調整時間で〜幸運二連発〜 10.7/26

この日は、久々の平日ガサガサ団。またぞろ勤務調整時間トライアルで、
半日休みを利用してのチャンレジというわけです。
しかし、ここんとこの猛暑続きはすごかったわけですが
この日はさらに一味違うスルドサを含有していて
もう笑ってしまうほどのスゴさ。
そんな中、ふと前々から狙ってみたかった花が気になって
半ばあてずっぽうで炎天下の中を歩いてみると
期待すらしていなかった幸運がニ連荘で襲来!
でも、最後の本命は大空振りの中途半端なトライアルとなりました。
いやはや、なんちゅうかね、とりあえず暑かった。

<1>播磨&阪神間某所

  
というわけで、昼イチで早退してまずやってきたのは、とある岩山。
前々から気になっていたある花のことがふいに気になって、前から目をつけていた
ところに来たという次第です。一応、私だってバカじゃない?ので、
本当は酷暑のこんな日に挑戦するのは愚かだとはわかっていたんですが(^^;、
しかし、イワシモツケの枯れ穂(左)なんぞ見つつ歩くと、
シワシワにしおれたリュウノウギク(右)があちこちにあってビックリ仰天。
んで、オーブントースターのような熱射線にすぐさま歩き始めたことを後悔してみたり(笑

  
しかし、しばらく歩くと、スズサイコ(左)を発見。この時点で汗だくフラフラですが。
ニイニイゼミをお食事中のオオカマキリ幼虫(右)なども見つかりましたが
しばらく歩けどさすがに成果ナシ。そう簡単じゃぁないわなぁ。
まぁ、無謀な挑戦で熱射病で死ぬのもバカバカしいし
次の角まで歩いたら帰ろう、そう思って登っていくと…

  
ん?…うわっ!あった!マジであった!
すっかり花は終わりかけていますが、憧れの大珍品、トサオトギリです。
滴り落ちる汗も忘れて、とりあえず天空めがけて雄叫び一発。
そのまましばし、神様に感謝を捧げながら、バシバシとシャッターを押します。

  
周辺を探すと、すっかり花が終わっているながら、咲いていたら見事だったろう株(左)を発見。
うむ、どうやら時期が遅かったようだなぁ、と思ったんですが、さらに探すと
まだツボミの株(右)が見つかってしまい、諦めきれずにしばらく歩き回るハメに。
グリルチキンの気持ちを味わいながら15分ほど岩山を登りますが成果なく、
足元をふらつかせながら戻っていくと、途中でいい環境の場所を発見。

  
「いやぁ、ここにはあるでしょう。ってか、実際にあるのかどうかという話よりは、
ここでこうやって汗だくで頑張っている私のココロイキに対して
この山の神様がどうねぎらってくれるかというそのオモテナシの心がですねぇ…」
などと、暑さのあまりバカなことを一人しゃべって笑いながら近づくと、
そこに本当にトサオトギリがあったのでビックリ呆然。しかもまだ花がそこそこ残ってるし。
…あの〜、山の神様、バカにしてスイマセンでした(^^;

  
花をアップ(左)で見ると面白い雰囲気ですよね。あと、今回驚いたのは、
この花は思ったより小さい。巨大なイメージがありましたが、これは意識せずに
見ていたら、珍品だと気付かないかも、なんて思ってみたり。
んで、へロヘロフラフラになりながら山麓に下ってくると、
エノキで産卵中のゴマダラチョウ(右)に遭遇したりもしたのでした。

  
調子に乗ってもう1箇所、前々から狙っていた場所に転戦すると、
初手からこんな光景に遭遇。オオトビモンシャチホコあたりの幼虫かな?
この雰囲気、お嫌いな方にはタマらない光景かと(笑

  
んで!
なんとこちらでもいきなり、あこがれ続けた花に遭遇。こちらも大珍品の
ヤブレガサモドキです。あまりの成果に心拍数が上昇してもう大変。

  
しかし、ひょろ長い花は縦写真を撮らないルールの私には大難物。
とりあえず、真上から強引に葉と花をあわせて撮るように頑張りましたが、
う〜〜ん、出来はイマイチというのが正直なトコやなぁ。

  
しかし、紙質ではなく皮質と評される葉(左)の特徴はよくわかりました。なるほど。
そう考えると、やっぱり但馬の怪しんでいた個体群は普通のヤブレガサだな(笑
さらなる成果を探してうろつくと、立派なキキョウ(右)なんかも見つかります。

  
タカラダニをつけたボッロボロのコチャバネセセリ(左)も発見。
逆にピッカピカのルリシジミ(右)も木影に隠れていたりします。

  
さて、さらにぐんと移動してやってきたのはとある山里。
歩き始めてふと気付くと。あちこちに大満開のアオギリがあったりします。

  
しかし、その後しばらく粘りましたが、肝心の本命は姿をあらわさず。
夕日の中のんびりしているホソバセセリ(左)や、花も終わりかけの
ナツフジ(右)が見つかった程度で、まぁ前半の幸運を考えると当然なオチだわな、
などと思いながら、涙濡れての〆括りとなったのでした。

というわけで、2ホームラン&1大空振りでした。
まぁ、最初のホームラン連発の時点で、最後の空振りは予想してたので
さほどショックではなかったのですが、あとでM氏に
確認すると、ポイント自体はあたっていたようなので、おそらくは
暑すぎたのが原因だったんでしょうかね。
今年の猛暑は手厳しいですから、自然界にもいろんな影響がありそうです。
しかし、最初の2連ホームランは嬉しかった♪
いろんな報文等読んで、想像を張り巡らせ、この表現だったらきっとこのあたり、
環境的にはこうだから、きっとここじゃないか?
なんて夢想するのは楽しいものですが、現実にはそれだけでヒットすることは
まず間違いなくないわけで、今回は本当にラッキーでしたねぇ。
まぁ、あんな直射日光バリバリの超夏日の中歩きまわっていたバカ1匹を
神様が哀れんでくれたということかと思いますが…
どっちも花は終わりかけでしたから、またらいねん挑戦しなきゃですね。
そして、まだ見ぬいくつかの花も、同じように狙ってみたくなりました。
但馬あたりの珍品ランとか頑張って探してみようかなぁ(笑


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