流浪なお盆C〜夏過ぎた一日〜 08.8/16

<2>梨ヶ原演習場周辺 続き

  
さらにうろうろすると、タチフウロ(左)なんかも咲いていましたし、いい雰囲気の
コウリンカ(右)もありましたが、この頃にはO氏共々薄々と
感じていた違和感がはっきりとしてきます。
「蝶がいない」
狙いの珍種が出ないだけじゃないんです。なんもいないんです。
暑すぎるから?乾燥しすぎていたから?いろんな邪推が頭をよぎります。

  
それでもしつこく歩くと、ちょっと薄くらい林の中に、地面の湿った場所があり、
そこにヒメシロチョウが一面に群れていました。とりあえず、まずまずの成果にニッコリ。
でも、ここにこんだけ集中してるってことは、かなり乾燥しすぎてる状態なんですよね。

  
あとで気付いて愕然という事件もありました。
同じ場所にキチョウ類(左)も集まっていたのですが、そこに混じっていたのは
明らかにスジボソヤマキチョウ。でも、その群れをウッカリ飛ばした後で、比較的近くに
出現した個体(右)は、先程のが戻ってきたと思っていたんですが…
なんとこれ、あとでじっくり見るとヤマキチョウじゃないですか!
いつの間にかすり替わっていたんですねぇ。現地で気付いていたら、
もう少し頑張って近寄ろうとしたんでしょうけど…。まぁ、力量不足かな(^^;

  
その後、場所を変えて探し始めたら、今度は途端にバサっと厚い雲がかかって、
離れた辺りではドッカンドッカン落雷音が聞こえるという怪しい天気。
かなり粘りましたが、出現するのはひたすらジャノメチョウばかり。一度だけ
コキマダラセセリ(左)が混じったくらいで、ベニシジミすら出ません。なんでや〜!
ホソバシュロソウ(右)なんかが見れたのは嬉しかったんですけどねぇ。

  
ここで久しぶりに見つけたのは、バアソブ。かつては憧れの花だったんですが、
高原の草地では比較的で合いが多い花のようですね。今でも可愛くて大好きだけど。

  
さらに場所をポツポツと変えながら探索しますが、なかなか成果なし。
タチコゴメグサ(左)やら、トモエソウ(右)なんか見つけたりはしたんですが。

  
そのうち、ようやくベニシジミ(左)がでて、不思議なほど安堵したりとか。
いや、冗談抜きに、マジでそんな感じだったんですよ。O氏ともども、どんな魔法に
かかったのかと首を傾げるほどに蝶影が薄かったんです。
近くでは、イカリモンガ(右)もフワフワと出現してくれました。

  
そして、フキバッタ類(左)も登場。こいつは…分布だけで言うとメスアカフキバッタかな?
花芽をつけ始めたフジアザミ(右)も1株だけ見ることができました。

  
あまりに成果がないのに疲れて最初のポイントまで戻ると、やっぱり
ヒメシロチョウ(左)は同じ場所で井戸端会議中。とりあえず、アップ(右)撮って遊んだり。

  
面白そうな羽(左)も見つかりました。これは、ヤマドリでいいのかな?
ノビタキ(右)はアチコチで飛び交っていましたが、全然近づかせてくれませんでした。

  
もう完全に諦めモードになって半ば撤収しつつ、もう一箇所だけたちよったら、
草間にヒメトラノオを多数発見。何度見ても清楚でいい雰囲気の花ですよね。

  
と、ここでようやく怪しい影がフラフラと飛びはじめました!
全然止まらずに飛びつづけたのですが、強風にあおられた時に、ほんの短時間だけ
葉上に静止。やった!今回の狙いの1つであるゴマシジミです♪
でも、数カット撮っただけで、フワフワとどこまでも飛んで消えやがりました。
この後も、何回か出現するものの、まぁったく止まらないんです。なんちゅうイジワルな。

  
さらに、そのあたりを歩くと、今度はミヤマシジミが登場。辛うじて1♀、
それも愛想悪くろくなポーズを取ってくれずに消えましたが、一応見れて一安心。
でも、そのあたりを中心に、結構徹底的に探したんですが、他の個体はまるで
見れませんでした。いや、今わりといいシーズンなハズでしょ〜?

  
よくよく見ると、そのあたりの草間には、ゴマノハグサ(左)もありましたが、
どの株もひょろ長くて撮影は大難儀。アップ(右)で見ると面白い花ですよね?

  
さらに粘ると、ミヤマチャバネセセリ(左)も登場。でも、こいつがバカみたいに警戒心が
強くて、本当に全く近づけないんです。これが唯一取れたカット。
最後に、フワフワと青いセセリが飛び出したので、今度こそ!と執拗に追いかけて
ようやく止まったところを見ると、それはウラナミシジミ(右)なのでした。う〜〜む。

  
あたりにはウスバキトンボの群れ(左)が大群で飛び、ユウスゲ(右)もきっかり
花開いて、もうタイムアップよ〜という雰囲気。こりゃ、諦めるしかないね。
でも、このまま帰るのは悔しい、ということで最後に近くの三国峠をのぞいてみることに。

  
しかし、近くまでいくと、こんな霧の中でやがンの!
こりゃなにもいないや、と笑いながら歩き始めると、いきなり初手で
地面で開翅しているカラスアゲハ(右)を発見。おまぁ、なにしてんだ?

  
その後、意地と根性で真っ白な霧の中を歩き回ってみましたが、
さすがに成果らしい盛夏話。なんかおもしろげなグミ類(左)を見れたのと、
フジテンニンソウ(右)が咲き始めていたのと、草むらの中にガサゴソ動く大きな
獣の陰をみたのが成果なくらいですかね。う〜ん、くまたんだったのかナァ…

というわけで、不可思議な天候に祟られまくった一日でした。
本来の八ヶ岳山麓が狙えなかったのは致し方ないとして、転戦先の梨ヶ原での
不可思議な空白時間は本当に納得いかない限り。しばらくあまりにいい天気過ぎたから?
これじゃぁまたリベンジを企まなきゃ、って宿題は増えていく一方ですね。
ちなみにこの日は、O氏のご自宅に一泊させていただいたのですが、
うんやっぱりそうか的な、ステキな状況のお部屋を拝見して嬉しくなったりとか。
まぁ、平たく言うと、平常時のパワーは全て野外探索に投入しきっているんだな、と
いうところでしょうかね。えっと、なんというか男気あふれるお部屋でした。
んで、その中に無造作にお高い図鑑がゴロゴロしてて、あちこちに羽化殻が転がってて
「あ、これ部屋で羽化したやつで、左からキイロヤマ・ヒナヤマ・アオヤン」なんて
目の飛び出るようなこともおっしゃってたりとか。えっと、うん、勉強になりました(笑


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