終わりよければ〜阪神間空振旅〜 09.11/3

この日は、なんの計画もなく阪神間をうろついてました。
狙いは……まぁ、当たるわきゃァないんだけど、
今年は複数箇所で見られているスナアカネの生き残りがいないか、
などという無謀な挑戦。いや、結果はわかってんですが。
というわけで、空振り旅になることは覚悟していたものの、
前半の挑戦はどこにいってもどうにもならないほどの
見事すぎる裏目&裏目&裏目。
オマケに予報を裏切っての曇天+今年一番というスゴい寒気。
こりゃダメだ、開き直るっきゃない。こうなったら
裏目を送りつけてくる神様の、さらにウラをかいてみれば…
というバカバカしい思考が最後にあたり、
予想外な嬉しい成果のオチがついた、そんな不思議な1日でした(^^;)

<1>阪神間各地

  
というわけで、まずやってきたのは海近くにある人工的な池。
草地をうろつくと、ベニシジミ(左)やら、ウラナミシジミ(右)やらが舞い立ちます。

  
クロマダラソテツシジミが宴会をしたらしきソテツ(左)がありましたが、御本尊は不在。
んで、池の中を睨んでいくと、やっぱり今回もタイリクアカネ(右)が出現。

  
しかし、やっぱりそれ以外のアカネが出ません。なんでだろう?
悩んでいると、ギンヤンマ(左)が飛交ったり、ホバリングしている
タイリクアカネ(右)がいたりしたので飛びモノ狙いするも、結果は惨敗。

  
諦めて移動しようとすると、交尾中の個体が何組か見れましたが、
結局それ以上の成果はなく、スゴスゴと引き上げたのでした。
ま、スナがいないのはしょうがないけど、他のアカネが皆無なのは謎だなぁ…
ということで、お次に狙っていた場所へ移動しますが、
到着してみると、賑やかに工事中でスゴスゴと引き上げる羽目に(ToT)

  
んで、お次にやってきたのは、とある河川敷。
実は地図を見ていて、河川敷に面白そうな池があるのに気付き、狙い目!?と
意気込んで来たのですが、現地で見てみたら干上がってました(ToT)
風にはためくオギ(左)や、謎のアサガオ類(右)なんかはきれいだったんですけどねぇ。

  
せめて、噂の某迷蝶でも出ねぇか、ということでうろつきますが
キタテハ(左)や、ヒメアカタテハ(右)が申し訳程度に出るばかり。

ちなみに、ここで感嘆する出来事がありました。
河川敷にはグランドがあり、少年達が汗を流していたのですが、
その近くで発電機がブンブンうなってたんです。
こんな真昼間に、なにに使うんだろ?と、何気なく覗き込んだら、
発電機から伸びたコードの先には……電気ポットが2つ!
いやいや、チョイ待て!
発電機持ってくるくらいなら、家でお湯沸かして持ってこんか〜〜い(>_<)!!!

  
というわけで、妙に憤然とした気持ちになりつつうろうろすると、
ホシハジロの群れ(左)を発見。そうか、もうそんな時期になってんだよなぁ。
よく見ると、その中にスズガモ♀(右)もいたので、久々にデジスコ撮影。

  
オカヨシガモ(左)もいましたし、杭の上でボ〜ッとしているイソシギ(右)も
いました。久々のデジスコだったので、操作がなれていなくて四苦八苦でしたが。

  
ヒドリガモ (左)やら、オナガガモ(右)やらもかなりの数がいました。
ちょいとヒネくれて地味な♀を撮影してみたり。
しかし、今年はなんかアレコレ頑張りすぎて実感が湧いていませんが、
本来はもう虫のシーズンは終了、鳥のシーズンなんですねぇ。

  
ボケボケしか撮れなかったけど、換羽中のオナガガモ♂(左)やら、カンムリカイツブリ(右)
なんてあたりも確認。それじゃ、ついでに河口干潟でシギチでも探そう!
そう意気込んで移動してみたところ、潮干狩りなんでしょうか、干潟の上は
人だらけで、鳥なんてとてもとても、という雰囲気。
な〜んか、トコトンついてないんだけど〜(>_<)!

