ラストチャンスに〜棚卸日の幸運〜 11.3/31

この日は、勤務先の棚卸日。ビバ製造業ですね☆
年度末のこの日、挑むべき大目標は実はかなり前から設定して
いたのですが、直前で憧れの某珍鳥の情報も入ってきて
優柔不断な私は大いに右往左往。え〜〜どっちも捨てがたい〜!
それでは、ということで思い切って大移動して両方挑戦するという荒業に
挑むことに方針決定したのですが、いつもだと
こういう優柔不断パターンは「アブハチトラズ」とオチが見えてるので
正直あまり期待せずに挑んだのところが、
その姿勢がよかったのか、両方大成功の幸運な1日となったのでした。
しかも、「正真正銘ラストチャンス」なものもあったりして、
う〜ん、なんかすごく幸先いい感じになりましたぞ(^-^)

<1>香川県某所

  
というわけで、と早朝からやってきたのは香川県の海岸地帯。
ウロチョロすると、まだ朝焼けの中、ミサゴがのんびりたたずんでいたりします。

  
海岸部をのぞくと、さっそくハマシギの群れ(左)を発見。ドキドキしながらじっくり
見て行きますが、残念ながら狙いの鳥はいなかったので、周辺でノンビリしてた
婚姻色の出始めたコサギ(右)とか撮りながら待ってみることに。

  
海岸沿いの木には、ビンズイが2羽(左)登場したりもしましたが、場所が悪くて
どシルエット状態に。それでは、とさらに歩くと、コチドリ(右)が何羽もいることに気付きます。

  
ちょろちょろと動き回ってなかなか撮影は難儀しましたが、どアップ撮影も何とか成功。
いやぁ、しかしこいつらを見ると春の渡りが始まったんだなぁと実感しますねぇ。

  
さらに範囲を広げてウロチョロすると、つぼみをつけはじめたウシオハナツメクサ(左)を
みつけたり、一面に咲き誇るハナダイコン(右)が見つかったりします。

  
意外だったのは、海岸沿いの林にみつかったアオサギの巣(左)。こいつらは
大集団で営巣すると思っていたのですが、この巣は単独だったんです。それでイイの?
さらにうろちょろすると、セグロカモメ類(右)が集まっているのも発見。

  
というわけで、のんびりとセグロカモメ(左)なんかを見ていくと、その中に
くちばしの先端が白いという変り種(右)を発見。お前は何モンじゃ?

  
よくみると、その中には足に黄色味のある、タイミルセグロカモメが
2羽ほど混じってました。いわゆる「ホイグリン系」ですね。ここらにもいるんだ。

  
恥ずかしながら、ちょっと考えてしまったのがこちらの個体。いや、夏羽に
推移しつつあるユリカモメなわけですが、ちょっとハンパな色だったので、あれこれ
勝手な妄想をしてしまったのは秘密です。タハハのハ。

  
さて、そろそろ変化がないかな、ということで朝っぱらの海岸に戻ると、
ハマシギの群れの中に怪しい影を発見!
おおおっ!噂のヘラシギが混じってるじゃないですか〜!
以前からの大の憧れで、昨秋に空振りしまくったこともあり、メッチャクチャ感激した
のですが、遠くを素早くチョロチョロするのでほとんど撮影にならずに、四苦八苦。
おまけに、こういう愚痴はいけないのでしょうが、現地に集まっていた
主に年配の鳥屋さん達は、遠くでチョロチョロしているこの鳥をなかなか
見つけ出せないようで「どこだわからん教えて」の大合唱に
難儀しながら対応しているうちに、ふいに何かに驚いたらしく、
群れが丸ごとビュンとどこかに飛び去って、それっきり。
え〜、せっかく逢えたのにこれだけですかぁ、そりゃないぜベイベ(ToT)

  
悔しいので、飛び去った方向に向けてとりあえず探しまくってみますが、
これがさっぱり成果ナシ。看板の上でたたずんでいるミサゴ(左)やら、のんびり
しているモズ(右)やらってあたりには逢えたんですけどねぇ。

  
ウロウロしていると、少し離れた場所に1花だけハマエンドウ(左)が咲いていたり、
咲き始めのコウボウシバ(右)があったり、ささやかな発見が続きます。

  
けっこうビビったのは、道端で元気一杯に成長していたサボテン類(左)。
さらにしつこくうろつくと、カモメ(右)なんかも目に付いたりします。

  
しばらくして干潟に戻ると、ハマシギ&ミユビシギの群れが
帰ってきていたので大興奮して端から1羽ずつ探していきますが、相当しつこく
探してもヘラシギ君の姿はナシ。え〜〜、なんでやねん。

  
のんびり水浴びし始めたハマシギ(左)やら、いきなり目の前に出てきて
かっこつけたポーズをしたツグミ(右)やらを撮りながら、何度も目の前の群れを
端から端まで見ますが、やっぱりどう見てもヘラシギ君は不在。
そうこうするうちにグングン潮が引いてきて、干潟が広がり始めたので探索範囲を
広げてみるか、とスタスタ歩いて隣の海岸まで行ってみることに。

  
すると!いきなり目の前にヘラシギがいるじゃないですか!
しかも距離が近くて大興奮。おおお〜〜〜、こりゃぁ想定外の幸運だぜぇ♪

  
居合わせた鳥屋さんたちと一緒に大興奮しながら、順光側に回り込んでみると
彼は何を思ったのか、ずんずんとこちらに向かって来たんですよ!

  
というわけで、けっこう至近距離でも撮影に成功。
もっともこの手のイキオイよく闊歩するものはデジスコで撮りにくくて、ブレボケハミ出し
大量生産になってしまいましたが。う〜〜ん、でも嬉しい♪嬉しすぎる♪

  
ホンキで涙が出そうなくらい感激しましたが、なんとこのどアップショットを撮った
直後にバッテリー切れ(^^;)。愕然としましたが、幸か不幸か?、その直後に彼は
なにかに驚いたらしく一直線にはるか彼方に飛び去ったのでした。
うん、ぎりぎり何とかセーフという展開でしょうかね。あははのは。


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