カルテットが行くA〜感涙の八ヶ岳〜 09.7/20
  
<2>八ヶ岳周辺 続き

  
さて、山道を下っていくと、ma23氏がフタスジチョウ(左)を発見!
といっても、一瞬で高くに飛んでしまい、私が撮れたのはこんな証拠写真未満でしたが…
その後、道端のキソチドリ?(右)なんぞ見つつ下っていくと、道中で
なんとオオイチモンジ♂が近くをスゥッと飛ぶのも目撃しちゃって、再び大騒ぎ。

  
道端には、ミヤマタムラソウ(左)があったり、小さな沢に
ミソガワソウ(右)があったり、面白い出会いは次々と続きます。

  
ウラジャノメ(左)も何度も登場。いつでも撮れるやと思ってたら、よく考えたら
この日はこの1枚しか撮ってませんでした。あはは。
面白かったのは、スギ丸氏の帽子や顔やらに止まって、一心不乱に
汗を吸っていたシータテハ(右)。ものすごいご執心で、軽く5分は
一緒に歩いていたんじゃないでしょうか。えらいこと愛想がいいなぁ。

  
岩場では、イワキンバイ(左)やら、シモツケ(右)やらが大満開に咲いていて、
これまたなかなか眼福な感じでした。一日ビッタリ粘っても面白そうな場所ですよね。

  
最後にシータテハが何匹かご登場。道端でのんびりしている個体(左)やら、
いきなり道の上で吸水し始めた個体(右)やらを撮って満足のうちにこの場所でのトライアル終了。
Hさんの案内で別の場所へ移動しますが、これがまた地元の方らしく、
裏道抜け道通りまくりの予想もしないルートで、想像の半分くらいの所要時間で到着。
そのスゴ技に、ただただひたすら感心いたしました。

  
さて、散策開始前にWCに立ち寄ると、なんか面白そうなカマドウマ類(左)を発見。
クチキウマとかそっち系に見えるけどご正体は?
そして、初手からビビッたのは、汚い写真で申し訳ありませんが、
トイレの中で吸汁していたコヒョウモンモドキ(右)。こ、こんな場所にいるんすか?

  
さて、気合を入れて歩き始めると、最初に出現したのはかわいいヒメシジミ(左)。
そして、続けてご登場されたのは、なんと初手からアサマシジミ♀(右)じゃないですか!
そう、この場所はアサマ狙いだったんですが、いきなりのクリアにビックリ。

  
草地の中には、シシウド(左)が大満開でなかなかお見事でした。
餌をくわえてうろうろしている、ノビタキ♀(右)にも遭遇。いやはや、面白い場所ですな。

  
コキマダラセセリ(左)に続いて、またアサマシジミ♀(右)が登場。
大興奮しつつ、バシバシと撮影しますが、やはり現物見るとヒメとは1回り以上サイズが違うね。

  
そうこうするうちに、ノゾピーさんが交尾中のナミヒョウモンを発見。
ちょいと羽化不全の個体だったようで、逆側の翅は大きく波打ってました。
いずれにせよ、こんな種類の交尾なんてなかなか撮影チャンスありませんから、大興奮☆

  
さらにうろうろすると、アサマシジミ♂もご登場!
しかも、しばらく追っかけまわすと、強烈な日差しの中でしたが、半開翅も
ご披露いただいて、一同大興奮!いやぁ、綺麗じゃなぁ!

  
そのうちに、手で影を作ると大きく開翅するという理論が発見され、みんなで交代で
影役をしつつ、翅表もバッチリ撮影に成功したのでした♪

  
その後も追うと、アサマシジミ(左)はノハナショウブでの吸蜜も披露してくれました。
コヒョウモンモドキ(左)も、チョロチョロ落ち着いてくれませんでしたが、何度もご登場。

  
やがて、のぞぴーさんたちが熱烈に求愛中の個体を発見。これはもしかして、
とみんなで見守ると、すごくあっけなく交尾が成立したのでバシバシ撮影☆

  
しばらく追いかけてると、カメラが気になるのか、はてまたサービス精神が
旺盛なのか、このカップルは何度も小さく飛んではよさゲなカットを撮らせてくれました。
思わずバシバシと数十枚シャターをきってしまって、あとの整理が大変なこと!

