謎のGWオフ会@〜西表初日〜 10.4/29

今回のGWはまたぞろ7連休。製造業バンザイと思う瞬間です。
どこにいくか、北から南まで悩みまくった挙句、挑戦することにしたのは
春の八重山諸島。西表島&石垣島へのトライアルです。
ちょうど同じようなタイミングで、「相模の国の自然スケッチ」の一寸野虫さんと、
野道をゆけば」のTODさん&Ashさんが挑戦されるというので、そこに乗っかる形で
ご一緒させていただくことにして、ここに神奈川・広島・兵庫からの謎のオフ会が
めでたく成立することとなったのでした。なんとも面白い展開じゃないですか♪
んで、この日は初日。すでにお三方は渡島されているので、昼過ぎの船で到着して
そこから混じる感じだったのですが、前もって開拓されていた様々なポイントを
まとめてご紹介していただき、初日からメチャ豪華な1日となったのでした。多謝!

<1>西表島各所

  
というわけで、石垣島で空港から離島桟橋まで突っ走り、一番早い船に
飛び乗ってやってきました西表島。さっそくみなさんと合流して昼飯にしたあと、
まずご案内いただいた農耕地では、かわいらしいタヌキコマツナギ(左)が
あちこちに咲いていて、さっそく初手から目的の蝶その1が舞い立ちました。
かわいらしい超ミニサイズのタイワンヒメシジミ(右)です♪

  
注意して見なきゃわからないくらいの極小サイズに感嘆しつつ、クローズアップレンズを
切り替えて、ドアップ撮影(左)も敢行。しばらく眺めていると、すぅっと
開翅(右)をご披露いただいた個体もいました。これまたキュ〜トじゃんか☆

  
しばらく追いかけていると、食草であるタヌキコマツナギの
花上で休憩してくれる話のわかる個体も出現し、バシバシと乱写!

  
小さなタイワンヒメを追いかけてうろうろしていると、ふと足元を
小型のトンボが飛びました。それがよく見るとヒメキトンボなものでまたびっくり。
前回は池の縁の深い場所で、長靴を水浸しにしながら撮影したのに
こんな場所にも出現するなんてのはちょっと意外です。

  
よくよくみると、地味な♀(左)も混じっていました。
一息ついて見渡すと、大満開のシナガワハギ(右)もあったり面白い場所です。

  
さてさて、肝心のタイワンヒメシジミはというと、求愛中の個体(左)も発見。
これは交尾産卵まで見れるかと思いましたが、そこまではうまくいかず、
あとは葉上でたたずむ個体(右)をいくつか見つけただけでした。

  
ほとんど色が出ないくらいにオンボロでしたが、オジロシジミ(左)もご登場。
海岸へ向かう道沿いには、タイワンクロボシシジミ(右)も見つかります。

  
小さな海岸をのぞきこむと、オオハマボッス(左)が今を盛りと咲き誇っていたり、
こういう場所のお約束であるグンバイヒルガオ(右)が並んでいたりします。

  
ハマユウジ(左)もいい感じの花を咲かせていました。
周辺では、これまたかわいいツマキモンシロモドキ(右)を発見。

  
これまたなんともいえずかわいらしいヤエヤマトラカミキリも発見!
本土のヨツスジトラによく似てますが、なんかさらに色鮮やかな雰囲気ですね。

  
さらに、ころりと登場したのは、アオムネスジタマムシ。これまた綺麗!
初手からの連続技にもうドキドキが止まらない状態です(笑

  
さらに妙に敏感でしたが、ネッタイアカセセリ(左)もご登場。
なんだか面白そうな形のツノゼミ類(右)も見つかったり、出会いは濃厚すぎです。

  
引き上げようとすると、もう帰るのかといいたげにヒメキトンボ(左)が再登場。
あたりではヒメクマツヅラ(右)もあちこちに咲いていました。

  
ふと道端に立派なソテツ(左)を発見。そうなると…と思うとやっぱり
クロマダラソテツシジミ(右)が大量に飛んでいて感嘆。
ちなみに、今回の旅の間、どこでもいつでも大量に飛んでいて辟易しました。
最所に兵庫で見つかった時に必死で探しまわったのが嘘みたいな気分ですね…

  
さてさて、お次にやってきたのは、先日大珍品の某蝶が1匹いたという場所。
うろつくと、たしかに怪しげなカイガラムシ(左)は大量にいるものの、
それらしき姿はなかなか見つかんないなぁ、と思っていたら、ふいに梢をチラチラ
飛ぶ姿(右)を発見。こ、これはなんか怪しいゾ?

  
と思ったらふいに葉上に静止してくれたその姿は、期待していたとおり
珍品、シロモンクロシジミだったのでした。もう感涙。
同島では継続的に発生はしているようなのですが、現在では確実なポイントは
知られていないようなんです。見つけてくれた御三方に多謝。

  
あたりを探索すると数匹飛んでいてくれて、一度静止すると全然動じない
もので、ドアップ撮影も楽しむことができました。
しかし、地道ながらなんとも面白く味わい深い斑紋ですね〜。
しかし、発生範囲は非常に狭く、採集屋さんが1人入れば全滅しそうな
雰囲気でした。末永く生き延びてくれることを祈るばかりですね〜。
#というわけでポイントの問い合わせには応じかねますのでご容赦を#

  
しばらく見ていると、半開翅してくれた個体(左)もいました。
大満足してさらにグンと移動すると、咲き始めのオオムラサキシキブ(右)を発見。

  
葉上にヤエヤマサナエ(左)が登場しておおっと思ったりしていると、ふいに
Ashさんたちが「あ、もう出てます!」と一声。そこには高速で飛び回る
テツイロビロードセセリ(右)がブン飛んでました。
しかし、これが超落ち着きがないんです。同じ場所に1秒もいない。どうもならん!

  
たまにデリスの芽にとまって産卵(左)をしますが、ここぞと連写しても
撮れてるのは1〜2枚が限度で、あとは周辺を飛び交う(右)姿が撮れるばかり。
近付いてアップでなんてとてもとても…って感じ。
しばし粘ってはみましたが、こりゃマジどうにもなんね、って感じでお手上げ状態(笑

  
諦めて周辺をながめると、これまた色鮮やかなイリオモテモリバッタ(左)を発見。
結構いい感じに咲き誇っているツゲモドキ(右)なんかも目に付きます。


次へ⇒

topへ⇒