謎のゼフ合宿@〜雨空の幕開け〜 11.7/2

この週末は、謎の『ゼフ強化合宿』が開催されておりました。
はるばる関東より「相模国之自然スケッチ」の一寸野虫さんと、
Faunas & Floras」の真神ゆさんが、未見の蝶を狙いに広島→山口と精力的にまわってから
但馬までやってこられることとなり、案内人を務めることとなったのですが
いつもの通り、「野道を行けば」のTODさん&Ashもご参加いただけることとなり、
さらに「和歌山の里山便り」のKanabunさんもはるばるとご来訪。
それではということでワタシもいつものカルテットにお声がけをして、
「蝶に遊ぶ」のma23さん、「ノゾピー蝶観察・撮影の部屋」のノゾピーさん、スギ丸さん
もあわせて、なんと総勢9名もの一大部隊が結成されることに(笑
第1日目は、ぐんぐんと怪しくなる天気予報の中、いつものお山に登ってねばりましたが
さてはて、いったいどんな珍道中になるのかは、乞うご期待ってことで(^-^)

<1>但馬各地

  
などといいつつ、最初は合流前の前哨編から。前夜は遅刻防止で早めに出ていたのですが、
道中でけっこうな雨になってきてドキドキしつつ、立ち寄ったコンビにでは、
ノコギリクワガタ(左)やら、キボシカミキリ(右)やらころがっていたり。

  
なにげにそういえば久しぶりだなぁのアゲハモドキ(左)やら、何度見てもでかくてステキな
クロスジアオシャク(右)やらもいました。雨なのに結構集まってるもんだ。 

  
クビグロクチバ(左)に混じって、マルシラホシアツバ(右)も先週に続いて
数匹御登場。レアモンかと思ってたけど、全然そうじゃないみたいね。

  
なぜか見るたびにカメラを向けてしまうオオミズアオ(左)やら、
オオアヤシャク(右)やらも掲載。最近ふと気付いたんですが、名前のわかる蛾がいると
なんかホッとして思わず撮るようです。んで、絶対にわからなそうなのは
思わず見なかったフリをしてスルーしたり。いや、それじゃ撮影種数増えないぞ(^^;

  
でも、こんな大サイズの未見種もいたりするのだから面白いところ。
しかし、これが後で調べるとワモンキシタバなんですよね〜。
カトカラは後翅を撮らなきゃ面白くないよなぁ、ちょっと反省。

  
結構激しくなってきた雨の中、水びたしのモモスズメ(左)やら、エゾシモフリスズメ(右)
やらにも逢えました。当たり前ながら鱗粉は雨をはじくんですねぇ。 

  
などと感心しつつ、さらにクルマスズメ(左)なんぞ撮影していると、
コンビニから店員さんが出てきて、シュ〜〜ッとイキオイよくスプレーを(@_@)!
キイロスズメ(右)とかはイキオイよくキリキリ舞いしはじめちゃって
一般人にはすがすがしい、虫好きには阿鼻叫喚、という光景に。とほほのほ。

  
諦めて次のコンビニに行くと、カギバアオシャク(左)やら、ちょいと擦れ気味の
ギンシャチホコ(右)やらが御登場。ここも雨の割には虫影が濃いなぁ。

  
何度見てもうそ臭すぎるツマキシャチホコ(左)も何匹もいましたし、
白黒わかりやすい模様のゴマフボクトウ(右)なんかにも出会えました。

  
なぜかアキアカネ(左)も御登場。そういえば、例年1匹くらいはサナエが
出るのに今年はまだ皆無だなぁ。ここでも堂々とたたずんでいるエゾシモフリスズメ(右)
何ぞ見てから仮眠をとり、朝を待ちますが、目覚めてもやはりそこそこの雨。
それでも一応、と気も重く集合地点に向かったのですが、なんと途中で
トンネル越えたら、反対側は雨の気配がなくてビックラ仰天。
んで、早朝組5名と合流して、さっそくワクワクと山道を登っていくことに。

  
まだ山頂は天候はイマイチだったのですが、とりあえず長竿を振り回すと
お約束のイカリモンガ(左)に続いて御登場いただいたのは、今回のリクエスト物件
でもあったフジミドリシジミ(右)。♀だったけど、まずは一安堵。
しかしその後、散々頑張りましたが、叩き出しでは他にはおもしろげなものは登場せず、
代わりに遭遇したのは、「Lycaenidaeの蝶鳥撮影日記」のIさんと、「にぎやかなるDon」のKさん。
遅れてAshさんたちも合流され、総勢11名でわらわらと民族大移動状態に(笑

  
ねばるうちに、ついと御登場いただいたのは、なんとジョウザンミドリシジミ。
それがすっと高い葉上に止まったかと思うと、さ〜っと開翅してくれたじゃないですか!

  
そこそこ距離があるので、必殺デジスコで撮影(左)すると、かなりキレイな雰囲気に。
そのうち、結構低い笹上にも降りてきてくれたので、ここでもデジスコでドアップ(右)を撮影。

  
何度も飛びますが、なぜか同じ笹の葉上に戻ってくるもので、そ〜っと近づいて、
下からのあおり写真(左)に続いて、FZ100でもドアップ撮影(右)に成功♪

  
ウロウロすると、なんか面白げなツノカメムシ類(左)がいたり、
高い場所でしたが、交尾中のトホシカメムシ(右)が見つかったりします。

  
そうこうするうちに、アイノミドリシジミの卍飛翔(左)がアチコチで見れるように
なりましたが、私のカメラではこんなのが精一杯。むずかしいなぁ。
場所を変えて頑張ると、大柄なゴイシシジミ(右)も何度も登場してくれました。

  
歩き回っているうちに、なにか落ちてんなぁと思ったら、なんと
それがシジュウカラの巣立ち雛だったのでビックラ仰天。
いや、前もって言っておきますが、長竿で叩き落したんじゃないですよ(^^;
ちょうど巣立ちシーズンだったようで、撮影している間に兄弟であろう
シジュウカラが周辺を飛び交っていましたが…元気で育ってくれよ〜

  
しばらく粘ると、かなり高い位置にジョウザンミドリシジミ(左)が登場しましたが、それっきり。
フジだのウラクロだのも出てはくれましたが、ものすごく遠くにしか止まらなくて、
そうこうするうちに結構な濃霧になっちゃうし…
霧の中でひっそり咲いてたササユリ(右)は案外キレイで嬉しかったですが。

  
しょうがないので場所を変えますが、こちらはアイノとかブンブン飛び回っているんだけど、
飛んでるだけで撮影チャンスは皆無。道端のアクシバ(左)なんぞ
見つつ歩くと、比較的近くにジョウザンミドリシジミ(右)がとまってくれたりはしましたが
これでは面白くないなぁ、ということでさらに場所を変えてみることに。

  
懲りずにバシバシと長竿を振り回していると、ふいに怪しげな影。
みんなで大騒ぎしながらよくよくみると、なんとそれはアイノミドリシジミ♀(左)じゃん!
しかも、V字開翅(右)まで見れたんです。遠かったのが残念ですが。
いやぁ、霧の中でも懲りずにがんばってみてよかったわぁ。

  
気をよくしてさらにウロウロすると、伊達モノなオビガ幼虫(左)にも遭遇。
近くの葉上には地味なツマキエダシャク(右)も御登場されました。


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