奄美初突撃!A〜悪天に苦悩する日〜 10.7/18

この日は、奄美突撃2日目。本来は何も考えず走りまくるべき1日ですが
どうにもこうにも天気予報の宣告がよろしくない。
大雨になるタイミングが結構ありそうな雲の配置なんです。
そうは言っても課題はまだまだたくさん残っているし
雲の切れ間でなんとか頑張らねば
などと気合を入れて走り回ると、雨は時々通り雨的にゴツいのが
襲来するだけで、そこそこ晴れ間も続いたのですが
「ここぞ!」というタイミングで雨風に泣かされる、
そんな涙々の展開が続いた一日にもなってしまったのでした(笑

<1>奄美大島各地

  
というわけで、薄暗いうちから動き出すと、宿の明かりには
モンヘビカゲロウ(左)やら、憧れのヒラタミミズク(右)やらが登場。

  
ウマオイ類(左)もいたので、1枚撮っといたんですが、♀だし名前はわからない
かなぁと思っていたら、ここまでくるとタイワンウマオイになるんですね。
なんか独特のフォルムの面白い蛾(右)もいました。

  
さて、水辺まで移動して歩き始めると、昨日のミナミヤンマ(左)がまだ休息中。
空を入れて撮るといかにも早朝な雰囲気になりましたが
同時に相当な曇天だったということも伝わりますよね(笑
モンヘビトンボ(右)は数が多いようで、道端に止まってる個体を何匹か見ました。

  
薄暗い中を飛び回るマルタンヤンマ♀をO氏が見事GET。
撮るのは実に久しぶりなので興奮しましたが、まぁなんせ暗い!

  
ギャァギャァとうるさい声がしてきたとおもうと、遠くにルリカケス(左)が登場。
ここにもいるのね、と思っていると、少し離れた場所で思いがけず
集会(右)にも遭遇。6羽くらいいました。暗くてぶれたけど。

  
道端でぼんやりしているヤマトシジミ(左)を撮ってみたり、
樹の幹でボケッとしているオキナワキノボリトカゲ(右)を見たりしつつうろうろ。

  
O氏が見つけてくれたのは、サクラランの花芽(左)。へぇ、こうなってるんだ。
草地では、にぎやかにアオタテハモドキ(右)も飛び交っています。

  
水辺では、リュウキュウベニイトトンボ(左)が愛を語らっていたり、
コフキヒメイトトンボ(右)がひっそりと隠れていたりします。

  
タヌキモ類(左)も発見。これはイヌタヌキモとかでいいのだろうか?
触ると危険印のイラガ類幼虫(右)も発見。メチャクチャ目立つ模様なのに、これが
図鑑で調べてもお名前が判然としませんでした。

  
流れの近くでは、アマミルリモントンボ(左)も何匹も登場。
相変わらずミニサイズのヒメシルビアシジミ(右)も見つかりました。

  
ふと気づくと、湿度の高い場所だからというのもあるのでしょうか、ボーベリアにやられたらしき
哀れなセミがポツポツと見つかります。
ニイニイゼミ(左)とクロイワニイニイ(右)でいいのかな?

  
ヒメハルゼミらしき羽化殻(左)はあちこちで目に付きました。
なんか巨大なのに妙に色白なナメクジ(右)も発見。

  
沢の中を歩いてみると、サンコウチョウ(左)にも遭遇!いやぁ、ラッキ〜!
薄暗い場所には、マツバラン(右)もあったりして驚きます。

  
沢の中の石の上を見ると、極小サイズのチビサナエの羽化殻が多数。
これはこれはと期待するも、羽化個体には結局遭遇できずでした。

  
その代わり、アマミルリモントンボの羽化個体は発見。残念ながら
カメラを向ける前に飛ばれてしまい、羽化殻(左)とご本尊(右)が別撮りになりましたけど。

  
小さな湿地には、なんか面白げなスゲ類(左)もありました。シンジュガヤ系でしょうか?
近くでは、なぜか草上でのんびりしているクロイワニイニイ(右)を発見。

  
林縁に咲いているノボタン(左)なんぞ愛でつつ、池に戻ってさらにしつこく
うろうろすると、なぜかツマグロヒョウモンの幼虫(右)が闊歩していたり。

  
しかし、その後もキョロキョロと粘りますが、見つかるのはひたすら
コシブトトンボ(左)とアオビタイトンボ(右)ばかりなんです。

  
オオシオカラトンボ(左)も見つけるたびに追いかけて、じっくり見ますが
細身で怪しい個体なんてさっぱり混じらず。むむぅ。
シマキツネノボタン(右)はあちこちに咲いていていい感じでした。

  
昨日とは別の池でもマルタンヤンマの羽化殻(左)がやたらとたくさんあるのに
驚いたりしているうちに、バサッとまた強い雨。とほほ。
慌てて一時撤退しようとすると、すでにツマグロヒョウモン(右)は休息状態(^^;

  
すると、羽化直後らしきものすごいぴかぴかのギンヤンマが飛んできて
目の前に止まったのでバシバシ撮影。この個体、普通のギンヤンマですが、
翅の前縁に白い線がはっきりとでているんですね。こりゃ面白い♪


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