淡路にて〜海浜林に遊ぶ〜 10.11/14

この日は、諸般の事情にてなにげに久しぶりの野外挑戦。
先週は姪っ子の誕生会があり、今週も土曜は出勤モドキだったり
して野外に出れなかったりしたからなのだが
諸般の事情(後述)にてこの日もあまり長時間特攻はできないことに。
それでは、ということで目標を前から気になっていた
とある直翅類一本に絞り込むことにして、
淡路のとある海浜林でじっくりのんびり型のトライといたしました。
本命も確実性が低く、HP作れるのかと不安がありましたが、
フタを開けるとソコソコ濃密な成果に驚いた1日でした♪

<1>淡路島某所

  
てなわけで、いつもよりずっと遅いスタートで、一路淡路に。
目をつけていた海岸を歩くと、えらく花盛りなハマナデシコ(左)があってビックリ。
ツワブキ(右)なんかは、今こそ我が季節、と咲き誇っています。

  
なんど見てもついついカメラを向けてしまうハマボッスの実(左)なんぞ
見つつ進むと、久しぶりのアゼトウナの群落(右)にも遭遇。

  
これも一応、希少な海浜植物ということで、久しぶりの出逢いに
感謝しつつバシバシと撮影。ま、この手はあるとこにゃゴソッとあるんだけどね。

  
さてさて、久しぶりに海岸の生きものに目を向けてみると、
あれこれ面白そうなものが見つかります。まずは、たくさん見つかった
イシダタミガイ(左)や、マツバガイ(左)なんぞ。
あとで調べると食べれるんですねぇ。拾って帰ればよかったかなぁ。

  
こちらも食えるはずの、カメノテ(左)もものすごい群生してました。
普通のイソニナでいいのかな?カワニナ風巻貝(右)もこれまた多数。

  
造形のステキなウノアシガイ(左)もありましたし、小さな潮溜まりを
のぞきこむと、ミドリイソギンチャク?(右)も発見。  

  
ちょっと笑ったのは、明らかに殻が岩の隙間にハマりこんでるヤドカリ類(左)。
自力脱出できなそうですが、こういう場合どうするんだろう?
何度見ても感動的なウメボシイソギンチャク(右)も多産してました。

  
じっくり探すと、触手を出してるウメボシイソギンチャク(左)も1つだけ
発見。こりゃまた色鮮やかな。さらに探すと、えらく色の薄い個体(右)もパラパラと
見つかりました。個体変異だろうけど、なんでなんだろ?

  
ふと気付くと、潮溜まりの中に海藻があるので一応撮影しましたが、
この手は図鑑とにらめっこしてみても、やっぱりサッパリお名前がわかりません。
左はミルかなぁ。右は…えとえと、え〜〜と………

  
長い穂みたいのが面白い海藻(左)もありました。オオバモク?
近くの岩上には、不思議な造形物(右)もごっそりついていましたが、こちらなんぞ
どの分類群に所属するものかすら想像つかず。硬かったから貝系か?

  
その後もうろうろすると、ご立派なクロフジツボ(左)があったり、
ベリルイソギンチャク?(右)があったり、しばらく大興奮で遊べてしまいました。
う〜ん、一度和歌山あたりの岩礁地帯で、ひたすら磯の生きものと磯魚で
攻めてみるなんてのも面白そうだなぁ、とか夢想中。

  
さてさて、狙いは海浜林の虫だったことを思い出して、海岸のススキ原を探り
ますが、狙いの直翅類はさっぱり見つからず、
なんかおもしろげな蛾の幼虫(左)や、エビイロカメムシ(右)がいた程度。

  
場所を変えて、林縁をうろうろすると、ツルグミ(左)が咲いていたり、
マイマイガ系らしき卵(右)が見つかったりします。

  
ふつうに探してたんじゃ手におえなさそうなので、必殺技を使うことに。
車の中にあった雨傘をビーティングネット代わりに、ここぞという茂みをバシバシ叩く!
なかなか成果はあがりませんでしたが、こっそり隠れて越冬してたらしき
アカエグリバ(左)やら、ウラギンシジミ(右)やらを叩き起こしたりもしたようです(笑

  
ようやく登場したのは、カネタタキ♀。しかし、この時点でちょっとした
問題点が発覚して少々焦ってみたり。この手の識別、♀は思ったよりヤヤコシイんじゃ?
えと、あとで図鑑と格闘した結果、これは普通のカネタタキだと思われまする。

  
ちなみに、一叩き数匹のイキオイでワラワラと出てくるのは、こちらの
ウスヒラタゴキブリ幼虫。あまり成虫見たことないんだけど、なぜかこの時期に幼虫
ばかり見かけるんですよね。不思議なものです。

  
久しぶりのオナガグモ(左)なんぞ見たりしつつさらに遊ぶと、一回り小さくて
黒っぽいゴキブリ類(右)も発見。ツチゴキブリかなぁ?
ちなみに、ここらを調べるために図鑑を見ていて、うっかりゴキブリ熱が再発
しましたので、近日中にあれこれ挑戦しそうなイキオイです(笑


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