短時間トライ×2〜懲りない挑戦〜 11.5/26&31

今回は、短時間挑戦×2回のあわせ技掲載。
ここのトコ、仕事がバタバタッと忙しいタイミングがあった関係で、
勤務時間調整の休みが入ることが何度かありまして、
これ幸いと隙間時間をフル活用して突撃するコトになるわけですが
いずれもごく短時間挑戦で、なおかつ空振りなので(笑)、
ここに合わせ技1本で掲載してみてお茶を濁すことにしてみたり。
いやぁ、やっぱり短時間でもムリヤリナントカってのは
ムシが良すぎるということなのですが、まぁ備忘録です。お許しを。

<1>5/26 岡山県某所

  
というわけで、午後休となった日に突撃したのは岡山のミカド・リベンジ。
しかし、昼休みから突撃できるはずが少々仕事が長引いちまって、結局現地に
到着できたのは3時過ぎ。見ると、ちょうどいい感じにトベラが満開になっていたのですが
これがまた到着する30分ほど前から急に雲って肌寒くなりやがって…
昼イチでトんで来てたら確実に見れてたんだろうなぁと、むなしいことを考えるばかり。

  
何本かあるオガタマノキ(左)を見ていると、小さな実(右)もパラパラと
見つかりました。そういえば来年こそはいい時期に、花を見に来なきゃいけないなぁ。

  
などと思っていると、極小サイズのミカドアゲハ幼虫を発見。全長数ミリですから
おそらく初齢というところですね。まだまだ芋虫ケムシ風味ですが。

  
んで、よくよく見ると、ミカドアゲハの卵もパラパラと発見。
む〜、つまりちょうど♀が産卵している時期ということなのね。悔しいなぁ。

  
しょうがないので別のポイントものぞいてみると、水路で悠々と泳ぐカルガモ(左)を発見。
ちょうと意外だったのは、松の木の上に隠れていたササゴイ(右)。こんなとこにもいるのね。

  
この場所でも粘りますが、やっぱり卵(左)があるだけで成虫は見つからず。
散々探し回ったんですが、活動していない時間帯は高い場所で休憩してるんですかねぇ…
少し大きめの幼虫(右)も見つかったので、ドアップ撮影にも挑戦してみたり。

  
その後は悔しいので、ツメレンゲ(左)のある河川敷まで、下見に行ってみましたが
これがまた道中で帰宅ラッシュにぶつかってしまい、到着は日没後・
あたりにはカワラサイコ(右)なんかもたくさんあって、これはいい時期に来たら面白いだろうなぁ
とか夢想しましたが、それ以上の成果はなく涙濡れての帰路となったのでした。

<1>5/31 播磨地方各所

  
んで、さらに翌週にも調整時間が発生して、今回は朝の数時間。
それでは、ということで前々から一度再挑戦したかった山域に足を伸ばすと、
花芽をつけたマルミノヤマゴボウ(左)やら、ミズタビラコ(右)やらが見つかります。

  
滝の近くでは、ヒメレンゲ(左)が今を盛りと咲き誇っていましたし、滝の水しぶきに揺れる
コツゲ(右)なんてあたりも発見。なかなかいい感じには撮れないなぁ。

  
近くでは、かわいらしいヨツモンクロツツハムシ(左)も発見。
林床には、花が終わって実になり始めたところのギンリョウソウ(右)もみつかります。

  
タツナミソウ類もパラパラと見つかりましたが、以外にも全て、葉がビロード質の
コバノタツナミばかりだったのが意外でした。シソバとかあると思ってたのに。

  
木影に目立ったのは、ミヤマヨメナ。あちこちにパラパラとかなりの株数があり、
なかなか見事でした。草丈の低いのばかりで写真映えはイマイチでしたが。

  
岩場で気になったのはこちら。おもしろげなマンネングサ類です。
あまり手近な場所に見つからず、わかりやすい写真が撮れなかったのですが、
ウンゼンマンネングサってやつかな? 花の時期に再訪してみようかなぁ。

  
あたりには白紋の鮮やかなフイリフモトスミレ(左)もかなりありました。
ハナニガナの群落(右)もあったり、ささやかな発見が続きます。

  
おおっと思ったのは、こちらのコツクバネウツギ。花が赤っぽいオレンジなんですよ。
一応、ベニバナコツクバネウツギの扱いでいいのかな?いずれにせよ綺麗ですなぁ♪

  
花つきのいい株(左)は高いところにしかないので、背伸びしてバシバシ撮っていると、
ふとすぐ側に面白そうな樹を発見。おっと、これはこれは、コヤスノキ(右)じゃないですか〜!

  
おハズカシながら地元以外で自生を見るのはお初なので興奮しつつバシバシ撮影。
後で調べるとこのあたりは分布の東端になるんですねぇ。面白い。

  
ものすごい大満開状態のイブキシモツケ(左)なんかもありましたが、
今回の密かな狙いである、このあたりの岩場にあるというおもしろげな着生ランは
「まぁあるんだろうが見つけれても手も足も出ないな」という垂直絶壁だったので
苦笑いしながらすごすごとご退散。まぁ、そんなもんですよね。
でも敗走中に、ミズニラ(右)のあるような面白い雰囲気の池を発見!

  
あたりには大量のモリアオガエルの卵(左)がぶらさがっていました。
タベサナエ(右)なんかも大量にいましたが、えらく敏感で撮れたのはこの翅の1枚欠けた
個体だけ。でも、これでも元気に飛んで逃げたんですよ〜!

  
んで、この日は夕方も少し早めに仕事が終わったので近くをうろつくと、
驚いたことにアメリカオニアザミ(左)を発見。地元で見るのは初めてです。
ものすごい大満開のイボタノキ(右)もありましたが、ウラゴ等は見つからず。

  
ふと気付くと、大満開のテイカカズラ類を発見。花の様子とかよく見えない距離だけど
これも花期的におそらくケテイカカズラなんでしょうね。けっこうあるもんだ。

  
その後は、愚かにも薄暗くなった渓流沿いを歩いてみると、ダビドサナエ(左)やら、
ニワハンミョウ(右)やらに逢えましたが、期待していた花はこれも空振りと終わったのでした。

というわけで、短時間特攻でも、やはり面白い季節、
どちらも本命自体は大空振りではありましたが、
あれこれと予想以上に面白い出逢いが続いたのでした。
いや〜、少しでもやっぱチャンスがあれば特攻しなきゃ、
どこでどんなビックリが待ってるかわからないですからねぇ(>_<)!
などと思ってしまうから、休日の疲れを平日で癒すがごとく
ダメ人間一直線の人生やってるわけですが(笑
まぁ、今さらここから普通の人生目指す気もありませんし、
ここでひいたらアイデンティティが揺らぎますから
これからもこうやって隙間時間もフルスロットルで頑張りますゾ(笑)!!


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