  
さらに粘ると、食草であるナンテンハギの花上にアサマシジミ♀(左)が登場。
ちょいと擦れていましたが、半開の翅表(右)もご披露いただきました。

  
草地の中には、ユウスゲ(左)がポツポツと咲いていました。こんな明るいのにね。
ジャノメチョウ(右)もけっこう飛交っていて楽しい感じです。

  
さらにうろうろすると、ナミヒョウモン(左)に何度も遭遇。上手く撮れなかったけど。
ヒメシジミ(右)も何度か登場しましたが、やはり現地で見比べると
相当雰囲気が違うし、小さいし、見分けるのはすごく簡単でした。

  
いい雰囲気のアサマシジミ♂(左)は何度も登場されるので、その都度興奮しつつ
バシバシ撮っていると、ありがたいことに、ぱっかりと全開(右)も披露して
くれる個体が登場。感涙しつつ撮りましたが、ちょい角度悪かったな…

  
コキマダラセセリ(左)は何度も登場。そういえば今回はアカセセリは見ませんでした。
なんか面白そうなヒナバッタ類(右)も発見。これは…一応翅も長いし
タカネヒナバッタになるのかな?直翅系は大好きなんだけど難しいんよね。

  
コヒョウモンモドキ(左)は何度も賑やかに飛交っていました。
そして、面白かったのは、突然登場したモンキチョウ(右)。この写真ではわからないの
ですが、こいつが翅表の黒帯がべったり黒くて斑紋の入らない、いわゆるクツカケ型でして
「え!ミヤマモンキまで登場した!」と一瞬大騒ぎになりました。
う〜ん、翅表の分かる写真がとりたかったんだけど、飛翔くらいしかムリだモンなぁ。

  
ナンテンハギで吸蜜中のアサマシジミ♀(左)なんぞ見つつ、引き返し始めると
先ほどの交尾カップルは、なんとノハナショウブの花上(右)に。
なんともいえない素敵なシーンにドキドキしながらバシバシ撮影♪

  
さすが高原、ということでホオアカ(左)も賑やかに鳴いていました。
今年も素敵に咲いているイブキトラノオ(右)なんかを見つつ、渋滞も怖いしということで
早めに撤収することにして、駐車場までいそぐことに。

  
しかし、そこで大事件発生!
道中にある別荘の入り口付近に、大量のヒョウモン類が集まって(左)いたんです。
これはその一角を撮影したもので、全体では30匹は軽くいたでしょうか。
あまりの光景にビックリしつつ、別荘前で体操されていた方々に「ちょっといいですか」と
お願いして、ビタッと食いつくように撮影する一向。よく考えりゃ怪しすぎるよな。
ウラギンヒョウモンが大多数でしたが、ミドリ、オオウラギンスジも交じり、
なによりも絶滅危惧種であるはずのコヒョウモンモドキ(右)がかなりの数混じっていて
こいつはサイコ〜に楽しいエンディングだと小躍りしての〆括り。
しかし、世の中そうそう上手くはいかないもので、この日の真のエンディングは
事故渋滞と自然渋滞を織り交ぜた素晴らしき渋滞…
早めに出たつもりが、帰着は真夜中になってしまったのでした。チャンチャン。

というわけで、メチャクチャ充実した一日でした♪
Hさん、本当に本当にありがとうございましたm(_ _)m
憧れのミヤマシロと、予想すらしていなかったオオイチ、そして予定外のアサマ!
昨日のどしゃ降りっぷりをすっかり忘れれるほどの充実感でした。
ちょいと最後の渋滞と言うオチはいまいちでしたが…
しかし、信州にはやはり面白い場所がたくさんありますなぁ。
八ヶ岳周辺でもまだまだ来訪したい場所はたくさんありますし、なんとか
お目通り願いたい蝶や花はまだまだ残っています。
また高速代の安いうちに、機会を見つけては遊びにこなきゃいけないですね。
そして、今回も痛感したのは、いつものカルテットで動くと、雨でも賑やかに楽しめちゃうし、
引きの強い人が多いので楽しいということも再度実感。
またぞろ新企画をうちあげたくなっております。乞うご期待で♪


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