真っ赤な幸運〜奥滋賀突撃〜08.4/13

この日は、奥滋賀に突撃してまいりました。
本当は前日特攻する予定が、寝不足+二日酔い等々で果たせなかったもので、
天候はイマイチだったもののムリヤリ突撃したという次第。
狙いは、情報を頂いた憧れの某珍鳥と、あのあたりだと期待できそうな各種の花、
それからついでにいくつかの毎度ながらの無謀な皮算用も抱えての突撃。
珍鳥方面は、かなり難しそうな事前情報も一時あったので諦め半分だったのですが
結果的には真っ赤な幸運といいたくなるようなステキな出会いもありつつ、
しかしせっかくの出会いを活かせなかったり、途中からはかなりしっかりした
雨にたたられたりと、まぁ最終的には、お約束の顛末。
まぁ、でも総合的に見たら割と面白い出会いてんこ盛りの一日となったのでした。

<1>奥滋賀某所

  
さて、まだちょっと薄暗いうちに現地に到着すると、ホオジロ(左)がちょろちょろと
お食事中。タムシバ(右)も咲いていたので、こちらもデジスコで撮影してみたりとか。

  
鳥屋さんたちと一緒に目的の鳥を待っていると、上空をカケス(左)がたくさん飛びました。
あわててカメラを向けるもののデジスコではまともに撮れるはずもなく、この1枚のみ。
でも、そうこうしているうちにピョピョピョッという聞きなれない声とともに怪しい鳥影。
おっしゃ! 予想以上にすんなりと目的のイスカ(右)の登場です!
でも高い場所をチョロチョロするばかりでなかなか撮影できずに四苦八苦…

  
そのうち彼らはどこかに消えたので、林の中をうろついて探してみます。
すると、タチヤナギ?(左)やら、クロモジ(右)やら、見事に大満開の花に次々遭遇。

  
ヤマザクラ(左)も大変いい雰囲気だったのでデジスコで狙っていると、
そこに突然、ウソ(右)が飛んできて花芽を食べ始めました。
ラッキ〜!と思いましたが、枝がゴチャゴチャしててこれが唯一取れたショット…

  
近くの湿地には、ミズバショウ(左)が植えてありました。そして、ザゼンソウ(右)も
発見。すでにかなり葉が伸びている状態でちょいとシマりませんが(^^;

  
やがて待つほどに、イスカが再登場。しばらくチョロチョロしてくれました。
結構高い梢にばかりいて、逆光にもなりやすくて撮りにくかったんですが、
まずは♀からご紹介。うまく撮影できませんでしたが腰が鮮やかな黄色なのが印象的。

  
真っ赤な♂(左)も何羽もいました。憧れだったので嬉しい限り。
しかも、しばらく見ていると、ゆっくりとさえずりはじめた(右)んですよ〜。

  
しばらく見ていると、松ボックリだけではなく、樹々の新芽を齧りとって
食べているのでビックリしました。そのクチバシはそういう風にも使えるんだ〜。

  
ちょろちょろと消えたり、出現したりを繰り返すので、その間に林の中を
うろうろすると、おもしろそうなキノコ(左)を発見。食べると問題ありそうな雰囲気だけど。
キブシ(右)なんかもかなり満開の株があちこちにありました。

  
そうこうするうちにイスカの群れ(左)が再登場。結局この日は30羽近くいた
みたいですが、角度をよほど選ばないと真っ黒なシルエットになるので四苦八苦。
あと、帰ってから気付いたんですが、真っ赤な♂(右)ばかり狙っちゃうんですよね。
♀の写真が思った以上に少なくて、ちょっと反省してみたりとか。

  
なんとか空抜け出ない場所で、比較的近い場所でも♂を撮れましたが、
これもなんか全体に暗くなっちゃったな〜。なんせ割と出てはくれるんですが、
いつも出る場所が高いし、逆光になるし、しばらくネバると疲れてきました(^^;

  
ちょっとまわりの林の中をうろうろすると、タチネコノメ?(左)が沢沿いにあったり
早くも咲いているイワナシ(右)があったり、面白い出逢いがさっそく続きます。

  
コチャルメルソウ(左)も、まだ咲き始め風でしたが、見られました。
そして、なんとも見事な風合いのハグロシハイスミレ(右)も発見。なんか堂々としてんな。

  
こちらも早くも、といいたくなるスミレサイシン(左)も発見。
意外だったのは、あちこちで見つけたコタチツボスミレ(右)。正確には山陰型の方だけど
このあたりにも結構あるんですね。地元では見ないけど見落としてるのかな〜。

  
大満開のダンコウバイ(左)もありました。ここまでくると見事の一言。
そして、ちょっと逆光気味になりましたが、これも満開のヤマナラシ(右)も発見。

  
湿った林床では、ショウジョウバカマ(左)も見つかりました。
そして、カンアオイ類(右)も少しだけ発見。ここのはなんて種類なんだろう?
しかし株数も少なく、期待していたギフチョウは完全に空振りでした。本当にいるの?

  
早くもつぼみをつけたオオイワカガミ(左)もあったので、つぼみのドアップを撮影。
そして、嬉しかったのは、こちらの芽生え(右)。何気ない風ですが、これはなんと
ド貴重品のキバナサバノオなんですよね。今年も健在で嬉しい限り♪

  
ミヤマカタバミはあちこちにいくらでも咲いていました。その中には、
ややピンクの濃い株(左)や、奇形なのか花びらが6枚の株(右)なども発見。

  
早くも満開状態のオオカメノキ(左)も見事に咲いていました。
嬉しかったのは、小さな沢で見つけたタゴガエル(右)。けっこう声がしてたので、
ただいま繁殖期真っ只中という様子ですね。このあたりはナガレヒキもいるんだよな〜。
そのあたりも時期を変えて一度じっくりと探してみたいと思います☆


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