  
そういえば、鳥といえば久しぶりにあの山に行ってみたいな、
ということで転戦したのはとある有名ポイント。
いい雰囲気のイヌザンショウ(左)やら、ヤブムラサキ(右)やらの実を見つつ
登っていくと、そこには所在なげな鳥屋さんが多数。曰く、
「あ、今来たの。ダメよ、今日は本当に何ひとついないわ」

  
ちょっと待て、と思いながら、あちこちのカラスザンショウの実(左)を
眺めていきますが、狙いの鳥どころか、出現するのはメジロ・ヒヨドリ・コゲラの3種のみ。
一度だけ天空高くオオタカ(右)が飛んだのが嬉しかったくらいかな?
この時点で私は開き直りました。
こりゃダメだ。なにか成果を求めちゃいけない。
こうなったら、神様のウラをかいちゃおう!
んで、次でも外れたら、今日はなかったコトにしちゃえばいいや(笑)!

  
というわけで、転戦してきたのはとある河川。
某、大珍品の水生昆虫狙いなのですが、実はこの場所は2回ほど
夕方に挑んで、さっぱり成果なく、狙いドコすらつかめなかったという場所。
こんな日どうしようもない時間を浪費するにはちょうどよかろう、
ということで、寒風の中タモ網を振り回すと、意外なことにカタハガイ(左)が
いくつか捕れました。当然、タイワンシジミ(右)は佃煮級に捕れましたが。

  
んで、砂底の場所を狙うので、当然ながら大量に採れるのは
カマツカ(左)。そういえば、こいつはA型B型ってな話もあったな。
あとは、アブラボテ(右)と、カマツカ、カワヨシノボリってあたり。

  
んで、3時間近く、あちこち粘ってみましたが、やっぱり成果は上がりません。
コオニヤンマ(左)や、アオサナエ(右)はたくさん捕れて、
いい環境だなぁとは思うものの、いまいちイメージ通りの「ここだっ!」て場所もないし…

  
いつも通りの必死の死んだフリ、コシボソヤンマ(左)も多数。
ゲンジボタルの幼虫(右)も結構見つかりましたが、やっぱりそれくらい。
寒波の中、カラダは冷え切るし、砂底をかき回して探すので、両足は股関節あたりが
ガクガクしてくるし、腕はクタビれてあがらなくなってくるし…
「あ〜〜あ、やっぱダメだったか、いるとしたらこの辺りなんだけどなぁ。」
そんな風に嘆きつつ、最後の1回、とガサゴソやるもやはり成果ナシ。
しょうがねぇ、帰るか。
そう思って、網の中の砂利をひっくり返して立ち上がった時。
ふと、放り出した砂利の中で何かが動いたような気がしました。


…………いたぁっ!!
憧れの大珍品、トゲナベブタムシです!
いや、本当に誇張でも何もなく、最後の一網、それも網の中に入っていた
ことに気付かず、放り投げた砂利の中からの登場なんです。
最後の最後での大ヒットです。
ウソ・誇張・出来過ぎだとお思いでしょうが、本当の本当のお話。
いやぁ、川辺に立ち尽くして、本気で感涙しましたよ(^-^)

  
んで、すでに薄暗い中、四苦八苦してドアップ撮影。
ナベブタムシときっちり区別できるのか?というのは実は少し不安だったのですが
現物を見ると、まるっきり印象がちがったのでこれまたビックリ。
「トゲ」の名前はダテじゃない、ってくらいにハデですしね。

  
んで、そこの浅瀬の中で、やらせ写真もバッチリGET。
最後の最後にハッピーエンドで嬉しいなぁ、と思いつつ引き上げましたが
すでに日暮れ時でカラダは完全に冷え切っており、
祝杯代わりのラーメンが美味かったこととといったら!も、サイコ〜でした(>_<)!

というわけで、終わりよければ全てよしな1日でした。
いやはや、なんともいえないドラマチックな幕引きでもありましたしね。
とはいっても、おそらくこの場所を教えてくれたY君に言ったら
「え、あそこでそんな苦労したんスか?」
と笑われてしまうのがオチなんだと思いますけど(笑
ま、最後の展開から見るに、どうやら網の中で身動きせずジッと
されていると見落としちゃってた、という可能性も(^^;
ま、それはさておき、いずれにせよ嬉しいハッピーエンディングでした。
今回で確信をもったのですが、徹底的にツイてない日。
これは、なんかの神様がイヂワルしてやろうと、先手先手打って来てる
状態ですから、正攻法で「あそこならイケるかも」とやっても
相手の思うツボ、なんですねぇ。
「そう来たか」という、裏目をズバリかいてこそ成果が出る、と♪
なかなか応用の難しい話ですが、今後も研究を重ねたいと思います☆


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