フシギなでぇと〜大山挑戦〜 09.5/23

この日は、えらくフシギな挑戦をしてきました。
Rさんとの大山挑戦です。お互い大山が近いわけでもないのに何ゆえ?と
聞かれると返答に困りますが、「ダイセンキスミレ見てみたいですね〜」
「それなら本場に行かなくっちゃ」「いいですね、一緒に登りましょう!」
という摩訶不思議な約束を取り交わしていたから。
というわけで、不思議なでぇととなったわけです(笑
(あ、Rさんは男性ですので勘違いなされませぬよう…)
んで、時期もよく分からないまま、お互いにスケジュールがようやく合ったので
とりあえず行きますか、と繰り出したという次第。
そんな無計画ながら、結果的に非常に楽しい一日なったのは本当に幸いでした。
Rさん、こんな愚行にお付き合いいだだきありがとうございました!

<1>岡山市某所

  
待ち合わせ時間はけっこう遅めに設定したので、朝一でやってきたのは岡山市某所。
歩き始めると、大満開のクスノキ(左)が見事です。アップ(右)でみても、いい感じですよね〜♪

  
んで、うろうろするほどに、ありました。オガタマノキです。
けっこうな大株で驚きましたが、とりあえずこのあたりで粘ってみることに。
そうなんです、実は北進街道爆走中と噂の某蝶を狙いに来たんです。

  
ふとみると、葉上になんか面白いウンカ類(左)がいました。すぐ逃げたけど。
葉裏には、蚊の仲間とアブラムシが一緒に同居(右)していたりします。

  
ふと気付くと、葉上に怪しい影。
なんと、ミカドアゲハの極小サイズの幼虫(左)がいました。初齢かな?
せっかくだからとドアップ(右)で撮ろうとしますが、小さすぎてどうにもこうにも。

  
じっくり探すと、ひとまわり大きな幼虫も発見。2齢というとこか?
先程のは黒かったんですが、これは緑色っぽい体色になっていました。
しかし、これは時期的に遅かったということか、とちょい愕然。

  
うろうろすると、満開のヌルデ(左)もありました。
トベラがあったので、ここが狙い目と粘るも、出てくるのはアオスジアゲハ(右)ばかり。
それも遠くて…中央上に写ってるのがわかりますか?
それも、あとでアップにして調べたら、こいつエサキ型なんですよ。悔しいなぁ。

  
あたりにはツバメの巣立ち雛(左)がいたりしてニギヤカでしたが、ミカド成虫は結局
全く姿を表さず、しょうがないので別の場所に移動することに。
するとその場所では、スダジイ(右)がド満開でした。

  
センダン(左)やら、ウツギ(右)やらも大満開。ここらに成虫が飛来しないかなぁと
期待しながらウロウロしますが、まったく姿が見当たりません。

  
オガタマノキを見ると、葉上に幼虫が何匹もついて(左)ました。
それも先ほどの場所よりも明らかに大きい。孵化後けっこうたっている感じです。
ドアップ撮影(右)もしてみましたが、これだとすでにそれらしき形になってますよね。

  
ひとまわり小さな幼虫(左)は、まだ黒っぽい色でした。
よくみると、オガタマノキの若い実(右)なんかも見れましたが、これだといずれにせよ
時期的には遅かった様子。来年はもちょっと早めに来なきゃいけませんね。

  
クロガネネモチ(左)も大満開に咲いていました。
流れの中には、ミクリ類らしき葉(右)も発見。場所的にナガエミクリなのかな?

  
池では、アカミミガメとクサガメ(左)がならんでひなたぼっこしてました。
そして、予想外で本気でビックリしたのは、いきなり目の前に飛来したキイロサナエ(右)。
次の瞬間、はるか遠くに飛び去ってしまったのですが、こんなとこにいるんだ〜。

  
ウマノスズクサの大株があったので近づいてみると、これまたギョッとするほどに
大量のジャコウアゲハの幼虫(左)がついていて驚嘆しました。
え〜と、最終的に明らかに食い尽くす数ですが、どうするおつもりで?
1枚の葉上にサイズが倍以上違う幼虫が乗っている(右)なんてシーンもあって
再度ビックリ。一瞬親子ですかと思いましたが、そんなわきゃないスね(笑

  
さて、ここでタイムアップになったので移動しはじめましたが、途中でふと
気になったので某所に立ち寄ると、昨年空振りに終わった
キビノミノボロスゲに出会うことができました。
花にはちょっと遅かったみたいですが、実をびっしりつけていてちょいと感動!

  
ものすごいいい感じの群落(左)でしょ?でも、実はこれ、自生地ではあるのですが
こんな感じにブロックで囲われて保護されて(右)いるんです。
これじゃ植栽モノと変わらん気がするのがちょいと寂しいですが…
でも、これで一応、”キビ"と名のつく花は制覇です。めでたしめでたし。

<2>大山周辺

  
さて、当然ながらちょいと遅刻してR氏と合流。
「まだ残ってますかね?」と期待に胸を膨らませながら登り始めると、
道端にクルマバムグラ(左)やら、コンロンソウ(右)やらが次々と登場。

  
いい感じのクジャクシダ(左)もありましたが、スミレはひたすらタチツボスミレ(右)ばかり。
まぁ山麓だとそうでしょう、ということであとは一路山頂めがけて登ることに。
でも、この登山道はけっこう急峻なんで、二人ともすぐさま汗だくに。

  
道端に、コケイラン(左)が咲いていたりしました。あいかわらず可愛いね。
テンナンショウ類(右)もありましたが、こいつもムロウテンナンショウでいいのかな?

  
昨年但馬で見つけた謎の植物(左)にも再会しました。なにものかなぁ?
#調べてみるとムラサキマユミのようですね。マユミ系とはかなり意外でした。
大量の実をぶら下げたブナ(右)なんかにも出逢えました。

  
オオイワカガミ(左)はすっかり花になっていました。
道端では、小さな小さなカミキリ類(右)も発見。お名前は?

  
さらに登っていくと、満開のユキザサが登場!
Rさんと大騒ぎしながら、バシバシと撮りまくります。

  
さらに嬉しかったのは、大満開だったダイセンミツバツツジ!
山麓ではすでに花が散ったものばかりだったんですが、標高を稼ぐとまだまだ
いい感じに咲いているのがありました。なにげにきっちり咲いているのは初撮影なんです☆

  
アップ(左)で見ると、他のミツバツツジ類よりも清楚に見えるのは贔屓目かな?
そのあたりではオオイワカガミ(右)もまだけっこうきれいに咲いているのがありました。


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