天中殺な沖縄旅A〜水没な日〜 10.2/12
  
<2>沖縄本島北部 続き

  
なにげなく水路を覗き込むと、ヒバリシギの小群がいてビックリしました。
曇天にちょろまかうごくシギチは難儀ですが、なんとか数枚ドアップでも撮影成功。

  
そのまま水路沿いを見ていくと、ハマシギ(左)がいたり、クサシギ(右)が
いたり、なかなか盛況な状況が続きました。前回とはえらく違うなぁ。

  
さらに調子に乗って流していくと、別の場所でもヒバリシギの群れを発見!
やっぱりこれくらいのサイズのシギチはかわいくてイイですねぇ♪

  
ちかくには、タカブシギ(左)や、タシギ(右)もいました。
前日とは打って変わって冬の気配だからか、のんびりしてくれて撮影も楽だったり。

  
このあたりの水路では、お約束といっていいのはこちらのセイタカシギ。
ひそかに嘴の反り返っている方も期待していましたが、そう旨くはいかないようでした。

  
さらに、ヒバリシギ(左)やら、タシギ(右)やらを見つつうろうろ。
ちなみにタシギの嘴って、こんな風にヘニョっと動くんですねぇ。

  
あとは、コチドリ(左)やら、こちらも結構数の多かったクサシギ(右)やらと
いったあたりをバシバシ撮ってみたり、かなり楽しい時間を過ごせました。

  
さらに下っていくと、キアシシギ(左)も登場。潮加減がよかったからシギチが多いのかな?
水田地帯の方に戻ると、のんびりたたずむイソシギ(右)にも遭遇。

  
とうぜんながら、ムナグロ(左)といったあたりもたくさん見れました。ちなみにこの個体は
ぐんぐん近づいてきたので、顔のドアップ(右)撮って遊んでみたり(笑

  
こういう場所のお約束、シロガシラ(左)はあちこちで群れが飛び交っていました。
シロハラもご登場(右)。この時期の沖縄では林道なんかにめちゃくちゃ多いんだけど、
すぐ飛ぶんでなかなか撮れなくって、これが今回唯一撮れたショットだったり。

  
バン(左)は、カラスの如くワラワラとどこにでもいました。
タシギ(右)も多いので、混ざっているはずのジシギ類を探してみますが、
私の実力ではまぁったく想像がつかず、勉強不足を嘆いてみたり。

  
ちょいとおもしろかったのは、水田脇の少々深めの場所を覗き込んだ時。
ちょっと目があったなぁと思うと、タカブシギ(左)、タシギ(右)ともに
半分水につかって隠れたつもりポーズしてました。いい湯だな風味のポーズですな☆

  
さらに調子に乗って、うろうろすると、久しぶりのナベヅルにも遭遇。
長期滞在ですねぇ。でも、こいつがまだ滞在中なら、ハイイロガン君も
いていいじゃんかよぉ、などと無駄に愚痴をぶつけてみたり。

  
ちょこまかしているツメナガセキレイもいたので、頑張って撮影しようとしますが、
このあたりからはまた雨が強くなってきて、デジスコの真正面から吹き付けてくる状態
だったのでほとんど挑戦できないまま、超証拠写真数枚どまり。
そして、この後、コインランドリーまで戻ってその威力に感激したのでした♪

  
最後に夕刻、あきらめきれずに再び昨日と同じ水田地帯に向かうと、かわいらしい
ノハナショウブ(左)が咲いているのを発見。これは園芸品種になるのかな?
で、やはりそこにはマガン(右)しかおらず、昼の部はここで終了となったのでした。

  
んで、この日も調子に乗って夜の部に繰り出すことに。大雨の直後だからこいつは
成果が上がるだろうと期待していると、初手からホルストガエル(右)が登場!
でも、その後は昨日とは比べ物にならないくらいなにもご登場いただけないんです。
やはりグンと気温が下がったから、それが影響しているのかな?

  
そのかわり、出会えたのはこちらのサワガニ。この手もいい図鑑がないのですが、
オオサワガニあたりかな?なかなかプロポーションもよくて面白い感じですね♪

  
威嚇してくるので正面顔(左)も激写。でも、そのあともひたすら走りまわるも、
見つかったのはガラスヒバァ(右)の、それも轢死体ってくらい。

  
粘りに粘ると、ようやくご立派なナミエガエルにも遭遇。
ここまで数時間成果なしだったので、喜びながらじっくりと撮影♪

  
正面顔(左)もなかなかいい感じです。ってか、いつもおもうけど美味そうやね。
小さな沢には、こちらこそ正体不明の、小さな面白そうなエビ類(右)も見れました。

  
その後も、あちこち夜の林道をうろうろすると、明らかにヤンバルクイナだよなぁという
賑やかな鳴き声は何度も聴いたものの、近づけるような場所では遭遇できず。
両爬系もそれ以上の成果もなくてつまんねぇなぁと思っていると、いきなり
目の前の電線の上をトゲネズミが走ったんです!
あわてて無茶苦茶にシャッター切ったら、なんとか数枚だけ撮れてました♪
時期的にいいのか、この後も2度ほど走り去る後ろ姿を目撃するも
撮影はできず、寝不足の限界で沈没という幕引きでした。

というわけで、ものの見事な天中殺でした。
長らくウェストポーチを持ったままでヤゴ捕りというのはやってますが
完全沈没は本当に初めて。まったくもってツイていません。
しかも今回ぶっ壊したのは、何度か修理してかなりの長く使っていたヤツだしなぁ…
しかも全身ずぶ濡れ&着替えなし、ときたら本当に涙も出ませんでしたが、
結局、網はさておき、ほぼなんとかリカバリできたのは
天中殺の中でもいくばくかの幸運があったというべきですかね。
まぁ、初日の真夏日に比べれば大違いでしたが、それでもそこそこ暖かい
沖縄だったから、凍死どころかカゼもひかずにすんだわけですし(笑
さて、今回の沖縄旅は、日曜が仕事の都合で戻らなきゃいけないので、明日が
泣いても笑ってもラストの日。天中殺の穴埋めはできるのかどうか!?


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