南国特攻SWB〜石垣島帰着編〜 09.9/20
  
<2>石垣島各所 続き  

  
さて、沢の中を見ると、小さなオタマジャクシが無数にいるのに気付きます。
流水性の面白いカエルなのかなぁ、などと思っていましたが、後で調べると、どうも
在来種で黒っぽいおたまじゃくしはいないみたい。となると、オオヒキガエルなのか?

  
小さなヨシノボリ類(左)もたくさんいました。これは普通のシマヨシノボリかな?
色鮮やかなアカナガイトトンボ(右)も登場してくれたりします。

  
ふいに沢上の樹に登場したのは、ヤエヤマムラサキ。
今回もえらく敏感で苦労しましたが、なんとかアップでも撮影成功♪

  
沢の中には、おもしろげなアメンボ類が目立ちました。
小型の、ホソミセスジアメンボ?(左)と、中型のアマミアメンボ?(右)ですが、
八重山のアメンボの載っている図鑑なんてないのでいずれも自信なしなのがチト残念。

  
さらにうろうろすると、ツマムラサキマダラ♀が登場して、目の前の樹をチョロチョロ
飛び始めました。しばらくあてずっぽに撮りまくると、偶然飛びモノも撮影成功♪
んで、なんとそのままその個体は産卵(右)もはじめたじゃないですか!

  
飛び去った後を見ると、かわいらしい卵(左)がついていました。
近くには、見事に真っ赤なオキナワキョウチクトウの実(右)も発見。

  
沢沿いでは、モクセンナなのかな?面白い実をぶらさげた樹(左)もありました。
立派な花をつけているオキナワキョウチクトウ(右)もあったり、このあたりも出会いが濃い☆

  
もう一度、沢の中を覗いてみると、今度はミカドアゲハが吸水にきていて、
こちらは粘ると何とかアップでも撮影成功。おっしゃおっしゃ♪

  
さらに次の沢に転戦すると、今度はマサキウラナミジャノメがご登場。
いきなり全開(左)と、うっすらV字(右)をご披露くれました。

  
かつてはマサキルリイトトンボが多産したという沢を詰めていくと、
途中の樹に、ナナホシキンカメムシの大群を発見。

  
2度目の出会いになるわけですが、何度見てもきらびやか過ぎて感嘆します。
ちなみに「ナナホシ」とあっても、星は4つくらいの個体(右)もいるみたい。

  
さらに奥の方に詰めていくと、いきなり目の前にコノハチョウがご登場!
それもいきなり全開(左)なんですから、あっという間に逆上してバシバシ撮影しまくり。
いやぁ、こんなステキな出会いがいきなりあるなんて!
翅を閉じたところ(右)も見れましたが、表と裏でえらい差やねぇ。

  
さて、気をよくしてさらに沢を詰めていくと、ようやくマサキルリモントンボが
登場したので、薄暗い沢の中で四苦八苦しつつバシバシ撮影☆

  
しばらくすると♂も登場しました。リュウキュウルリモンとはえらく雰囲気が違いますね。
「昔はこのあたりはそこらにいたんだけど、減ったのかなぁ?」とはO氏の言葉。

  
さらに探索を続けると、ここでもかわいらしいイシガキトカゲ(左)に遭遇。
ここでメチャクチャ悔しい出来事もありました。
葉裏のメチャクチャ撮影がしにくい位置に、怪しげなカメムシ類(右)がとまっていた
のですが、なにげなく撮影しようとした私は絶叫。
「うわっ!これ、大珍品のイワサキオオトゲカメムシですよ!」
んで、気軽に手づかみでいい場所に移動させようとしたとたん、ブンッと
その位置からその角度で逃げるか、というアクロバティックな飛び方で
はるかかなたの梢に飛び去られてしまったのでした。
ああ〜〜〜、次のチャンスなんていつあるか分からんのに、しくじったぁ(ToT)

  
半べそかきつつ、少し山道を歩くと、道端に葉の模様がやたらときれいな
カゴメラン(左)を発見。ナガバイナモリ(右)も咲いていました。

  
沢の中を覗き込むと、面白そうなサワガニ類(左)もご登場。なんて種類かな?
んで、結構驚いたのは、サワガニと全く同じように水中から何匹も登場してきた
コマダラゴキブリ幼虫(右)。ゴキブリなのに、もはや水生昆虫ですな。

  
ふわふわとリュウキュウサンコウチョウ(左)が登場してくれたりもしましたが、
素早いのでこんなのが撮れただけ。星型の小さな花をつける、面白そうな樹(右)もありました。

  
さらにうろうろすると、道端で大声で鳴いていたのは、タイワンヒグラシ(左)。
ヒグラシ系にはありえない、予想以上のサイズなのでこれまたびっくり。
かわいらしい、タイワンクツワムシの幼虫(右)も見つかりました。

  
実をつけたリュウキュウアワブキ(左)なんかを見つつ、車の方まで戻ってくると、
道端に、ちょっとボロですがイシガキゴマフカミキリ(右)を発見。

  
んで、なんとここでもマサキルリモントンボ(左)が出たんです。
「あんだけ探したのに、そうくるか。やられたなぁ」とはO氏のセリフ。
近くには、なんかおもしろげな蛾の幼虫(右)もいました。カトカラ系?

  
さて、お次に来訪したのは面白そうな雰囲気の池。
歩き始めるとあちこちにノボタンの実(左)があります。熟したら食べれるそうですね。
んで、池に到着してみると、なんか明らかに水が少ない雰囲気。
よくみると、干上がった部分には陸生化した水草(右)もありました。

  
んで、水中を見ると、セキショウモ?(左)がびっしり群生。でもそれに混じって
いるのは、オオサンショウモ(右)なんですよね。野生化してるんですねぇ。

  
歩き始めると、ちょうど産卵中のアオモンイトトンボ♀(左)にも遭遇。
あたりには極小サイズのカエル類(右)がいましたが、こちらもなにがなにやら?

  
ここでもおもしろそうなハンミョウ類(左)登場。消去法だとこれもコハンミョウかな?
極小サイズのヒシバッタ類(右)がいたので、クローズアップレンズ重ねて
ドアップ撮影もしてみましたが、こんなあたりは種名が分かるはずもありませぬ。

  
んで、歩き始めると、さっそく狙いのヒメキトンボがご登場!
こいつは♀なのですが、しばらく愛想よく止まっていてくれたのでバシバシ撮影。
でも、その後は♂もかなりの数が登場したのですが、これがメチャクチャ敏感で
かつ少し沖の水中植物に止まるので、撮影チャンス皆無なんです。むむむ。

  
必死に追い掛け回しつつ、ふと上空を見ると、エリグロアジサシ?(左)が飛んでいたり、
ハジロクロハラアジサシ(右)が通り過ぎたりしますが、どちらも慌てて撮っても
超後姿。八重山のアジサシ類も一度季節を変えて挑戦せねばですね。

  
水中にはオオヒキガエルらしきおたまじゃくし(左)もいました。
さらに粘っていると、ムスジイトトンボ(右)も登場。こいつは愛想いいんだよなぁ。


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