アコガレに会いに〜汗まみれの宮島〜 08.8/2

この日は、前々から企画していた一大イベントをついに実行しました。
このあたりに住んでいるトンボ屋であれば誰しも、一度は拝謁をお願いしたいと考える
あのアコガレの大珍品トンボへ、挨拶しに行こうプロジェクトです。
このトンボに拝謁をお願いするには、基本的には船をチャーターする必要があると聞き
ひるんでいたのですが、厳しいながら陸路でもいけるという噂をキャッチ!
さらにいろいろ調べると、案外道のりも短いと聞いて挑戦したのですが…
とりあえず、わかりやすい結論から2箇条載せておきましょう。
 (1)ポイントやルートについては一切お答えできませんので悪しからず
 (2)陸路で行こうと考えている方、悪いコト言わないからヤメときなさい(笑
というわけで、非常に厳しい道のりで、えらい目にあってまいりましたが、ようやく
たどり着いた生息地はやはり非常に狭い範囲で驚きました。
今後とも、保護へのご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いします

<1>宮島周辺

  
というわけで、早朝に宮島口に集合し、フェリー(左)に乗り込んで、朝靄のかかる
宮島へ。さっそく、シンボルマークの鳥居(右)が見えてきます。
「う〜ん、なんか白髭神社の方が立派じゃない?」とか最初から悪口言ってみたり(笑

  
うっそうと茂った林では、咲きかけのミミズバイ(左)やら、ビッシリ実をつけたウリカエデ(右)
やら、他にも花はなかったもののカンザブロウノキとかカンコノキとか面白い植物が多数♪
さて、ここからスタートです。事前に聞いた情報では大した距離ではないということ
だったので、K氏は「こいつらにも見せてやろう」と小さなお子さんを連れてきており、
浮き輪やビーチサンダルを持って、ワクワクしながら出発進行。
(もちろんルート等わからないように一部改変してあります)

  
歩き始めると、道端には小さなカンアオイ類(左)を発見。ここのはサンヨウアオイかな?
そうやって見ていると、モリチャバネゴキブリ(右)も闊歩していたりします。

  
しばらく歩いていると、すぐにミサゴ(左)が何度も飛んだり、道端にかわいらしい
ツノトンボ(右)が出現したりと、いい感じですが…いつまでたっても目的地に着かない(^^;
何度も地形図をにらみつつ、大人の我々もヘバりかけた頃(お子様は既に半べそ)、
どうやら目的地近くまで来たという結論に。この時点で予想の3倍以上の時間(笑
しかも、肝心の目的地が見えない…どこにも道がない…ということで最後は
ものすっごいヤブ漕ぎに。大人の背丈より高いヤブをしばらく漕いで、
お子様方が大泣きに泣き始めて、どうにもこうにも収拾がつかなくなった頃、
ぽっかりと小さな海岸に出ました。こ、ここなのか〜?。

  
浜辺にはハマゴウ(左)も咲いており、その中を歩くと、次々と飛び出すのは
ヤマトマダラバッタ(右)。うん、やっぱりいい環境なんですねぇ。

  
かわいらしい幼虫(左)も結構な数がいました。そして、波打ち際の
倒木の下に、ヤチグモ系のクモ(右)も発見。こんな場所にいるキミはナニもの?

  
質感が実にいい感じな貝(左)も発見。……えっと、お名前はなんだっけ?
カクベンケイガニ(右)は本当に数が多く、アチコチで闊歩していました。

  
海の中をのぞき込むと、楽しそうなハゼ類があちこちでうごめいていました。
結構圧巻だったのは、スゴイ数だったビリンゴの群れ(左)。
クロダイ(右)も結構な数が泳いでいましたが、水上からだと撮影しようがないナァ…

  
んで!なにげなく波間を見ると、目玉が飛び出すほどの衝撃!
こ、これは、沿岸性のアメンボ、シロウミアメンボじゃないですか!
かなりの珍品なので大興奮しましたが、なんせ波間に揺れる小さなアメンボの
撮影なんてのは、ムチャ言うなもいいところ。何とか撮れたのはたった数枚…

  
アップ(左)で見ると、白い体色が鮮やかな色の海に映えてキレイですね〜♪
よくよくみると、明らかに別種のウミアメンボ類(左)もいました。最初は幼虫かと思って
いましたが、サイズ等々から別物っぽい雰囲気。シオアメンボ?
全然近づかせてくれなかったので、この写真じゃ同定できないなぁ〜。
あと、シロウミアメンボの幼虫と思い込んでいたのは、ケシウミアメンボという別種だったらしい
とも判明。超小型なので撮影は断念したんですが、これはリベンジしなきゃいけないですねぇ。
……でももう一回ここに来るのはなぁ(−−;

  
浜辺を練り歩くと、これまた怪しい影。うぉっと、こちらはルイスハンミョウ!
これまた全国的希少種です。なんちゅうか、本当にスゴい場所やなぁ…
ちなみに、スタンダードに黒っぽい個体(左)のほかに、全体的に緑色っぽい
個体(右)が時々混じりました。サイズ的には他種ではなさそうですが?

  
さらに面白い発見は続きます。K氏がカバンを動かそうとしたら、その影から
なにかが飛び出して、一心に海の上を泳ぎはじめ(左)たんです。
え、これはアカネズミじゃん?海の上なんて泳げるの?
そう思っていると、明らかに濡れてしまってもう私ダメヨな雰囲気。
地面に上げるとダ〜ッと逃げて、1カット(右)しか撮れませんでしたが、
これが本当の濡れネズミ……ってつまんないですねスイマセン。

  
実をビッシリとつけたカンツバキ(左)もありました。花の頃は見事だろうなぁ。
さてさて、本来こんなことをしている場合ではなかったのだよ、と言いつつ
山すその小さな湿地を見ると、ヒトモトススキ(左)がぎっしりと生えている場所を発見。
そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


めっちゃあっけなく発見!憧れのミヤジマトンボです!
想像以上に敏感で、なかなか撮影させてくれずに難儀しましたが、大興奮!
予想以上に細身で、色合いも鮮やかで、シオカラトンボとは全く違う雰囲気でした。
なお、この場所ではマーキングによる個体調査が行われているらしく、
この個体も翅に「119」と記入アリ。ほとんどの個体はマーク済みでした。

  
しかし、しばらくウロウロしていると、マーク漏れ?の個体を発見。
これが色合いも鮮やかな個体だったので、本気でドキドキしつつバシバシと撮影♪
いやぁ、予想以上に鮮やかな体色に本気で感激。涙が出そうでしたよ!


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