奄美初突撃!@〜晩飯ヌキな初日〜 10.7/17

この3連休は前々から企画していた一大イベント。
なんと奄美大島に突撃!企画なのです。
南北うろついてきましたが、奄美大島は初挑戦。
鳥も蝶もトンボもこの島に行かなきゃ見れない特産種も多いし、
なんといってもトンボ方面の未見種をクリアするにはこの島が効率よいし、
そんなこんなであれやこれやワクワクと計画してた次第。
ご一緒いただくのは、こういうバカな突撃企画では必ずご一緒
していただいている、新婚ほやほやのO氏。
しかし、奄美の予想以上の田舎度と、予想以上に難関なターゲット達、
そして最後には予想もしないオチまでついて、
成果たっぷり楽しけれど、ちょぉっと疲れきった、そんな初日でした。

<1>奄美大島各地

  
というわけで、意気込んで奄美空港を降りると、空港の前にウスキシロチョウ(左)が
飛んでいてテンションUP。いそいそとやってきた最初の目的地では、
いきなり道端にきれいなナガサキアゲハ(右)が飛んでてくれたりします。

  
といきなりタマムシ(左)も登場。すばやくて1枚しか撮れなかったけど、
これって本土と同じ種類なんですね。逆に以外。
#後で調べると、オオシマルリタマムシという亜種だそうで。そうなると悔しいなぁ(^^;
道端には植栽らしきツルラン(右)が花盛りで、ものすごくお見事でした。

  
歩き始めると、足元にはなんか不思議な花が。う〜ん、類縁で言うと
なんとなくスズムシバナとかの系列に見えるけど、園芸種の逸脱かなぁ?

  
近くでは、フキバッタ類(左)もご登場。アマミフキバッタでいいのかな?
すっかり変色したアオムネスジタマムシの死骸(右)も見つかります。

  
ちょっと驚いたのは、建物の壁にぼこぼこあいている穴(左)。
O氏によればこれはオーストンオオアカゲラの仕業だそうですが、はた迷惑やなぁ。
などと思っていると、アマミウラナミシジミ(右)が登場。よく考えたら、本場モンだ。

  
などと騒いでいると、すぐ近くからガンガンとものすごい音。
あわててのぞけど姿は見えず、もしかしてこの巨大な樹洞の中?と
言っていると、いきなりヒョッコリとオーストンオオアカゲラ御登場。何してたの?
しかし、これが薄暗い常緑林なのでホンキで話にならないくらいSSがあがりません。
ラッキーな位置にいてくれたのに、ほとんどがブレブレの黒い幽霊に…

  
それでは、と歩き始めるとリュウキュウアオヘビ(左)がご登場。すばやく逃げるので
とおせんぼしたらなんか威嚇ポーズ(右)も疲労してくれました。

  
小さな水場に到着すると、小さなおたまじゃくしが泳いでいたので、
こいつの親はなんだろう?と言っていたら、端の方に大きなオットンガエル(左)が鎮座
していてちょいビックリ。よく見るとまだ小さな子ども(右)も隠れていました。
ちなみにこの大きな方のオットン君は数枚撮影した後、冗談でいじろうと
したのですが、まったく予想もしないほどのスンゴい力で振りほどかれて
ホンキでビックリ仰天。そのまま逃げられてしまいましたが
力比べでカエルに負けるとは思わなかったヨ、いやマジな話(^^;

  
さて、薄暗い中、よく見るといきなり特産種のアマミルリモントンボが登場!
もちろん初撮りですので大興奮しましたが、どうにもこうにも暗すぎて…

  
さらにビックリしたのは、集団産卵していたリュウキュウベニイトトンボ。
なんかピンがたくさん刺さっているみたいで面白い光景でしたが
こちらもバカみたく暗い&案外敏感なので、それっぽい写真は撮れずじまいでした。

  
O氏がオオメトンボの羽化殻(左)も発見。こんな暗い池が好きなのかな?
水辺にはガラスヒバァ(右)こっそり登場したりもしました。

  
大興奮したのは、すぐ近くに登場してくれたルリカケス。
しかしめちゃくちゃ暗いのに動き回るわ、ゴジャゴジャした中にずっといるわで
証拠写真以下(左)が撮れただけ。心眼で見ていただければ…
近くではボーベリアにやられたらしきヒメハルゼミ(右)なんかにも逢えました。

  
ふと足元を見るとなんかあやしげな直翅類(左)を発見。ササキリ系の幼虫かな?
意外だったのは、やたら多かったオチバカネタタキ(右)。ここにもいるのね。

  
シマキツネノボタン(左)もあちこちに咲いていました。あと、一角で
見慣れない花(右)も発見。図鑑で見たことあるような気がするけど名前なんだっけ?

  
えらく尻尾の青が鮮やかなバーバートカゲもご登場。
メチャクチャすばやくちょろまかして、薄暗い状況の撮影は難儀でしたが。

  
さらに奥の方へ行くと、再びルリカケスが登場してくれて、遠いながらもなんとか
写真もGET成功。いやはや色鮮やかなこと。そして声の騒がしいこと(笑

  
さらに近くでは、親子なんでしょうか、2羽仲良く並んでいるオーストンオオアカゲラに
遭遇。ラッキーな出会いに興奮しましたが、これがまた薄暗くて
見えている間ひたすらシャッターを連射しまくる作戦に。数十分の1の確率では
ありましたが、なんとか2羽揃って顔の見えている写真も撮れました。

  
見ている間に何度か餌の受け渡し(左)もしていました。面白いなぁ。
周辺にはやたらとスズミグモ(右)が多くてO氏はしじゅう渋い顔。

  
ふわふわとリュウキュウハグロトンボ(左)もご登場。沖縄産より青みが薄いような。
O氏が大きなトカゲ(右)も見つけてくれてバシバシ撮影しましたが、
後で調べると奄美はバーバートカゲのみらしいので、これもバーバーさんっぽい。
いつも思うんだが、トカゲは似たものだらけの上に色が変わるからヤヤコシイなぁ!

  
なぜかヤクシマルリシジミの翅(左)が1枚だけ落ちていたりもしました。
倒木の裏には、実に独特な形の陸貝類(右)も発見。お名前は調査中…

  
ちょいとボロボロでしたが、アマミカラスアゲハ(左)がのんびり鎮座していて
くれたりもしました。車の近くまで戻ると林縁にツマベニチョウ(右)が何羽か休憩中。
メチャクチャな夏日でしたから、日陰で休憩中ってとこですかね。

  
しばらく追っかけると、半開きでしたが翅表を披露してくれる個体(左)もいました。
近くでは、またまたバーバートカゲ(右)が登場したので正面顔で1枚。

  
車まで戻ってくると、なんとヒナカマキリがいたのでビックリ仰天。
これがミニサイズで撮りにくかったのですが、ささやかながら成果の多い場所だなぁ。

  
さて、お次にやってきたのはおもしろそうな集落。歩き始めると道端のソテツには
クロマダラソテツシジミの幼虫(左)がたくさんいて大フィーバー状態。
成虫(右)もあちこちで飛び回っていました。今年もすごそうだなぁ。

  
近くでは、私を忘れてもらっちゃ困りますという雰囲気のアマミウラナミシジミ(左)も発見。
その後、めまいのしそうな炎天下の中、クワノハエノキ(右)のある場所を
ひたすら歩きましたが、憧れの本場モノのアカボシゴマダラは登場せず。
時期やポイントという以前にいてもみつからなそうなド真夏日でしたからね(^^;


次へ⇒

topへ⇒