西の干拓地でA〜サスライ編〜 10.2/21
    
<2>長崎県某所 続き  

  
さて、昨日に続いて小春日和も見事な水田地帯をうろうろすると、オオイヌノフグリ(左)
に続いて、フラサバソウ(右)にも遭遇。よく考えたら長崎だと本場ものですね。

  
ホトケノザ(左)はあちこちで大群生していましたし、少々驚いたことにすでに大満開の
コスミレ(右)も発見。なかなか楽しい時間が続きます。

  
ハルザキカラシナかな?色鮮やかなアブラナ類(左)もありました。
ふと見ると、窓の本当に真横にタゲリ(右)がいたのですが、シャッター切った瞬間に飛んで
もののみごとにはみ出しちゃったり。なんかこりゃ悔しいなぁ。

  
昨日ホオジロ類が楽しかった場所に行くと、地元の鳥屋さんがあつまってらして
あれこれ談笑していると、ふいに遠かったけどマミジロタヒバリが登場!
あわてて狙いますが、チョロチョロ動くし、天気よくて陽炎立ってるし…

  
しばらく粘っていると、ふいに夏羽に近くなったシベリアジュリン(左)がご登場!
大興奮するも芦原は風で揺れまくり、こんなのが撮れただけ。
つづいてシベリアジュリン♀(右)も登場したものの、これも撮影は非常に難儀。

  
しばらくすると先ほどと同じ個体が出現(左)し、そのまま至近距離の穂上(右)に
とまってくれましたが、風でムチャクチャ揺れまくる状態でドアップが撮れるはずがなく、
こんなはみだしかけが数枚撮れただけ。むむむ、結構難関だなぁ。  

  
しばらくすると、ふわっとチョウゲンボウ(左)もご登場。
そして、マミジロタヒバリ(右)もちょろちょろと何度か登場してくれます。

  
ほとんどが草むらのなかで頭だけ見えている状況だったのですが、しばらく粘ると
えらくわかりやすい場所にも出てきてくれました♪
ちょいと距離はあるし、陽炎も立っているけど、まずは満足かな?

  
などと笑っていると、今度はコホオアカが2羽同時に出現。これまた藪の中で
撮影は結構難儀しましたが、やはりここは楽しすぎる場所ですねぇ♪

  
その後も懲りずにねばると、シベリアジュリンはなんどかご登場。遠いし
陽炎ブリバリでぼやけたものしか撮れなかったのが残念なんですが…

  
ほぼ夏羽の個体もなんどか登場したものの、私はどうにも間が悪くて
こんな半端なショットしか撮れませんでした。まぁ、腕不足というところかな?

  
その後も、かなり遅い時間まで同じ場所で粘りつつ、時々登場するシベリアジュリンを撮影。
待ち時間は長かったのですが、なぜか蝶屋で植物研究家という鳥屋さんとご一緒
できたもので、なんでか南西諸島の迷蝶やらテンナンショウ類の分類やらと
全く鳥屋的でない情報をアレコレ交換できたので飽きることなく待てたのでした♪

  
そうこうするうちに、日没も間近になってきたので、さすがに帰路のことを考えて
暗くなる前に帰ります、と宣言して移動し始めると、いきなり道端の至近距離に
獲物を抱えてたたずむチョウゲンボウを発見!

  
かなりの至近距離だったのですが、バリバリと目の前で獲物を食べてくれたので
前言撤回してしばらくじっくりと撮影にいそしむことに。

  
今度こそ帰るぞ、と言っているとこれまた至近距離なタヒバ(左)に続いて、
こちらは少々距離がありましたが、のんびりたたずんでいるコミミズク(右)を発見!
これは私を帰さないための策略か!と叫びながらそちらに向かうことに(笑

  
すると、残念ながらコミミズク君は姿を消してしまっていましたが、かわりに
ネズミをくわえて勢いよく走っていくニホンイタチを発見!
暗い&フロントガラス越しで不鮮明ですが、一応証拠写真を押えて大満足。
しかし、ここらで完全に日没になり、なおかつ最寄りのICまではメチャクチャ
混んでいたりして、帰着はAM2時を過ぎてしまったのでした(笑

というわけで、予想外に楽しめまくった一日でした。
居残って外したら恥ずかしすぎるよなぁと思っていましたが、
大本命は予想以上に愛想良く遊ぶことができましたし、おまけも多数。
本来は別の場所に行く予定だったのですが、あとで聞くとそこの鳥は当日不在
だったそうで、そういう意味でもラッキーだったかな?
今回の教訓の一つは、見つけにくい鳥の場合は、情報が回りはじめて
人が集中するころに行った方が見る目が多くて楽だということ(笑
広い広い干拓地で、なおかつ結構鮮やかに隠れてしまう鳥だと
「人がいなくなってからのんびり行こう」は甘いのかもしれませんね。
しかし、今回おとずれた干拓地は、鳥影多く楽しい場所でした。
珍鳥狙いでなくても、特に春秋の渡りの時期は楽しめそう。
地元の鳥屋さんからあれこれと面白い情報もいただけたことだし、
今年は何度か長崎旅を企画してもいいかなぁ、と夢想中です♪


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