お盆九州放浪旅A〜いないもの探し〜 11.8/13

この日は、お盆『確率低いもの探しの旅』第2日。
今回の朝鮮の中でも最も確率が低い、コンマうんパーセントな感じの挑戦です。
狙いは…ずばりタッパンルリシジミ。いやぁ、バカでしょう?(笑
それも、前日のところで書いたように、本来なら著名産地の高千穂岳に行くはずが
まさかの通行止めで……思いついたのは、昨年戦跡を見に行ったあの山。
いやぁ、出てるって話聞かないもんなぁ、いるわきゃねぇよなぁ。
そうは思いながらも、もしかしたら山頂で…と夢多きことを考えるのは虫屋の特権?
まぁ結果は本編見る前になんとなく予想がつくあたりかと思いますが、
それでもイイ天気の中、うろうろすると予想以上の濃い出逢いがあったのでした(^-^)☆

<1>宮崎県某所

  
前夜はトラブル続きでしたので、この日はゆっくり寝てから探索開始。
すると、モシャモシャ食事中のフクラスズメ幼虫(左)なんかに続いて、早速出会えたのは
ミヤマサナエ(右)。これが相当な数集まってるみたいで、あちこちで見かけました。

  
クサコアカソ(左)はあちこちでいい感じに大満開でした。
そして、こちらも嬉しいくらいに花盛りだったのはノリウツギ(右)。

  
みてると、アサギマダラ(左)なんかも吸蜜していました。
そして、じっと眺めていると初手からなんか怪しいルリシジミ類(右)を発見!
お、おわっ、よくみると後翅がV字紋になってるじゃん!

  
というわけで、初手から大興奮していると、幸運にも目の前に
降りてきてくれたので、バシバシと撮りまくったのですが…
結構長時間ゆっくりしてくれたので、冷静に観察してみると、これは
サツマシジミなんですね。あはは、慌てすぎだったかな(^^;

  
複雑な気分になりつつ歩くと、足元に憧れのヤマジオウを発見して、
ちょっとびっくり。え〜〜、こんな場所にあるものなのね。

  
あたりをウロウロしてると、ミヤマアカネ(左)にも遭遇。ビックリしたのは
突然現れた交尾中のミヤマサナエ(右)。敏感でこの1枚しか撮れなかったけど。

  
ブロックの隙間でかわいらしい感じで咲いているオトギリソウ類(左)も発見。
あたりでは賑やかに飛び回るニワハンミョウ(右)もいました。

  
おおっと思ったのは、何箇所かで大満開に咲いていたキガンピ。
全部高い場所で咲いていてアップは撮れなかったけど見事やなぁ。

  
ノリウツギで吸密中のカラスアゲハ(左)にも遭遇しました。
あとは、多かったのはオニヤンマ(右)。あちこちでぶんぶんとパトロールしてました。

  
すごかったのは、ものすごい数が舞い飛んでいたウスバキトンボ(左)。
しかし、なかなか群飛(右)ってそれっぽく撮るの難しくって四苦八苦。

  
それでも散々苦労して、置きピンで振り回したらこんなのも
撮れました。いやぁ、なかなか見事な光景でしょ。これがあちこちで
繰り広げられていましたから、数万匹はいたんじゃないかなぁ。

  
色鮮やかな感じのサカハチチョウ(左)も何度も御登場。
かわいらしい花芽をツルニンジン(右)も見つかりました。

  
こちらもあちこちでフワフワ飛んでいたのはアサギマダラ(左)。
結構数が多いので、複数の吸蜜シーン(右)なんかも撮れました。

  
歩き回っていると、藪の中で賑やかにソウシチョウ(左)が喧嘩しててビックリ。
草地の中には、コオニユリ(右)もちょっとだけ咲いてました。

  
その後もうろつくも成果がないので、山麓の渓谷を歩きますが、連日の暑さからか
カラカラに乾いていて、散々探してルリシジミ(左)が1匹という程度。
あとは、かな〜り遠くにサツマシジミ(右)が出現したので、デジスコで撮って遊んだり。

  
薄暗い林床には、モミジコウモリ(左)やらタイミンガサ(右)もいい感じに咲いていたので、
風でふらふらゆれる中をスローシャッターで四苦八苦して撮影。

  
あっけにとられるくらい大満開のボタンヅル(左)もありました。あと気になったのは
途中で見かけた枯れ穂(右)。面白そうな風情だけどナニモノかな〜?


次へ⇒

topへ⇒