様になって来たんです…
それでも粘って探索範囲を広げると、ダイモンジソウの大群落を発見。こりゃ見事。
しかし、その後は一向に成果のないまま、昼過ぎには先ほどまでの楽園に
日が差さなくなってきて、あきらかにもうダメよな雰囲気。
どちらかというとルーミスの方が手堅いと思ってたのに見すらできんとはなぁ。
諦めて移動し始めると、ここでもおもしろげなアザミ類(左)を発見。なんて種類かナァ。
あたりには１株だけでしたが、アケボノソウ(右)も咲いていたりしました。
車窓から岩場を見ていると、シラヤマギク？(左)に続いて、なんと
いきなりアサマリンドウ(右)まで出てきたのでビックリ仰天！
これがまぁお見事といいたくなる大株がたくさんあって嬉しくなりました。
紀伊半島ではあまりいい写真撮れてなかったので予想外のリベンジかな？
そう思いながら周辺をさらにうろうろしていくと、衝撃の出逢い。
なんと憧れのタニジャコウソウの大きな群落があるじゃないですか！
誰もいない渓流で一人雄叫び上げつつバシバシと撮影。
いやぁ、兵庫にもあるはずなんだけどなかなかヒットしなかったんですよね。
しかし、ジャコウソウとは花柄が長いという区別点以前にかなり雰囲気が違う♪
淡いピンク色の花(左)もきれいだし、不思議な形の実(右)も実にいい感じ。
嬉しい出会いに興奮し、それでは大きく移動してお次の場所へ…と動いたのは
いいのですが、ショートカットになるはずの峠道を選んだら、これがもんのすごいクネクネ道。
「九十九折」といいますが、ほとんど直進する場所がないくらいの狭い道で
これじゃ遠回りした方がよっぽど早かったやと嘆きながら運転。
さすがにかなりヘロヘロになりましたが、途中でダイモンジソウの群落なんてのに
逢えたのが、かすかな慰めになるでしょうかね。
アサマリンドウ(左)もぱらぱらとありました。気になったのは、えらく不思議な雰囲気の
ゲンノショウコ(右)。なんか違和感あるんだけど別のフウロ類かな？
さて、延々とやってきたのはとある川辺。ハンミョウ(左)なんぞ見つつあるくと、
さっそく狙いの花がでてくる……はずが、いっこうに見つかりません。
首を傾げつつ歩くほどに、ふと怪しげな株(右)を発見。
これが、まだ花芽も小さな状態の、珍品ナガカワノギクだったのでした。
しまった〜、まだ時期的に早すぎたってコトか〜！
慌てて探索範囲を広げて探し回りますが、そこそこ大きな花芽をつけたものは
みつかるものの、開花株なんて１つもなし。まさかのオチに頭クラクラ（＾＾；
オオッと思ったのは、岩場にあったシランの実。こんなところに自生してるんですね。
狂い咲きしたコスミレ(右)なんてものにもお会いできました。
えらく大柄な葉(左)もありました。これはワジキギクになるのかも？
川辺にはあちこちにキハギ？(右)がイイ感じに咲いています。
諦めて移動しようとすると対岸に白い花が見えたので、ワクワクしながら
移動してみますが、ノコンギク(左）やら、シラヤマギク？(右)やらが群生するばかりで
やはりここでもナカガワノギクは見つからず。
でも、その岩場では、なんとナガバシャジンも数株だけ咲いていて、一応の成果に
気をほくほくさせつつの帰路でしたが、徳島市内ってメチャクチャ混むのねぇ…
ということで早めに帰路に着いたのに、帰着はかなり遅くなってというオチでした（笑
というわけで、なかなか濃密な１日でした。
リベンジとは言いつつ、前回の空振りっぷりがありますから、
実は余り期待してなくて、前回見損ねた周辺の珍系植物を見る方を
メインにして、ついでにルーミスくらい見れたら…
という程度の考えだったのですが、まさかのヒサマツ♀ですもの(＾-＾)
やっぱり万が一でも挑戦し続けることが重要ですね♪
（ちなみに場所のお問い合わせには応じかねますのでご理解を）
しかし、やはり見れたとはいえ時期的に遅すぎたのでボロでしたし、
キリシマ♀なんかは完全に終わっていた雰囲気。
来年はド真夏のクソ暑くて茹で上がりそうな頃に再挑戦したいなぁとか、
いややっぱいくつかフライングだった植物もあることだし
晩秋にルーミス狙いで再挑戦するのもいいんじゃないか、とか
今からあれこれ妄想走りまくりです。うん、乞うご期待ってことで♪