宴の後で〜阪神間無成果旅〜08.4/26

<3>三田市周辺

  
さらに移動してきたのは、三田市の山間部。うろうろすると、小さな湿地に
サワオグルマ(左)が咲き、フワッと羽化直後らしきフタスジサナエ(右)も出現します。

  
小さな水たまりには、ヤスマツアメンボ(左)が何匹もいました。そして、ちょっと
面白かったのは、斜面で花を探し始めた時に見つけた、黒っぽいサワガニ(右)。
何が面白いかって、明らかに水気のない急斜面を、何匹も必死に登っていたんです。
何を求めてこんな場所に?どこかへの移動の途中なのか、単なる興味半分の散策か?
まぁ、カニの気持ちはちょっとわかりそうにもありませんけど…

  
さてさて、気を取り直してうろうろすると、あちこちにヒメカンアオイ(左)を発見。
よくよくみると、結構花盛りの株(右)もアチコチで目につきました。

  
ていねいに葉裏を見ていくと、やっぱり発見! ギフチョウの卵(左)です。
ドアップ(右)で見てみると、本当に宝石みたいですね。緑がかった真珠という雰囲気。
しかしよく見ると、右下の卵は奇形なんでしょうか、縦長型になってますが…

  
さらに周辺を練り歩くと、ウワミズザクラ(左)も大満開。さらに、これでもかというくらい
大量の花をつけていたのはユズリハ(右)。うんうん、結構面白い場所だ。

  
シロバナタンポポ(左)がやたらとあるあたりでは、じっくりと見ていると、
小さな小さなフノジグモ(右)がケバエを捉えていました。体格差がスゴいですね。

  
さらに奥までいくと、ようやく、期待していた出逢いがありました。
ギフチョウです。密かに、今年は初撮影。
しかし、天気がハンパに悪いのでいい場所に止まってくれない…あげくに
最後はフワフワとかなり遠くに飛ばれてしまって、結局撮れたのは2枚だけでした。
今回は産卵シーンを狙っていたんですが、また来年にお預けですね。

  
近くには、葉に斑の入ったナルコユリ(左)がありました。園芸品の逸出なのかな?
かわいらしいフモトスミレ(右)もポツポツと咲いています。

  
スレているからでしょうか、ちょっとハンパに白っぽいベニシジミ(左)がいました。
近くではシオカラトンボ(右)もいたんですが、斜面にいてすぐ飛ぶので、
撮れたのはこんなハンパな写真だけ。よくみたら思いっきりはみ出してるな(笑

  
それっきりギフチョウは出ないので、諦めて移動していると、途中に面白そうな林を発見。
よくみると、アンズ?(左)がビッシリと花をつけていて、それだけでまず圧倒されました。
小さな湿地には、オオカワヂシャ(右)も咲いています。

  
アギスミレ(左)が密集しているあたりに、期待通りヒメカンアオイを多数発見。
ゆっくり何枚かめくってみると、ここでもギフチョウの卵(右)を見つけることができました。

  
小さなセンボンヤリ(左)もポツポツと咲いていました。さらに場所を移動すると、
そこには大満開のウバメガシ(右)があって、こちらもかなりの見ごたえ♪

  
久しぶりにアオハダ(左)がありましたが、花芽はあったものの花はマダで残念!
カンサイスノキ(右)なんかもありましたが、この頃にはすでに暗くて…

  
最後に立ち寄った池には、なんとエフクレタヌキモ(左)がかなりの数ありました。
これ、外来種の食虫植物なんです。マニアが放したのかなぁ?
うろうろしていると、アカハラ(右)が出現、この日初めてのデジスコの出番で
ちょっと嬉しくなりましたが、それ以外の鳥は全然出没せず、半端な〆となりました。

というわけで、ハンパながらそこそこ遊べた一日でした。
悪天と、二日酔い+αの気合の入らない状態の中では、まあなかなか
成果があったほうだといってもいいのかな?ゼイタク言っちゃいけませんね。
そう思いつつ、この日も必殺技、焼肉食べ放題でリキを入れて体力回復、
そのままフラフラと遠征方面へ突撃して行ったのでした(笑
前夜の歓迎会の喧騒の中で、新入社員のカワイらしい女性陣に
「年齢不詳で不可思議な存在」と光栄な(?)評価をいただきましたが、
よくよく考えると見た目や体力といったあたりはともかく、
こういったワケのわからん、気合でどうにかといった思考回路がまわるあたり、
同年代にあるべき「安定感」が一切ないわけで、そこが評価につながるのかと自己分析。
まぁ、しばらくは頑張って、まだまだ年齢不詳で生きていくことにしましょう(笑


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