私式ダイエット法〜三者三振〜08.4/20

この日は、東播磨でじっくり作戦でした。
面白げな鳥情報がいただけたので、それをコアに、いくつかリベンジしたかった
蝶方面の挑戦をまぜて、東播磨の中であれこれトライしてみよう作戦です。
しかし、サブタイトルを見ていただいてわかるように、この日は三者三振。
予想外のステキなおまけはたくさんあって一日中楽しめましたが、
本命は、結構手堅いと思っていたあたりを三連続空振りなんですよ。
おまけに、夏日といいたくなる陽気の中、何度も尾根を上ったり下ったりしたもので
相当にヘロヘロ・バテバテになりましたし…
しかし、そう考えちゃうから悔しくなるんですよね。うん、考え方を変えよう。
えっと、これ、ワタクシ式ダイエット法なんスよ。今日は結構頑張ったな〜(笑

<1>雪彦山系某所

  
最初に来訪したのは、雪彦山系。先週寝不足で失敗したスギルリへのリベンジです。
まだ雲は分厚かったものの、おそらく早い時間で晴れるだろうと予想し、上り始めると、
道端にサワハコベ(左)を発見。コミヤマスミレ(右)は、意外にもまだ若い葉でした。

  
たった1週間なのに、シロバナネコノメ(左)はすっかり花が終わっていました。
ちょっと気になったのは、途中で見つけたネコノメソウ類(右)。花びらなんてないように
見えるんですが、よくみるとまだ花粉がついているんですよね。
ということはこの状態で花?すると種類はいったいなにもの?

  
天下の珍品、オチフジ(左)も、早くもつぼみをつけ始めていました。
そして、待つほどに8時頃にはサ〜ッと日が差してきて、イチリンソウ(右)も開き始めます。
うぉっしゃ!読みどおり!と思って昨年と同じ場所でしばらく粘りましたが…
……何故かこの日はスギタニ君が一向に出現しません。え〜、なんで〜?

  
よくよく見ると、ヒメレンゲ(左)も1花だけ咲いていました。そして、コウライテンナンショウ(右)も
開花株を数株発見。しかし、本命は、待てど暮らせど出現しません。
結局、1時間待ってギブアップ。なんでなんだろう?
昨年がものすごい当たり年だったのか、それとも今年が相当ハズれ年なのか……

<2>東播磨某所

  
お次に来訪したのは、東播磨某所の河口(左)。満開のハマエンドウ(左)なんぞ見ていると、
シオクグ(右)がかなりの数あることを発見。こんなとこにもあったんだ〜。

  
この場所は、某珍鳥の情報をもらってきたんですが、しばらく探すも見つからず、
アオサギ(左)やらダイサギやらが見つかるばかり。まだ冬羽のユリカモメ(右)が、近くで
カニを食べていたのが印象的でした。ほとんどの個体は夏羽になってるのにね。

  
しかたないので、とりあえず山のほうに移動すると、大満開のコバノミツバツツジ(左)が
あちこちにあります。ナツグミ(右)も相変わらず大満開の株を発見。

  
さて、今回の狙いはギフチョウ。恥ずかしながら、実は私はこのあたりの発生ポイントを
知らないので、アチコチうろうろすると、ようやくヒメカンアオイ(左)を発見。
よくみると、ちょうど花盛りの株(右)もありましたが、しばらく粘れどもギフチョウは出現せず。

  
湿地の近くを歩くと、シオヤトンボ(左)が次々と飛び立ちました。まだ未熟個体ばかり。
クロイトトンボ?(右)も一匹いましたが、慌てたらピンぼけになってしまって残念!

  
タベサナエは、林縁を意外なほどたくさん飛び交っていました。どれもこれも
未熟個体ばかりでしたが、アチコチで飛んでいる姿はなかなか壮観。

  
浅い池をじっくりのぞいてみると、羽化不全のフタスジサナエ(左)やら、
タベサナエ(右)やらが見つかりました。さすがに時間が遅めになっていたので、
羽化中の個体はみつからなかったのがなんとも残念。

  
じっくり探すと、フタスジサナエ(左)、タベサナエ(右)とも羽化殻が見つかりました。
オグマサナエが見つからなかったのが残念ですが、まぁ近日中に再挑戦かな。

  
早くも色づいたホソミオツネントンボ(左)も、かなりの数を見れました。
産卵中(右)の個体も何回か見ることができましたが、♀は茶色と青色の両方がいる
というのが、今回のちょっとした発見。当然の話なのかもしれませんが(^^;

  
ホソミイトトンボ(左)もけっこういて、産卵中のカップルも何度か見ることができました。
そして、昨日に引き続いてサワオグルマ(右)もいいカンジの株が見れたのは大成果。

  
ちょっと驚いたのは、チゴユリ(左)が咲いていたこと。もうそんな時期なんだ〜。
紫色の濃い、怪しい雰囲気のアリアケスミレ(右)なんかも見つかりました。

  
さらにじっくりと歩くと、水辺からは相当は鳴れた場所でも、タベサナエ(左)やらフタスジサナエ(右)
やらを見ることができました。ちょうど羽化のピークシーズンって感じなんですかね。

  
ミヤマセセリ(左)も何箇所かで飛び交っていましたが、他にはあまりオモシロそうな
蝶がいなかったのが残念。ヒメハギ(右)も相当に花盛りの株がたくさんありました。

  
そういえば撮影するのは久しぶりのヒナスミレ(左)もたくさん発見。
近くには、これでもかというくらい大満開のシキミ(右)もありました。これは見ごたえがあるぞ☆


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