青空の但馬で〜雪国に感嘆〜08.4/27

<2>三川山周辺 続き

  
さて、次に一気に山頂付近まで移動してみると、大満開のイワナシ(左)を発見。
でも、狙いをつけた山頂はというと…なんかメッチャ雪残ってんですけど〜(−−;

  
しばらく歩き回りましたが、花はというと、マルバマンサク(左)がまだ咲いているくらい
だから期待のしようもないというもの。フキ(右)なんて、まだこの状態の芽生えですよ!
狙いは昨年実の常態で見つけたサンカヨウ等々でしたが、まだまだ早いと痛切に実感。

  
しかたないので諦めて下山して、山麓をひたすらウロウロ。すると、タニギキョウ(左)
やら、イチリンソウ(右)やら、いいカンジに満開の花が次々と見つかります。

  
うろうろすると、花の付いているサンインカンアオイ(左)を発見。そして、
そのあたりで何度かギフチョウ(右)も出現してくれたのですが、折からの強い風にあおられて、
フワフワとどこかに飛び去るばかり。ただ一度だけスミレに止まってくれたのですが、
次の瞬間には強風が彼をフッ飛ばしちゃいました。むむむむ。

  
諦めきれずにしばらくウロウロすると、えらいこと密生しているツボスミレ(左)があったり、
キンキエンゴサク(右)があったりしますが、ギフチョウはそれっきり姿を現さず、
しかたないので別の場所までまたフラフラと移動してみることに。

<3>コウノトリの里周辺

  
お次に向かったのはコウノトリの里公園。移動中に、道端で行列しているイカル(左)を
見つけてビビッたりしました。落ちている花でもついばんでいたのかな?
セグロセキレイ(右)も車窓のすぐ側で素敵なポーズを取ってくれたりしました。

  
さて、湿地を歩き始めると、ホソミオツネントンボ(左)を発見。1カットしか撮れなかったけど。
近くには、体調でも悪いのか、低い杭の上でひたすら休憩中のツバメ(右)なんかも発見。

  
斜面には、かわいらしいニシキゴロモ(左)も花を咲かせていました。
近くでは、スジグロシロチョウ(右)がいいポーズをご披露。これはエゾじゃないですよね?

  
うろうろすると、さっそくハンミョウ(左)やら、ニワハンミョウ(右)やらが
足元を飛び跳ねて道案内。賑やかな季節の来訪がなんとも嬉しくなります。

  
水辺では、シオヤトンボ(左)と、シオカラトンボ(右)がやたらめったら飛んでました。
シオヤは成熟♂もいたけど、こちらは撮影チャンスナシで残念。

  
さらに、アサヒナカワトンボ(左)もけっこう飛んでいましたし、一度だけ、
未熟なオオイトトンボ(右)も出現。水辺もだいぶ賑わってきましたね♪

  
今回期待していたコサナエも、たくさん姿を現してくれました。
昨年まではこのあたりに生息しているなんて想像していなかったけど、ヤゴ捕りで
気付いたことが今回確認できて、ちょっと嬉しかったり♪

  
ここで予想外に、キビタキに会うことができました。色合いから見るとまだ若鳥かな。
それが証拠に人をあまり恐れず、この2カットの次は、目の前2m以下の至近距離に
止まりやがって、泡くってる間にバカにするように飛び去りました。
デジスコは機動性がないから、こういう時はツラいですよねぇ(^^;

  
面白いというか、おぞましいというか、そういう不思議な光景にも会いました。
地面でのんびりしていたミヤマセセリ(左)、よくみるとその下には、ケラの姿。
誰かが誤って踏み潰したケラから吸汁してるんですよ。さらにケラがまだ生きてんだワ(^^;
近くには、オオイワカガミ(右)も大満開に咲いていたのでした♪

  
コウノトリの飼育ケージでは、いい雰囲気のダイサギ(左)も発見。
若いアオサギ(右)もたくさん見れました。これ、一応桜とアオサギというショットです(笑

  
さて、肝心のコウノトリはというと、いい雰囲気でゆったりと歩いている
個体がいたのでバシバシ撮影。しかし、この場所もかなり有名になって、スゴい
来客数で驚きました。自然保護が観光に見事に結びついててスゴいですね☆

<4>ハチ高原周辺

  
最後にまだ時間があったので、思い切ってハチ高原周辺まで足を伸ばしました。
しかし、コレが驚くほど肌寒くてビックリ。さすがはスキー場もあるような場所。
歩き始めると、ヒカゲノカズラ(左)が胞子葉をたくさんつけていたりしましたが、
あとは名前もわからない小さなヤナギ類(右)が咲いている程度。

  
さらに範囲を広げてうろうろすると、ようやくスミレサイシン(左)を発見。
フウロケマン(右)なんかもちょっといい按配に咲いているトコロがありました。

  
ウスイロヒョウモンモドキの生息地周辺に行くと、咲いているのは
フキ(左)とショウジョウバカマ(右)ばかりで他の花は皆無。
ちなみに、このショウジョウバカマは頭を出したばかりで咲こうとしている
おっちょこちょいな株です。ちょっと気が早いんじゃないか?
歩き回れど他の花はなく、さらにところどころに雪がゴソッと残っていたり、
これは季節はまだまだスタートしたばかりという按配ですね。

というわけで、あまり成果は多くない一日でした。
暑かったり肌寒かったりで体長方面もよくわからなくなりましたしね(^^;
しかし、今年は季節が遅いんだか早いんだかよくわかりません。
全体的には自宅周辺の自然の移ろいを見ていると相当早そうなんですが、
雪が深かった分、豪雪地帯のちょっと標高のあるあたりなんかだと遅いのかな?
でも、どうもそうもいえない場所が多いような気もしますので、
もしかしたら今日巡ったようなあたりだけが特例なのかもしれませぬ。
こうなると今年の三川山のゼフは早いんだかどうだか気になってしょうがない(笑
ウスイロヒョウモンモドキも遅そうな気がするし、今年も但馬遠征は何度も
企む予定ですが、季節の流れを理解するまでにかなり時間がかかりそうです。
なんとかウマい方向に転がるように、今から八百万ノ神に祈りを捧げておこっと。


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