本命不在〜春の山裾にて〜 10.4/18

この日は、春ならではの恒例行事。
加古川で行われるギフチョウ観察会に参加してまいりました。
前日は諸事情にて深夜まで深酒する事情があって朝遅くスタート、
さらに午後からはこれまた諸事情あっての短時間トライアル。
しかし、ここんとこよくわからん天候だったのが、久々の好天という予報なので
こいつはさぞかし、とワクワクしながら向かったのですが…
のんびりした春の陽気と、花々がただ美しいばかり。
まさかまさかの本命不在な一日となったのでした(^^;

<1>加古川市某所

  
というわけで、いつもよりのんびりスタートして集合地点に向かうと、
かわいらしいヒメヤシャブシの花(左)やら、ノヂシャ(右)やらを発見♪

  
さて、最初に巡る場所は、これでもかというほどに大満開のコバノミツバツツジ(左)が
溜息出るほどにもうお見事。清楚なヤマザクラ(右)なんかもお出迎えくれます。

  
林床では、びっくりするぐらい大株のシハイスミレ(左)を発見。こんなまとまった株は
久しぶりに見た気がするぞ。こちらも花盛りのニオイタチツボスミレ(右)もありました。

  
地味ながらこれも花盛りのタガネソウ(左)やら、アベマキの花(右)なんて
あたりもみれたり、ささやかな出会いが続いて嬉しくなります。

  
さらに歩いていくと、ぽつぽつとですが、ヤマツツジ(左)も発見。
薄ピンクで別種の如き風合いの株(右)も見つかりました。

  
うろうろしているとイキオイ良く飛び出したのは、ツチイナゴ(左)。
あたりにあるネズ(右)はこちらも大満開な花をつけています。

  
岩場の草地では、ニガナ(左)やら、ヒメハギ(右)やらといった可愛い花も
ポツポツと見つかって、これもまた嬉しくなっちゃいますね。

  
こ〜〜んなに大満開のスミレ(左)もありました。こいつはお見事。
よくよくみると、その中に隠れるようにヤマラッキョウの枯穂(右)が混ざっていたりして。

  
コバノガマズミ(左)なんかも結構見事に花盛りでした。そして、どうでもよい道端で
アリアケスミレ(右)も発見。こいつって、兵庫辺りだといい環境の場所では
見なくて、ど〜〜でもいい路傍で見るような気がします。なんでだろ?

  
さてさて、お次に来訪したポイントでは、お見事な雰囲気のヒメカンアオイ(左)が
いくつもお出迎え。よくよくみると、かなり花盛りな株(右)も多数混じってました。

  
これは期待できるんじゃない?ということで粘りますが、出現するのは
ビロードツリアブ(左)や、ミヤマセセリ(右)といったあたりのみ。むむむ。

  
チゴユリ(左)はまだ花芽もつけていない株ばかりでした。
そして、なんか花がでかくてご立派なミツバアケビ(右)も発見。

  
さらに林床をみていくと、かわいらしいイカリソウ(左)もありました。
ふと頭上を仰ぎ見ると、ミツバアケビとヤマザクラのかわいらしいコラボレーション(右)
も発見。いやぁ、これまたいい感じの組み合わせじゃないですか♪

  
お次の場所では、かわいらしいツボスミレ(左)やら、フイリシハイスミレ(右)やらといった
きれいどころのスミレも出現して、これまたちょっと嬉しくなります。

  
前いい感じで花盛りのキジムシロ(左)があったり、ここでも大満開な雰囲気の
スミレ(右)があったり、いかにもな雰囲気は満点なのですが、やはりここでも主役不在。

  
まだまだあちこちでいい感じで咲き残っていたソメイヨシノ(左)がお見事でした。
地面では、久しぶりのツクバキンモンソウ(右)にも遭遇してみたり。

  
未練たらしげにウロチョロすると、ベニシジミ(左)やら、ミヤマセセリ(右)やらと
いったあたりは次々とご登場。出会いは濃くて楽しいんですけどねぇ…

  
怪しい影が飛んだので興奮して追っかけると、キアゲハ(左)だったり、
ナミアゲハ(右)だったりといった感じ。春の陽気は本当に気持ちいいのにナァ…
などと言っているうちにタイムアップ。短時間だったとはいえ、
まさかまさかの本命不在の一日となってしまったのでした(^^;

というわけで、予想外の展開となった一日でした。
午後からも場所を変えて粘ったメンバーは、見事に産卵シーン等々撮影された
ようですが、そこまでは時間がなかったのが残念無念。
今年は、冬のうちがバカみたいな暖冬だったり、それでもいきなりドカ雪が降ったり
していましたが、春先になってからの天候不順は記録モノで
「春爛漫!」という日は数えるほど。妙に寒かったり、氷雨が降ったり、
関東では最遅記録タイの積雪があったという話もあり、
季節の巡りがワケわからん感じですので、そのあおりがあって
ギフチョウもスタートが遅かったり、そもそも少なかったりしているようです。とほほ。
ちなみにこの日の午後は、ステキな女性と一緒の不思議な場に誘われまして、
分かる人にはピンと来る話ですが、この年齢まで独り者を名乗っていると
時折舞い込む類の話だったわけですが、今回は場をセッティングしていただいた方が
初手から互いの紹介もろくにせずに、ひたすら旧家の歴史やら
世界中の旅話やら、戦前の昔話やら2時間講演で話しっぱなしでして…
予想もしない展開に、帰宅した時にはホンキで眩暈がしました。
いやはや、いろんな方がいらっしゃるものです。みなさんご注意を(笑


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