春の海辺に〜裏目的探索〜 11.4/9

この日は、噂を聞いた面白げな鳥方面に突撃してきました。
全く予想外の鳥でしたが、その種類や出現場所からして、行けば難なく
見れるだろうし、残りの時間はそろそろ渡ってきている
気の早い夏鳥やらシギチをじっくり探してみよう、という安易な思考。
しかし、これが予想外に愛想が悪くて難儀した挙句
タイミング的にも笑ってしまえるくらい見事に裏目続きで、
おまけに期待していた夏鳥やシギチはさっぱり皆無という見事な展開で、
なんとも中途半端な1日になってしまったのでした。
う〜ん、年度末にツキを使いすぎてしまったのかもな(^^;

<1>阪神間某所

  
というわけで、目的地に向かう途中で他の干潟に立ち寄ると、遠くでのんびり
たたずんでいるミサゴ(左)を発見。婚姻色の出始めたコサギ(右)もいました。

  
しかし、あとはカワウ(左)や、なぜか上陸していたスズガモ♀(右)が
見つかったくらいで、シギチはコチドリすらみれない大空振り。なんでやねん?

  
というわけで、久しぶりの昆虫間に到着すると、相変わらずいろんな展示が
増えていて、オオゴキブリの家族(左)やら、ガロアムシ(右)やらにちょい興奮。

  
悔しいので探索範囲を広げますが、干潟を歩くのはアオサギ(左)やら
コサギ(右)ばかり。うん、こりゃなんか幸先悪そうだぞ〜。

  
それでは、ということで今回の目的地に移動すると、ずらりと並んだ
鳥屋さん達がいわく、「ほんのさっきまで出てたんだけどね〜」。
お約束過ぎやん、と思いながらウロウロすると、いい感じに咲き誇った
ソメイヨシノ(左)やら、コナラ(右)やらが目を引きます。

  
エノキ(左)もこれまたものの見事に大満開でした。
近くには、なんか美味しそうなキノコ類(右)も発見。お名前はなぁに?

  
などと言っていると、近くの木立に飛んできた影は……
よっしゃ、狙いのシラコバトじゃないですか!!
年末の関東旅で挑戦した際に、ほぼ空振りという苦い思い出があるわけですが、
まさか阪神間でリベンジができるなんて予想もしなかったので嬉しい限りです♪

  
バシバシ撮ってると、尾羽をばさっと広げて(左)もくれましたが、おもっきりはみ出しちゃって…
面白かったのは、どうも眠かったらしく、大あくび(右)が撮れたこと♪

  
その後もしばらくバシバシと撮影しましたが、やがてヒョイと方向を変えたと思うと
すぐにバサッと飛び立ってどこかに行方不明に。んで、その後は散々探しても
なかなか見つからないんです。え〜、こいつは予想外。
こんな場所のシラコバトなんて篭脱けの可能性が高いわけで、そうなると
ひたすら人懐っこく定位置をウロウロしてるだろうから楽勝、と思ったんだけど(^^;

  
干潟を除くと、ハマシギの群れが飛び交っていて、なかなか賑やかなご様子。
じっくり探せば面白いものも混じってるということでしたが、私は見つけられず…

  
ちょっと遠かったですが、色の出始めたメダイチドリ(左)もいましたし、
賑やかに騒いでいるコチドリ(右)も何羽も見ることができました。

  
ウロウロすると、林の中ではハクサンボク(左)が結構大満開に咲いてたり、
妙に色の濃いアケビ(右)が咲いていたり、ささやかな出会いもありました。

  
あちこちにアオサギ(左)がうろうろしていましたが、しばらく眺めてると
明らかにそれ無理だろ、ってサイズの魚を加えて四苦八苦してる個体(右)を発見。
見ていた人の話だと、メジナの死骸を拾ったらしいのですが、
結局、しばらく苦労した挙句諦めて放り出したところをトビがさらっていきましたとさ(笑

  
その後もなかなか本命が再登場しないので、手近なキジバト(左)など撮って
遊んでいると、はるか遠くの松の木の中にシラコバト(右)が隠れていると教えて
いただいて、二度ビックリ。え、そんな警戒心の強い風には見えんけどなぁ。
しばらく待てど、どうにもならなそうだったのでとりあえず場所を変えることに。

  
移動してきた干潟の近くには、なんか面白そうな樹(左)を発見。これなんだっけ?
すぐ側では、水溜りで喉を潤しているムクドリ(右)がいたりします。

  
干潟の中を覗き込むと、せっせと羽干し中のカワウ(左)を発見。
あたりには、すっかり頭の黒くなったユリカモメ(右)がゴチャッと集まってます。

  
ということで、とりあえず真っ黒になったあたりをバシバシ撮って遊んだり。
毎年、こっそりと目の白いのが混じってないか探してみるんですけどねぇ(笑

  
あたりをブンブン飛び回っている個体を、FZ100+テレコンでとりあえず連写。
AF連写があるので、以前のPowershotよりは打率があがるのが嬉しいところ☆

  
干潟の中には、ダイサギも何羽かたたずんでいました。飾り羽がきれい
ですが、顔の色は違えど、両方ともチュウダイサギかな?

  
干潟にはヒドリガモがたくさんいましたが、その中には赤みが薄くて、
アメリカヒドリじゃないかなぁという♀も混じっていたり。
特に左側の個体はだいぶん怪しい気がしますが、どうですかねぇ。

  
その後も、なぜか並んで浅瀬を泳いでいたスズガモ♀(左)やら、「おほほほほ」
とでも言いたそうなポーズのホシハジロ(右)やらを撮って遊びましたが、
期待していたシギチは遠くにハマシギが数羽だけ。まだ時期的に早いってコトかぁ?

  
それでは、ということで最所のポイントに戻ってみると、
ちょうどゾロゾロとたくさんの鳥屋さんが移動するところに遭遇。えっ、と思うと
「残念ですねぇ、5分前まで…」 なんかデジャビュなんですけど(^^;)?
しょうがないのでウロウロ探し回りますが、マヒワ(左)がいたり、
ツグミ(右)が隠れていたりといった程度で成果なし。とほほ。

  
諦めて引き上げようとすると、なぜか外灯の上に佇んでいるシラコバト(左)を発見。
ほどなく飛び去った方へ探しにいくと、メチャクチャ薄暗い林の中に隠れて
いるところ(右)を見つけましたが、暗すぎてSSは1/4秒とかで、
その上すぐさま散歩中の犬が彼を追っ払ってしまい、こんなの1枚だけ…
まぁでも見れないよりマシか、と自分をなだめての〆となったのでした(笑

というわけで、裏目続きでしたが、そこそこ楽しめた1日となったのでした。
シラコバトは年末に散々苦労まくった挙句にワンショットという結末だったので、
埼玉での負け分を、大阪で取り返すなんてなかなか痛快ではありましたが、
それにしても裏目裏目にタイミング悪すぎた感じでしたねぇ(^^;
ちなみに、本家の埼玉県周辺ではかなり極端に減少しているようで、
初春に探しにいった知人もみんな空振りして
なかなか難敵だなぁと思っていたところだったので、ここでなんとか
バシバシなのをGETしたいとこでしたが、まぁ、こんな場所のものは自然飛来の
可能性も低いだろうし、当分滞在してくれそうだからまたリベンジかな?
しかし、ついでに期待したシギチや夏鳥はまぁったく空振りで、
今年は季節の推移はかなり遅くなりそう。どんな展開になるのか楽しみですね(^^)


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