いきなり信州〜ヒメギフに逢いに〜 09.4/18

<2>木祖村周辺 続き

  
うろうろすると、いい雰囲気で咲き誇っているニリンソウ(左)を発見。
ミスジツマキリエダシャク(右)もフワフワと飛んでいました。

  
しばらくすると、先ほどの交尾個体が交尾を終えたらしく、すっと♂が飛び去った
のですが、その後で♀がしばらくじっくりと撮らせてくれました。ラッキ〜♪

  
さらにウロウロすると、ものすごいいい雰囲気のヒトリシズカの群落(左)を発見。
近くにはフッキソウ(右)もいくつも咲いてましたが、自生かなぁ、植栽かなぁ。

  
ふと気付くと、高い梢に巨大なスズメバチ類の古巣(左)も発見。でけぇ〜!
よく見ると、エイザンスミレ(右)もアチコチで咲いていました。

  
茶色一色の地味な色したアマガエル(左)にも遭遇。コツバメ(右)はかなり多く、
あちこちでテリ張っては喧嘩しまくっていました。
驚いたのは、一度だけ、すごく遠くでパカッと開翅したコツバメを見たこと。ホンの一瞬
でしたが、本種の開翅なんて見れることないと思ったのでド肝を抜かれました。
手近で再び、としばらくその個体を追いまわしましたが、結局それっきり……

  
ミヤマセセリ(左)もあちこちで飛び交っていました。そして、結構予想外にも
あたりを飛び回っていたのはスギタニルリシジミ(右)。ここらもいるんだねぇ。
そうこうしているうちに、何人かの蝶屋さんがカメラをぶら下げて来訪されたのですが、
驚いたのは昨年白馬でご一緒したMさんが来訪されたんですよ!
お互いに「まさかこんなトコで再会するなんて」と喜んだり呆れたり(笑

  
さて、肝心のヒメギフチョウはというと、常時数個体が舞っているのですが、
天気がよすぎるのがほとんどの個体がノンストップで飛びっぱなし。それではと飛翔写真を
頑張りますが、偶然1枚だけ(左)ピントの来たのがありましたが、
これじゃぁとまってんだか飛んでんだかわかんないなぁ。
カタクリに吸蜜に来たシータテハ(右)にも何度も逢えましたが、こちらはさらに爆裂に
警戒心が強く、アップでの撮影は全く撮ることが出来ませんでした。

  
それでも、かなりの時間粘って、何枚かはカタクリでの吸蜜も撮影成功。
といってもあまりいい雰囲気には取れなかったのが残念ですが。
この場所はカタクリの群落保護のためにロープ張ってあるんで、よほど近くの理想的な
場所の花に止まってくれない限り撮れないんですよねぇ。ブツブツ。

  
その後もかなり粘って、カタクリとまり(左)が1枚追加できましたが、それっきり。
遠くで産卵している個体(右)も見れましたが、ゴチャゴチャの中にもぐってしまってて、
この写真でどこにいるでしょうクイズができるほど。むむ残念!

  
はるか高い梢に、ホソミオツネントンボ(左)もみつけました。写真中央下にいるんですが
これでなんとかわかりますかねぇ?あと、桜で吸蜜しているイカリモンガ(右)
なんてあたりも発見。考えたらこいつらこんな早くから出現しているんですねぇ。

  
さらにうろうろすると、ようやく卵のついているウスバサイシン(左)を発見。
ドアップ撮影(右)すると、やっぱりなんともいえないほど美しすぎますなぁ。
その後もしばらく粘りますが、さらに気温が高くなると、ヒメギフは飛び交うばかりで
数は増えれども撮影チャンスは一向に去来せず、疲れて別の場所へ移動することに。

  
すると、道中の林縁でフクジュソウの群落に出逢いました。
そうか、このあたりはやっぱりまだまだ春一番な感じなんですね。

  
さて、お次の目的地に到着すると、林床にマンネンスギ(左)が群生してました。
驚いたのは、はるか遠くにでしたが、オナガ(右)が出現したこと。
そうか、関東のイメージが強かったけど、信州あたりまで来るといるんですね〜。

  
さて、うろうろすると、あちこちに越冬明けのクジャクチョウが出現します。
シータテハも多かったのですが、こちらはウソみたいに警戒心が強くって、
何度か挑戦しましたが、3m以内に近づかせてくれませんでした。

  
あと、遭遇したのはこれも越冬明けボロボロのスジボソヤマキチョウ。
バシバシ撮ってると、一瞬だけ開翅も見せてくれましたが、ワンチャンスでした。
しかし、どんなとこで越冬してんだか、シミだらけですねぇ〜

  
スジボソヤマキチョウについては求愛(左)が至るところで見れました。
あとは、いきなり目の前をキジ(右)が横切っていったなんてこともありましたが、
うろうろしても狙いの蝶には会えず、どうやらまだ早すぎたご様子。

  
ハシバミ?(左)のかわいい花も見つかりました。その後も粘れど成果なく、
それでは幼虫探しでもしようかとさらに移動すると、遠くに雄大な山々(右)。

  
しかし、去年のリベンジと思ったんですが、まだオニグルミ(左)はしっかり冬芽。
まったく葉が開いていないんです。しょうがないので卵探しに切り替えてみても
これまた全く成果ナシ。かわいらしいクスサンの空繭(右)があったくらいで…
そして、お恥ずかしながらこの頃から頭がガンガンするくらい眠くなってきたんです。
半徹で遊びすぎたということか。もう若くないんだなぁ、としみじみ実感。

  
それでもうろうろすると、道端でテリ張るヒオドシチョウ(左)を発見。
そして、幸運にも一瞬だけニホンリス(右)にも逢えましたが、このあたりで
体力的ギブアップ。まだ4時前でしたが、しばらく仮眠としたのでした(笑

というわけで、早春の信州を存分に楽しめた一日でした。
まずなにより、ヒメギフチョウのリベンジは見事にかないましたし、
ウデの問題でロクに撮れなかったとしてもカタクリとのセットも見れたし、
なによりも初手から交尾でしたから、ラッキ〜というもの♪
イボタガにも何とか会えましたし、ステキなオマケも多数でしたしね〜
そして、Mさんとの思わぬ再会というのは面白すぎました☆
ちなみに、彼はワタシが転戦した後も粘られて、ヒメギフの見事な写真数点と
越冬明けのキベリタテハという羨ましい成果をあげられてました。
私のほうは転戦先はスッ空ぶりだったから裏目だったなぁ。
あと、今回一番学習したのは、「もう若くないんだぞ」というコトかな?
夕方まで体力が持たなかったのは久しぶりです。
今後はブッ倒れないようにセーブしなきゃ、と思いながら、
この夜もひそかに数百キロの移動をしてたりするのは、ヒ・ミ・ツ(笑


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