発作的関東旅B〜いきなり信州〜 11.9/19

この日は、発作旅3日目。関東のはずが信州な日です(笑
狙いはずばり前日ビミョーな結果になったマダラヤンマ!ということで
トンボ屋さんなら誰でも知っているあの場所へ行くことに
したわけですが、前夜の移動に時間がかかったので眠くて辿り着けず、
(もう1つの理由は夕食に気が向いて食べ放題に行ったから)
道中のムツアカネの産地にも立ち寄って
一挙両得というズルがしこい作戦に出てみることに。
しかし、詳細は本文に譲りますが、これがもんののみごとな裏目に
出まして、なんとも涙濡れた結末となった1日なのでした(^^;

<1>長野県各所

  
というわけで、まずは前哨戦ですが、前夜にコンビ二にたちよったところ、
車のすぐ側にクスサン(左)を発見。これが、ふとあたりを見渡すと、
ものすんごい高密度でクスサン(右)が落ちてるんです。そこそこ街中なのになんで?

  
というわけで、全開で威嚇中のクスサン(左)も見れました。下翅が妖艶やねぇ。
さらに近くには、なんとマルガタゲンゴロウ(右)まで登場して目を白黒。

  
さて、夜が明けて到着したるは高原の池。歩き始めると、めっちゃくちゃ間近を
メボソムシクイ(左)が群れで通ってびっくらこきました。これ、テレコンすら着いてないんです。
唖然としつつ近くを見ると、すぐそこに日向ぼっこ中のムツアカネ(右)が御登場。
おお、こりゃ幸先がいい、と思ったのですが、なぜかその後2匹目が全然登場しません。

  
探索範囲を広げると、シロヤマギク?(左)やら、ヤマトリカブト(右)やらといった
面白げな花を発見。でも、なんかすでに花の季節は終焉といった風景でもありました。

  
1花だけこっそり咲き残っていたハクサンフウロ(左)も発見。あたりでは、シータテハ(右)が
ブンブンと飛び交ってますが、タイヘン敏感で翅表は結局1枚も撮れず。

  
さて、気温が少しずつ高くなってくると、あちこちでムツアカネが登場し始めました。
まずは、ご立派な感じに真っ黒な♂。アカトンボじゃなくてクロトンボやね。

  
まだ未熟な感じの♂(左)に続いて、♀(右)もさっそく御登場。このぶんだと
かなり賑やかにナって楽しめそうだナァと、にやにやしつつ考えてみたり。

  
結構ビックリしたのは、池縁のあちこちに群生していたバイケイソウ。
大柄な実をたっぷりつけたその姿は、予想以上にいい雰囲気やねぇ♪

  
葉上でポーズを撮っているムツアカネ♀(左)なんか見ていると、池の中の石に
ムツアカネの羽化殻(右)を発見。ありゃ、ずいぶん長く残ってるモンだ、
この時は当たり前のようにそう思ったんですよねぇ。

  
なんだかおもしろげなカワゲラ類(左)なんぞ見ていると、あちこちで
アキアカネが連結産卵(右)をしはじめました。その数がものすごいのでなんとか
いいショットをと狙いますが、ワタシのデジカメだと動きの激しいものは
どうにもこうにも勝負になりません。もっと接写でやらなきゃいかんのかなぁ。

  
四苦八苦していると、ふと足元に違和感。
なんと、そこにはただいま羽化中のムツアカネがいるじゃないですか!
そうか、遅出の個体もいるとは思っていたけど、まだのヤツがいるなんて!
これじゃ、先ほどの羽化殻も古いものじゃなくて、極最近のものなんだろうナァ…

  
その後も粘って、ムツアカネの♂(左)、♀(右)とも大量に撮りましたが、
全然こいつらが交尾産卵とかはじめないので、さっさと諦めてお次のポイントへ移動。

  
移動中にふと道端におもしろげなアザミ類を発見。これがいわゆる
ヤツガタケアザミってやつなのかな?アザミは相変わらず良くわかりませんが。

  
ついでにと近くの池に立ち寄ると、のんびりしているオツネントンボ(左)に続いて
賑やかに飛び交うオオルリボシヤンマ♀(右)が御登場。

  
しばらく見てると、こいつが目の前で産卵を始めてくれて大興奮!
といってもこのときには既にドピーカンでなかなか撮影はつらい状態でしたけど…

  
オオルリボシヤンマ♂(左)も大量に飛び交っているのでなんとか撮ろうとしますが、
結局こんなのが1枚撮れただけ。嗚呼、力量不足。
近くでは、ミドリヒョウモン(右)なんかも賑やかに飛び交っていたりしました。

  
ここでビックラ仰天な出逢いがありました。なんと目の前にフワリと登場して
悠然と産卵を始めたのは…うわ、季節ハズれのクロスジギンヤンマじゃないですか!
本来は春先のトンボですからビックラこきましたが、後で調べると
ごく一部がこの時期に羽化するんだそうですね。知らんかったなぁ…

  
かなり距離がありましたが、ふわりとキベリタテハ(左)が登場したりもしました。
近くでは、これもまたいい感じに色づいたヒメアカネ(右)も賑やかに飛び交っています。


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