古都の雨〜踏んだり蹴ったりな日〜08.5/25

この日はなぜか奈良方面に遊びに行く約束をしておりました。
ついでにこの場所とあの場所で、あれとこれと狙いましょうなんて
相も変わらず強欲なことを考えつつの突撃でしたが、昨日からの雨は
全くやまず、昼から晴れるという予報もどこへやら。
雨に濡れる古都というのはこれはこれで風情があるわけですが、
これではどうしようもない、と解散したとたんに晴れやがったり、
その後も次々と降りかかる災厄に涙ぐんだ一日でした。
昨日からの体調不良も尾を引いて、ケダルい1日でしたし。
今回のオチとなる災厄は結構仰天ですので本編でご笑納を(T_T)

<1>大阪府某所

  
最初に立ち寄ったのは、大阪の某公園。うろつくと、ナガオカモノアラガイ(左)やら、
チャコウラナメクジ(右)やらを発見。さすが雨が降ってるだけのことはある。

  
意外なほど近距離でコゲラ(左)を見たりもしました。そして、ちょい面白かったのは、
池に浮んでいたカメ(右)。明らかに外来系ですが、アカミミガメじゃないんですよね。
調べてみると、どうもハナガメっぽいんですが、定着してんのかなぁ。

  
ものすごい数のアラゲキクラゲ(左)を見つけたりもしました。
そして、本当に久しぶりの出逢い、オオミスジコウガイビル(右)。
いやはやムダに長い!細い個体でしたが、伸ばせば30cmは軽くあったでしょうかね。

  
なんかえらく実がたっぷりついたサクラ類(左)もありました。場所がらセイヨウミザクラとか
あるようには思えませんが、少なくともソメイヨシノじゃないわけで、これはいったい?
近くにはこちらもお久しぶりのキキョウソウ(右)を発見。

  
ちょっと場所を替えると、ヒメジャノメ(左)がやたらと舞い飛ぶ草地を発見。
ヨコヅナサシガメ(右)も物憂げに歩いていました。
そうこうするうちに時間となったので、一路奈良方面に特攻。

<2>奈良公園周辺

  
うろうろすると、奈良ならではということで、ニホンジカ多数。
立派な♂(左)から、換毛中なんでしょうか、えらくボロっちい個体(右)まで多様。
しかし…待ち合わせ場所付近で道に迷ったあげくに、連絡している途中で
いきなり携帯の電池が切れて、初手から相当四苦八苦するハメに(ToT)

  
クチベニマイマイ(左)がいたり、意外な場所にマルミノヤマゴボウの群落(右)が
あったりしますが、なかなか合流できずあせることしばし。
携帯の電池も完全に切れ、一時はほぼ諦めたのですが…
ふと遠〜くに、地面を見ながら歩いている以下にも怪しげな一群を発見。
これは!と思って駆け寄ると、やはりそれが師匠たちだったのでした(笑

  
というわけで、無事合流できたのに気をよくしつつ、一緒にそこらに散らばる
シカの糞(左)を眺めたりつついたりしますが、出てくるのは巨大なミミズ(右)ばかり。
でも、 あれこれと面白い話をうかがいながらさらにうろうろする時間は楽しいものです。
なぜか各種トケン類やらフクロウ類やらの声が響いて(謎)、心底ビックリする一幕も
あってほとほと感嘆させられたり、いろんな裏話をお聞きできたり、なんとも嬉しいばかり♪

  
ようやく見つけたルリセンチコガネ(左)は残念ながら死骸でした。
道端には、ニホンミツバチの巣(右)も見つかったり、なかなかいい雰囲気。

  
アカバハネカクシでしょうか?なんかおもしろげなハネカクシ類(左)がいたり、
カドマルエンマコガネ(右)が次々見つかったりしますが、本命はぽつぽつしか見つからず。
ゴホンダイコクコガネを見事GETした方もいらっしゃいましたが、
そういえば証拠写真をとらせてもらうのとかすっかりわすれてましたね〜。

  
そうこうするうちに、私もようやくルリセンチコガネをGET。
なぜか一角だけすごく多数見つかる場所があって、しばらく楽しめましたが、
昼から晴れるはずの天気予報はスッ空振りで、この期に及んでもかなりの豪雨。
そうこうするうちに師匠たちは所用で帰られることに…

<3>京都府各所

  
その後、車に戻ってドアを閉めた途端に雨がやんで腹立ったので(笑)、
さらにどこか転戦しようということで、少し離れた山麓へ。
すると、いきなりビックリする光景に出会いました。一面に咲いていたのは、
これ、マイヅルテンナンショウじゃないですか!
本来は氾濫原などにある植物ではないので、自生しているとは考えにくいのですが、
かといって植栽するような場所にも思えない道の脇なんです。う〜ん、なんでじゃ?

  
首をかしげたまま、面白そうな川辺を歩くと、久しぶりの
セイヨウヒキヨモギがあちこちにポツポツとさいていたりしました。

  
小さな池を除くと、フナ類(左)が多数。これってヘラブナかな?
そして、おどろいたことに、ここでいきなりピカッと晴れ上がったんです。
さっそく水辺にシオカラトンボ(右)などが賑やかに飛び交って、予想外の展開に小躍り♪


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